ダンケルクのレビュー・感想・評価
全733件中、681~700件目を表示
兵士にトランスするような不思議な感覚・・・
IMAXでみました
前情報など集めず、よくある戦争モノだろうと想像して見ました
予想は大きく裏切られます
「ただ撃ち合い、人が死にます 老人は立ち上がり激戦区へ向かいます」
ただそれを見るだけの淡々とした映画です
監督の狙いは 人間の無力さ、戦争の恐ろしさと理不尽さを際立たせるため
それを薄めてしまう要素「政治・個人の情報」を一切排除することだと感じました
そのおかげで映画が進むにつれ、まるで自分が戦地で取り残された感覚になります
だからこそ私たち観客は主人公の結末に感動するのです
まず人を選ぶ作品です だれもが高得点を付ける作品ではありません
人物の背景描写は希薄、政治背景もほとんど語られません
淡々と時間が経過します それは覚悟して欲しいです
しかし その美しく厳しい海の景色、
響く銃声と戦闘描写、決死に挑む人間たちの覚悟と葛藤は
十分見る価値のある作品だとも思いました。
見るならぜひ大画面で、大音量の映画館で見て欲しいと思いました
ノーランさんやっぱり好きだ!
ノーランさんだけど戦争映画だから期待してなかったけど、面白かった。戦争映画というよりノーラン映画。それぞれが時系列になってなくて、また見たいと思わせるとこ流石!ノーラン映画は映画館で!!2台目に落ちたスピットファイアの人がイケメンすぎて最後まで輝いてた。
息が出来ない…
自分自身、学生として世界史を学んでる上で興味があり観たのですがとにかく息が出来ないです!ノーラン監督の「ダークナイト」や「インターステラー」などの作品はどれも迫力があり、映像が凄まじいです。監督自身CGを使わないことをプライドとしているのでとてもリアリティがあり、まるで自分が戦場にいるような錯覚に陥ります。又、ノーラン監督の映画は音楽と作品の融合もポイントなので今作の「ダンケルク」も音楽の迫る様な感じが映画の緊迫感を高めています。レビュータイトル通り銃撃戦のシーンが多く一段落着いたと思った瞬間また敵による攻撃の連続で常に死と隣り合わせの恐怖、もし選択を間違えたら…もし、今そこに居たらた…という恐怖や緊迫感が半端ないですし、IMAXカメラで撮っているので臨場感はとてつもないので是非IMAXシアターで観ることをお勧めします!個人差もあると思いますが個人的にセリフが2時間の中でとても少なかったなと思いました。だからこそセリフ一つ一つに重みがあり、よりシーンに集中出来ました。戦争映画をあまり観ない僕ですがただの戦争映画でなくエンターテインメントとしても実話映画としても十分楽しめる良い映画に出会えたと思います!
スピットファイヤがかっこいい
圧倒的なリアリティそして重量感、VFXを使ったアメリカマンガに飽き飽きしていたので久々に興奮する映画を見せてもらったという感じ、やっぱりハリウッドは原点に帰ってくれと願いたい。物語は一人の敗残兵のサバイバルであり、海岸での1週間・民間の救助船の1日・そして戦闘機の1時間である、そのため重複する場面が3回続くことになりちょっと混乱するかもしれない。そして戦争というものは実際の戦闘ではなく優秀な武器によって死んでいくんだと感じた、これは古今東西一緒だ、結局はより強い武器を持った者が強いということだ、現代で言うならば水爆ミサイル持った者の勝ちということだ、金正恩の気持ちもわかるような気がする。しかし、スピットファイアがかっこよかった、メッサーシュミットももっと強かったと思うのだが、ロールスロイスエンジンの宣伝だったのかな?
ノーラン監督は裏切らない
やっぱり、ノーラン作品は素晴らしい!
