ダンケルクのレビュー・感想・評価
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第二次世界大戦中の仏領土内のダンケルク海岸に追い詰められた連合軍(...
第二次世界大戦中の仏領土内のダンケルク海岸に追い詰められた連合軍(仏・英)が民間人や空軍の力を借り、英国への脱出を図る物語。
上映中は監督の演出や音楽などで自分がその場にいる感覚を味わう。そして、戦時中の逃げ場のない恐怖感をこの映画で体感できる。 https://t.co/PqD3bvCL5N
期待しすぎたかな
ノーラン作品凄く好きなので、今年1番楽しみにしてたんですが、、、。
映像と、空海陸での時間軸のズレの撮り方は良かったんですが、内容は全然ダメでした。臨場感も全く感じません。
なんというか、そんなに追い詰められてる感が出てません。兵士たちは黙って船に乗る順番待ってるし、陸から責められてる感は全くないし、、、と。
次に期待します。
ある意味楽しめた。 戦場の悲劇っていうよりも、戦場ってこうなの?っ...
ある意味楽しめた。
戦場の悲劇っていうよりも、戦場ってこうなの?っていう発見。
はじめからそう。
道歩いてて、いきなり銃撃されるが、あんな風に逃げんの?っていう驚き。
今まで何となく見てきた戦争映画だと、物陰に隠れて、どっから撃ってきたか周り見て撃ち返したりする。
これはそんなの関係なく、脇目も振らず、横にいたやつが撃たれようと、とにかく走って逃げる。
浜辺でも、爆撃されているときは、みんなとりあえず頭抱えて地に伏すだけ。
桟橋ではその場にしゃがむだけ。
あっけないというかこれが戦場なのか?
主人公が声を荒げたりしないので余計にそうなのか?
今までにない戦場。
時間軸を3つ。
空と海と浜辺で、一時間一日一週間と、時間の進みかたを変えて、最終的な決着地点に向かわせるという技巧。
これは巧かった。
映画の技巧として秀逸だと思う。
この作戦がどういう背景のもとで行われたのか、どう戦局に影響したのか、それは知らない。
ただ、戦場の一場面は見れた。
そんな感想。
逃げろ!逃げろ!!
敵に包囲され 逃げるには海しかない
しかし空からも爆撃 海からは魚雷
逃げては溺れ 陸に引き返し
彼らは生きて祖国に戻ることができるのかと
ハラハラドキドキ今までと一味違う戦争映画
視点は逃げる側だけで敵の姿は映らず
まるで 映画ジョーズのように
突如として襲い掛かる敵!!
兵隊でもなく 一般の人々が自分の船
それも小さな船なのです!!敵に襲われるかもしれない
一般人だから武器も持たない
でも助けるべくダンケルクに向かう姿は感動的です
戦闘機のシーンは空中戦が凄かった
いったい どのようにして撮影したのか
凄かった!!
あっとうま間に時間がたってしまった
ノーランの映画としては短かったです
IMAXの音響は素晴らしいが、それだけ
映画『ダンケルク』を見てきました。IMAX2D版で見たのですが、褒めるべき点はこのIMAXの観点だけです。映画としてはどうでしょうか、いまいちだと思います。
物語に芯がない。無論、ダンケルクの撤退が中心なのだが、スピットファイアの飛行機乗りであったり、民間でありながら救出に協力した一家であったり、救出される側の兵士が描かれるのだが、それぞれの背景が描かれないので、散漫な印象を与える。映画としてどうかと思う。
ただ、IMAXの音響は素晴らしく、本当に自分の耳のそばを銃弾が飛んでいく感じがします。
戦争を見せる映画ではない、戦争を体験する映画
待ちに待ちました。そして待ったかいがあった。
ノーランが実話、しかもテーマは戦争…どうなるのか全く想像つかなかったけど、どっからどう見てもノーラン作品でしかなくて安心。
そんな期待感とIMAX効果も手伝い、初っ端から異様な緊張感。
重いBGMとのしかかるような曇天模様を映す冷たい映像、それだけで戦争というものの異質で非情な本質が伝わる。
「戦争映画」にはつきものの血しぶきや銃声、うめき声、叫び声、涙、男女や家族のドラマ、人間らしくて生々しいものがこんなに排除されているのに、戦争って本当に怖いと思わせる。
それはこの現場にいるかのような映像・音響効果が、戦争が人間ひとりではどうしようもできない、とてつもなくでかい天災のように見せられ、絶望にも似た気持ちになるからかもしれない。
