ダンケルクのレビュー・感想・評価
全733件中、701~720件目を表示
めちゃくちゃ面白いのだけど…
そりゃもうノーランですから、IMAXを十二分に活かした美しい画作りも期待以上ですし、ハンス・ジマーの無階調で盛り上がる音楽も相まって、逃げ場のない状況を更に追い込んで行ってくれて、めちゃくちゃハラハラドキドキと面白いのだけど…
ん?と引っかかるところがある。
あれ?昼なの?夜なの?
あれ?さっきの人なんでここに?
時間軸が昨日に行ったり今日に戻ったりちょっと前後したりと、説明なくするもんだから分かりづらい!
気になって没入感が削がれました…
二回目だと印象変わるかもしれないので、もう一回観る!
昔の戦争映画のよう
生々しさのない昔の戦争映画のよう。
スピットファイヤの空中戦は当時のフィルムを模したようなセピア掛かっている。
脱出に次ぐ脱出にハラハラするけど、割とアッサリ抜け出す感じもして「危機一髪」な感じは予告編ほど感じなかった。
予告で盛り過ぎたんじゃないかな?
時系列が錯綜するので、シーンが飲み込めない時もあるけど、最後に回収します。
英海軍の偉いさんがノブリスオブリージュを発揮するラストはフランスへの配慮かな?
こんな戦いがあったことを知るだけでも見る価値はあります。
やっぱりIMAX最高
陸海空からの描写が上手い戦争映画でもあり、ヒューマンドラマでもある所に好感が持てる。ドイツ軍の兵士が一切登場しない演出も恐怖感を煽る作品。IMAXで観るべき1本。
先入観
124本目。
お手本の様な作品だと思う、俺なりに。
音楽での煽りやたらあるんだけど、冷静に怖い位冷静に撮っている様な気がする。
だからイマイチ伝わって来ないんだよな。
戦争、戦地の数だけ奇跡や悲劇があると思うんだけど、この撮り方だと、あっそうなんだ位にしか感じなかった。
戦争映画に対する俺の先入観だからなぁ。
申し訳ない気がする。
あと、ダンケルクじゃなくダンカークじゃね?と。
まぁ、いっか。
ちょっとハードル上げすぎた。
「ダンケルク」2D字幕版で鑑賞。
*概要*
史上最大の救出作戦と言われる「ダイナモ作戦」が展開された、第2次世界大戦のダンケルクの戦いを描く。
*主演*
フィオン・ホワイトヘッド
*感想*
かなり評判が良くて、前から気になってました。あの林修先生が太鼓判を押したので、初日に鑑賞。
感想としては、個人的にイマイチでした。映像の中では非常にスリリングで、緊迫感のあるBGMがとても良かった。あと、銃撃戦シーン、救出シーンはとてもリアルに描いてた。でも、そこまで大傑作!とまでにはいかなかった。個人的に普通の戦争映画でした。
普段、戦争モノは観ないので、辛口なレビューになってしまいましたが、、ん~ちょっとハードル上げすぎたかな?(^^;
戦場で迷子になる
ノーラン監督、戦争モノ。
しかも伝説の大撤退戦。
観る前から大スペクタクルを期待をしたが、予想は裏切られた…。
ダイナモ作戦の説明的描写はありません。
ただポンとダンケルクに放り込まれる。
兵士それぞれの目線。
常に死が隣にいる緊迫感。
これが戦場なのだ、と言わんばかりの編集。
たった90分、テイストもいつもとは違うが、
見た後に体がズッシリ…という
観後感だけはいつも通り。ぜひIMAXで。
爽快感や達成感はほとんどない。
ハンバーガーヒルを見た後に似ていたなぁ。
戦争の中でも、民間人が失ってはいけないモノをマークライアンス船長に教えられた。
ただ一つ気になったのは、駆逐艦とはいえ、軍艦があれ程早く被弾後に沈むものだろうか。リアリティを全面に出しているだけにやや疑問。
鑑賞ではなく追体験
IMAXで鑑賞してきました。
ノーラン作品、しかも戦争モノなのに本編短いな〜と個人的に長尺映画が好きなので少し残念に思っていましたがボリューム満点、限界でした。
99分間緊張が途切れず焦燥感に駆られっぱなしで上映後はひたすらに放心状態で上の空でした。
チクタクと急かして止まらない時計の音が不安を煽ってきます。
4DXでも上映しているようですがアトラクション感覚で観る様な作品でもないので正直正気の沙汰では無いと思えてしまいます笑 疲労感えげつないだろうな…
ぜひIMAXで見てほしい
試写会にて鑑賞しました。
まず内臓に響く床や空気が揺れるほどのライブ感ある爆音。CGにこだわらないリアルの映像。
始まってからずっと早く早く早くと焦り続ける。主演のの子は若手なのに初々しさはなく戦争の焦燥感漂わせてる。けれども生き抜くための強さを感じる。
若手を中心にトム・ハーディやマーク・ライランス、ケネス・ブラナー達ベテランがしっかりと周りを固めストーリーに重みを作る。
トム・ハーディの相棒役の子が綺麗な顔してたんで調べたらジャック・ロウデン。覚えた!