冒頭から、まんまと世界に引き込まれました。
あまりにリアルな戦場の描かれ方、その臨場感のせいなのか、始まってものの20分くらいで自分でも理由が解らない涙が流れました。
恐怖感なのか、絶望感なのか…
いつも怖い人なトム・ハーディが、今回ステキでした。
評判通り。
セリフのほとんどない展開でまるでアトラクションで映像に接しているみたい。
ダンケルクからただただ脱出するだけのお話だけどしょっぱなの街中での銃撃戦から海岸での爆撃シーン、等々爆撃戦がただひたすら続くだけ。だからこそ戦争の惨さ、無駄さはしっかりと伝わってくるのかも。
イギリスよりのヒーロー話が盛りすぎだとは思うけど登場人物の背景話がないぶん戦闘シーンの連続でいっときたりとも息つく暇がありませんでした。
ジャンル「ノーラン」という映画
見終わって「良かったー」と思う反面、もう1度見たい?と聞かれれば「あ、もうお腹いっぱいです」と答えてしまう・・そういう映画ですね。
戦争なので色々と大変です。その大変っぷりはIMAXか、爆音系の映画館で見ると更に高まります。もう船の横っ腹に縦断の小さな穴が1つ開くだけで、見てるこちらの胃もキリキリします。ですが、殊更に戦争の悲惨さを描いてる訳でもない。救助劇ですが、ロマンチシズムに溢れカタルシスを以て描くでもない。時系列の異なる3つのスタート地点を持つ「ダンケルク現地(のイギリスの二等兵)」「救助に赴く英国老人の商船」「スピットファイヤ3機」のドラマが淡々と進んで、遂には同じ場所時間で交差して、そしてそれぞれの結末を迎えるだけ。
つまらない訳じゃないけれど、見終わったら疲れて感動というより仏頂面になってしまうのが、劇中の英国軍人達と完全にリンクしてて、映画というより、ひとつの体験に近いですね。
あと空撮が良かったです。デジタルカメラではなくフィルムならではの空気感という事でしょうか、大海原やダンケルクの海岸線が、最後の最後までとても美しく撮られていて、印象に残りました。
退屈で地味
良く言えば戦争を忠実に再現しようとした映画、悪く言えば退屈で地味な映画
凄惨さもなく、絶望感もなく、大抵の映画でかっこよくなる戦闘機のシーンもとにかく地味で派手さのかけらもない
これはオタク向けで、あの戦闘機は博物館から借りたんだとか、あの船は!とかそういうのが好きなオタク向けで、一般人には相当つまらない映画です。
ノーラン&ハンス節
戦争映画でもノーランらしさが滲み出ます。
分かりやすく感動させたい場面はそのように、
また無駄に台詞を入れない感慨深いシーンとの
バランスがとても良いなと思いました。
プライベートライアン、
スターリングラードを彷彿させますが、
尺を短めにして正解です。
映画館慣れしている方はぜひIMAXで。
ハンスジマーによる終始流れてくるおびただしく異様な劇伴により物語が...