その絶望に光を差し込ませるのは、勇敢な人々。
その彼らにすら、余計なドラマを与えて美化するようなことはしない。
本当の戦争とは、他人の生い立ちやその後なんて知る由もないまま、任務を遂行し、走って、あがいて、生きのびるか死ぬか、そういうものなんだという冷たい現実を思い知らされる。
「過酷な現実」を見た、というショックは、
「すごい映画」を観た、という充実感、満足感とないまぜになって
やっぱり、こんなにのど元握られるような思いをさせてくれるノーランて偉大だな、と、改めてノックアウトされた土曜日。
役者も、よかった。もちろん。
勝ち負けよりも大切なのは生きること
目が覚めたら、いきなり目の前に戦場が広がってて、いますぐここから逃げたいんだけど逃げ出す術がない
どーしよーー>_<
誰か助けて >_<
そんな映画だった
まるで私もそこにいて、無理やり参加させられてるような臨場感があって
そこでは正義とか義務とかっていうキレイごとでは語れない戦争があった
勝つか負けるかではなく、生きるか死ぬかの問題で
勝つことを放棄して、生きる道を選ぶことは、決して恥ずべきことではなく
勇気ある選択である
このわずか106分の疑似体験で、私の心臓はかなり限界だった
世界中の人が「ダンケルク」を観たら、みんな戦争に行きたくなくなると思う
スピットファイアだけ
戦争映画の大作?CGが嫌いな監督作品だけあって40万の将兵が1000人人もいない、一人ひとりの間隔を広げて船を待つ将兵の列を長蛇に見せているのでスカスカ、人間とはそういう生き物だと見せたいのだろうが、船を待って列を組む人々を無視して自分が生き残る事だけの人間を見せられて映画に入り込めない。時間軸は斬新なのだが、貧弱な航空機戦を重厚に見せるための知恵にしか思えなく空しさが残った。時代がと言えばそれまでなんでしょうが「ノルマンディー」「遠すぎた橋」近年では「プライベートライアン」好きの私は☆一つでも多いいいがします。観賞後の空しさは久々でした草。スピットファイアが好きな人は見ても良いかな。
これも戦争
ノーラン作品という事で、静かに期待しながら観賞。
台詞はあるが、まるで無声映画を観ているような気分になった。
戦争のほんの一部分を切り取ったに過ぎないのだが、戦争のスライドを見ているような感覚に陥った。
ノーラン作品を知らない人は、どうだろうな。
感動しないのは非IMAXのせい?
時間軸が3つあってわかりにくい。
それ以外にもわざと理解しにくくしていると思える。
映像すごいと聞くが、非IMAXでは大したことないし、
CG嫌った悪影響で登場する飛行機少なすぎるのがおかしいと思う。
戦場の恐怖と緊張に特化したタイムリミットサスペンス
クリストファー・ノーラン監督最新作は、
監督初の、実話を基にした戦争映画。
1940年、ヨーロッパ侵攻を続ける独軍によって
フランス最北端の港町ダンケルクの浜辺に
追い詰められた約40万もの英仏の兵士達。
陸海空と逃げ場なしの状況で繰り広げられた、
史上最大の撤退作戦の顛末が描かれる。
...
とある物事を活き活きと写し取ることを“活写”というが、
『ダンケルク』を端的に表すのにこの言葉は持ってこいだ。
この映画は救助を待つ者、救助に向かう者の状況を、
ドラマチックな演出を極力排した冷徹な視線で活写する。
感傷的な音楽はほぼ無く、台詞も最低限。
代わりに劇場内を満たす音は、突如として
耳をつんざく銃撃音、10m先で着弾する爆撃音、
じわじわと近付いてくる敵戦闘機のエンジン音、
銀幕には、攻撃に晒された兵士達が、生き残る為に
ひたすら走り、泳ぎ、逃げ惑う姿が写し出される。
劇中の音楽はほとんど緊迫感を高める為の効果音で
(ハンス・ジマーが今回もまた良い仕事)、
1/4拍子で刻まれる秒針のような音、その上に覆い
被さる不穏な響きが、否応なしにこちらの心臓の
鼓動に働きかけ、タイムリミットサスペンスの
ジリジリとした緊張感を効果的に伝えている。
おまけに戦闘機や戦艦についてはなんと実際の機体を
修理して撮影したそうな。ダンケルクの浜辺も実際に
撤退作戦が行われた場所で撮影されたのだとか。
ここまでくるともはや、“戦争ドラマ”というより
戦場の恐怖と緊張を再現して記録する試みに近い。
...