IMAX推奨
一斉試写会で見てきました
迫り来る恐怖に挑む若者たち
銃撃音、爆撃音、エンジン音が身体中に響きました
この迫力はIMAXでしか体験できないと思います
是非IMAXでご鑑賞下さい
ノーラン監督は裏切りません
自分が戦場にいるかのような臨場感
のっけからIMAXの重低音がお腹に響いて臨場感が凄かったです。
最初のシーンからもう自分が撃たれてるかのような錯覚。
フランスの海辺ダンケルクという戦場の中に入り込んでしまったかのような感じでした。飛行機の操縦桿を自分が握って美しい大空を旋回しているような気分になったり、暗い水中で溺れてゆくシーンでは息苦しくなったり。さすがのノーラン監督、普通の戦争映画ではなかったです。
激しい戦闘シーンはありますが、敵との戦いの様がメインなのではなくそこに描かれてるのは終始【人】だと思いました。
それぞれの極限状態での心境や姿、陸海空それぞれの持ち場での人間模様。HOME=故国 という言葉が繰り返しキーワードのように出て来て印象的でした。
現場で戦争をしたくて戦ってる人なんてたぶん誰もいなくて。
いつの世も自分や自分の愛する人、家族、その人達が暮らす国をただ護りたい。その一心で目の前の過酷な戦場を生き抜く 又は 死にゆくものですよね。ギリギリな状況下では、人はいかようにも鬼にも仏にもなりうるんだな、とも。ノーブレスオブリージュや、民間人も含めた愛国心などが描かれ心動かされるシーンも随所にありました。
陸海空それぞれの立場、時間軸の異なる状況で、それぞれの現場で持ちこたえる兵士や民間人を描く独特の視点が、ノーラン監督ならではの素晴らしさだと思いました。
あまりに臨場感が凄すぎて、撃たれるシーンでは弾丸の音がする度、
思わず身をすくめて弾を避けようとしまった程です。
迫力の映像をぜひ劇場の大画面で体感して下さい。
ノーラン監督作品の素晴らしい実話作品!!!
実話作品ですが、一番大好きな作品になりました
緊張感、緊迫感ありまくりの約1時間45分・・・いや、2時間以上やったんじゃねっ?って思わせるほどの感覚にさせる実話戦争映画は初めて観ました。驚きでした!!衝撃でした!!
セリフ1割、演技9割と言えるほど会話シーン少なめのリアル差を追求し、映像・音・銃声の効果音もすごい(IMAXで観る時は音にはビックリするのでご注意を。)そして、BGMが緊迫感・緊張感を向上させ、最後まで驚きでした。
なぜ、この最大級の救出作戦「ダンケルクの戦い」が日本ではあまり知られていなかったのかが不思議なぐらいすごい内容でした。ダンケルク・スピリットは今の日本人も知るべきだと思います。クライマックスも素晴らしかったです。
トム・ハーディーやケネス・ブラナーなど有名人もでますがキャストはすべてイギリス人。
もう、有名人は無視してかまいません。全員すごいです。すばらしいです。
ノーラン監督名物のCGなしのリアル差もすごい!!エキストラ人数のすごさも圧巻!!!
陸海空すべて敵だらけの緊迫した展開を同時進行で進んでいくストーリー展開もみどころありあり!!