ハンスジマーによる終始流れてくるおびただしく異様な劇伴により物語が陥っている極限状態へとこちら側もすぐさま引き込まれていく
登場人物の背景を排し、ダンケルクでの救出劇にのみ絞り込んだ事もこの没入感を可能にしたのだろう
おそらくノーランが推奨してる視聴環境を抑えている劇場は日本には無いだろうが是非ともIMAXで見る事を勧める
ノーラン作品の中では多分脚本、プロット的には1番スリムかつ尖っている映画である
昔の戦争映画なら
昔の戦争映画なら、逃げ遅れた兵を救出してバンザイ!となるのですが、本作品は物語性を排除して、淡々と進めるので、受け入れない人が多いような気がします。
個人的にはBGMと相まって、ジワジワと緊迫感が伝わって来るのが好きです。
そもそも撤退戦なので、感動的な物語にはならないと思います。その点を勘違いして、作品の評価を落として欲しくないですね。
ノーラン監督のこだわりカットも多く見られましたので楽しめました。
しかし今回もCGは使っていないのでしょうね。
まったく、何隻船を沈めたら気がすむのやら(^_^;)。
そういえばドイツ兵が出ていませんでした。
敵兵が出ない戦争映画というのもいいですね。
所謂ひとつのループもの。船に乗る。沈む。泳ぐ。(繰り返す)
それをノーラン監督が撮る。IMAXで観る。
素晴らしい体験ではあるのだが人によってはエンターテイメントとは思わないだろう。ラスト近くの演出もフリではなく完全に絶望。観るPTSD.魚雷ショック兵士を劇場で量産するシステム。身構えて味わうのもよし、気軽に観て死んでくるのもよし。
これは劇場で、IMAXで観るのがマスト、ソフトでこの体験を得るのはたぶん不可能。(将来的に完全にシアター体感できるHMDとか開発されたならいけるかも。)
IMAX名画座みたいなシステムできませんかねー。ノーラン作品3つずつくらい深夜から明朝まで上映、死んだように帰宅して翌晩またノーラン。すごく体力が要る。
緊迫感の連続
映像、音楽、効果音が渾然一体となり押し寄せてくる。
撤退を余儀なくされたイギリス軍。
ここから脱出できるのか。
とてつもない緊迫感だ。
台詞を最小限に抑えその映像に全てを託す。
あえてストーリーを追わせない。説明も最小限。
凄かったの一言。
陸、海、空そして一週間、1日、1時間と時系列そして空間を巧みに編集して見るものをその場にいるかの様に誘導していく。
映像を目を凝らして見ていないと自分がどの場所、どの時間にいるのか混乱してくるだろう。
戦場とは常に混乱しているという特異な状況なのだろう。
この緊迫感はあたかも自分が戦場にいてどんどん逃げ場を失って絶望していく様だ。
106分と最近の映画では短いと思うがそれでいいのだ。
長いだけの昨今の映画にこの映画を見習ってほしい。凝縮された映画は時間を忘れさせてくれる。
流石クリストファー・ノーラン監督が作り上げた作品。
僕が見た回はデジタル映像上映だがノーラン監督の意向でフィルム上映があるという。
こだわりの映像を見なければと思わせる映画だった。
I MAXで迫力の救出劇を体感
フランスの海岸ダンケルクに残された兵士の帰還。
戦闘シーンは空軍の援護射撃のみで、ひたすら兵士が海路で撤退する姿を描く。
ダンケルクの防波堤での1週間、民間船の1日、空軍パイロットの1時間の同時平行。
ダンケルクの桟橋から引き揚げ船に乗り込んでも、爆撃を受けて海へ投げ出される兵士。
魚雷で破壊される船。
まさに生き残る執念が生死を分ける。
民間の観光船が徴用されて、ダンケルクへ救出に向かう途中、逃れてきた英国兵を救助する。
彼はダンケルクに戻ることに抵抗し、悲劇が起こる。
空軍のパイロットはドイツ機の爆撃を阻止するために迎撃。果敢な空中戦を繰り広げる。
緊張感溢れる映像は、観ている者も引き込んで恐怖心を煽る。
無事に帰還出来るかどうかのスリリングな展開。
音楽も臨場感を煽る。
ひたすら暗い…
陸・海・空の三視点から脱出劇に至る重厚なドラマがあるかと期待して鑑賞したのですが、そんなことはなく只淡々と物語が進むだけでした。
それぞれのストーリーも印象が薄く、主人公とギブソンもなんとか他の歩兵に紛れて乗船する→失敗するの繰り返し。会話もほとんどありません。
ストーリーもあれですが、とにかくこの映画はBGMが全てを台無しにしてると思います。ひたすら暗く、同じようなBGMがずーっと流れている。もっと場面に合ったBGMは付けられなかったのでしょうか?
何を伝えたかったのか全くわかりませんでしたが、陰鬱な戦争映画を106分観たいという方にはおすすめできるのではないでしょうか。
全733件中、681~700件目を表示