その一方でこの映画は、単純に時系列通りに
事象を追うだけの構成にはなっていない。
・ダンケルクの浜辺で逃げ惑う兵士達を1週間、
・ダンケルクへ救出に向かう船での出来事を1日、
・ダンケルクで空戦を繰り広げる戦闘機乗りの姿を1時間
という異なる時間軸で描くトリッキーな手法がそれだ。
これは3箇所にいる主人公たちを均等な
尺で描けるという利点もあるのだろうし、
ダンケルクの沖に全ての登場人物が集結する終盤で、各時間軸が意外なところで繋がってゆく
というサスペンス的興奮も与えてくれている。
また、ひたすら写実的に描かれているからこそ
言葉少なに語られる部分などが活きてくる。
ケネス・ブラナー演じる海軍中佐やトム・ハーディ
演じるパイロットが印象的だが、なかでも、マーク・
ライランスが演じた民間救助船の船長が好き。
危険な戦場に向かう理由を問われた彼はこう答える。
「我々の世代が戦争を始め、子ども達を戦場に送ってしまった」
常に冷静な彼が、珍しく声を荒げる場面が
ひとつある。その理由らしきものが最後に
示された時には、少しだけ目頭が熱くなった。
...
しかし、個人的には不満点も少なくない。
まず戦場の苛烈さについて。
戦場の恐怖と緊張は伝わったと思うが
(まあ実際の戦場を見聞きしたこと無いけど)、
『プライベート・ライアン』以降の陰惨極まりなく
混沌とした戦場の映像に馴れてしまうと、今作は
古典の戦争映画のようにやや“クリーン”に感じる。
監督特有の冷徹な映像はその点で痛し痒しな部分があり、
波打ち際の泡の花や迫り来る水の壁などの映像は
独創的だし気だるい絶望感があって良いが、
一方ではどれほどパニックに陥っても、彼の映像
には統率感と様式美が感じられてしまう。
無論、全ての戦場が混沌としていたとは限らない。
ダンケルクはノルマンディーのように敵味方が
まともにぶつかり合う戦場とは違う。
たぶん監督は、良くも悪くも表現を誇張しないのだろう。
(ドッグファイトや戦闘機の数も、実際の戦闘
でもそうだったかもだが、シンプルかつ少数だ)
しかし総じて、どこか物足りないものを感じてしまった。
戦闘機のパートについては凄腕パイロットの
葛藤や英雄的行動が伝わりづらかった点も痛い
(燃料についてや最後の撃墜に関する描写の唐突さ等)。
若い兵士達についても暗がりだったり油まみれだったりで
主役級のトミー以外の顔立ちが判別しにくく、
これが状況把握のしづらさにも繋がっていた。
最後に一番の不満点。
『約40万人の脱出』というには、終盤の民間救助挺
の数はどうも少なく感じられ、自分の中でカタルシスに
繋がらなかったところがあった。なので鑑賞後に
調べてみたところによると、実際のダンケルク
撤退作戦では、民間の救助挺ではなく駆逐艦や
大型船によって約80%が脱出に成功したらしい
(つまり民間船で救助されたのは8万前後)。
ならばクライマックスにも多少は納得だが……
ここまでリアルにやるのであれば、そういった
事情も映画内で語るべきだったと思う。
危険を顧みず民間の人々が救助に来た事実は
紛れもなく人間的であり美しい話であるが、
ダンケルクの美談には戦争に対する兵士や民衆の
士気を高めるPRに使われた生臭い一面もあった訳だ。
調べると他にも色々と語られていない部分がある。
状況のみを活写するタイムリミットサスペンスに
特化したからだろうと理解はするが、
そこを語らねば単なる美談で終わってしまう。
...
という訳で、
サスペンス映画としての面白さは十分で、
作り手のこだわりもとにかく物凄く、そして終始
冷徹だからこそのエモーショナルなシーンもある。
しかしながら、ノーラン監督の過去作と比べると
いまひとつ心を動かされなかった部分があるのも、
自分の中では事実。
間違いなく観て損ナシだが、やや下げての3.5判定。
<2017.09.09鑑賞>
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