試写会という形で拝見しましたが、公開したら、必ず観ます!!親とか、友人にもこの作品のすごさを観ていただきたい。もちろんIMAXで(笑)
ハッキリいって、初めて5点以上付けたかった作品でした。
出口なし
IMAX試写にて。
冒頭からほぼセリフなし、爆音でいきなり戦闘の中に置き去りにされる。
主人公らしい人物はなく、それぞれの視点で話が進むが、戦地において現況を把握できる一兵卒はいるはずもなく、何も分からないまま、ただ逃げるのみ。
時計の音が観ているこちらの焦燥感を煽り、心拍数が上がってしまった。
戦争ものにありがちな、命の大切さを訴えるとか、不条理さとか、そういったものはなく、ただ淡々と進むのがノーランらしい。
そんななかでも、マーク・ライランスをはじめ、無言の演技の存在感がすごい。
最後はトム・ハーディが持っていくが、そのシーンがひたすら美しかった。
ストーリーがあまりないため、受け入れられるかは人によりそう。
試写では、気持ち悪くなったという声もチラホラと聞かれた。
これは残酷なシーンとかではなく、溺れる人目線の沈没シーンや、戦闘機のリアルな描写による映像のブレによるものと思うので、映画慣れしている人なら問題ないかと。
成田のIMAXで
IMAXの試写会で観ました。最初と最後は上下が隠されるのですが、ほぼフルサイズでの上映でした。
大音響、重低音、場内を駆け巡る銃弾の音に圧倒されっぱなしでした。戦闘シーンより逃げ回ってばかりいるような気もしますが、静かな場面に詩があったと思います。滑空していく戦闘機が美しい。
地獄を見た主人公が戦闘を伝える新聞を読み終えた後の表情が何とも言えませんでした。
IMAXでなくてもラージスクリーンのフォーマットでご覧になるのを強くお勧めします。
名もなき者の話なき物語
なぜかヒットメーカーの代名詞となってしまったクリストファー・ノーランの新作を、試写会にてIMAX2Dで、鑑賞。
40代以上を中心に、当然ながら満員でしたが、クリストファー・ノーランの新作の割には、熱量は低めな印象。
もしかしたら、従来の映画ファン以外の客層が来ている可能性もあります。
戦争映画を観る時、いつも違和感を感じるのが、ストーリーの存在。
戦争の最中に美談のような起承転結をつけること自体に嫌悪感を抱くし、明確な敵を示して戦況に一喜一憂するのもナンセンスに感じる。
その点、この映画は特異な映画だ。
物語は消滅し、感動とは程遠い。
一体何が起こっているのか、どこの誰のなんの話しなのか。
観客は一切を提示されないまま、そこに投げ込まれ、傍観するしかない。
そこにあるのは、ただただ「戦争」。
終演後、とぼとぼと帰る観客たち。やはり熱量は高くない。
ただ無口に、劇場をあとにする。
手放しに「スッゲーいい映画観ちまったよお!!!」なんて、言えない映画なのだ。
今までのない戦争体験で恐怖を感じる
「海」「陸」「空」で織り成したスペクタクルな画面で戦争を見せるというより、戦争をリアルに体験させる映画。
一方で、また「海」「陸」「空」はそれぞれ観客の全く異なる感情を呼び起こす。
「海」はダンケルクを囲んでダンケルクからの脱出の難関であり、最も恐怖の象徴でもある。深海や水中に溺れる人々のシーンはかなりのインパクトと危険の信号を作っているはず。
「陸」は島で無形の牢屋そのもの。イギリス人、フランス人...誰でも脱出しようとするが、そうにはできない。
「空」からは危機と希望はともに降りてくる。敵軍の戦闘機は爆弾を投下して陸と海の人たちの命を脅す。イギリスのパイロットは逆に兵士たちの希望となる。兵士たちの安全を確保するために敵軍の戦闘機を墜落させなきゃいけない。
三者のシーンは心理的に観客に違う感情体験、身体的に違う視覚体験を与える一方で、それぞれ関連し、壮大な脱出映画を成している。
特にこの映画の前半はイデオロギーのものをあんまりに深く持たず、揺いでいるカメラでダンケルクからの脱出の緊張感と絶望感をうまく出している。
国から首相からすでに見捨てらるイギリスの兵士たちは、自分のホーム(国)へ帰る決心は失わない。
が、
彼らは、自らの命のため、他人の命を漠然と捨てられる。
しかし、それは決してイデオロギーのものを強調しないというわけでもない。
最後にホームから多くの人々が船で援助を与えるとき、国の予定以上の兵士たちが救われた。彼らは故郷に帰っても想像のように嫌われるより、全ての人が彼らを歓迎している。
生きて帰ってきたらそれで十分だと。
すなわち戦争は国のためというより、全てのイギリス人のためのもの。
兵士たちはホームからの人々に救われ、また返って国=ホームの人々を守るんだ。
第二次世界大戦はすなわちホームの人々、世界の人々のための戦争だ。
それまで見せられた脱出も、最後に観客に戦争の神聖を伝えるためのものとなる。全ては人々(兵士とイギリスの市民)の助け合いに収束するのだ。
特にきになるところは、船長の息子は、殴られて死んだ男の子の死を「犯人」に言わなかったところ。「犯人」と言っても戦争で精神的な問題のある男だ。本当には誰のせいでもなく、戦争あるいはドイツ軍のせいなのだ。
この映画は、最後にこそ、何のいわかんもなく、自然に大きな世界平和のための戦だと第二次世界大戦を定義し、前後にバランスよく、イギリス兵士たちの参戦、ダンケルクからの脱出にある大きな意味を伝えた。
映画を観終わって、とにかく海のシーンで息苦しさを感じたり、CGなども使わないことと、カメラワークの独特なアングルで作られた臨場感に圧倒されたりした!
全733件中、701~720件目を表示