ダンケルクのレビュー・感想・評価
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人は消耗品じゃ無い!!
史実には疎かったのですが
町山智弘さんのおすすめだったので行ってきました。
戦争映画は残酷シーンがダメなので観ない様にしてますが
この映画で起こってる事は、怖いけど、
そんなにエゲツない残酷シーンがなくて
その点では安心して観られました。
そして言わずもがな、ですが、戦争っていうのは
若者たちが意味もわからず、覚悟もなく、
否応なく殺されてしまうものなんですよね。
この映画は作戦とか史実とか英雄とかじゃなく
否応なく殺されてしまう若者の姿を
ただ自分と重ねて感じて欲しいと思います。
自分と同じ様な名も無い彼らは戦場にいたというだけで
ただただ殺されてしまうんですよ。
生きて帰れて良かった〜〜
最後の窓越しのシーンに涙が出ました。
皆が若者たちを救おうと力を合わせたことが最高の勝利。
国民全部が力を合わせて何かを成し遂げた事を
自分たちの誇りとして語り伝えるイギリスに乾杯!
人は心も体も消耗品じゃない!!
全ての国の為政者と人々とがそう感じて欲しい!!
体験型映画
ストーリー無し。ヒーロー不在。カタルシス無し。型破りな戦争映画。
ダンケルクの撤退作戦自体日本人にはあまりなじみがないが、映画はいきなり逃走する若いイギリス人兵士を捉える。彼がたどり着くのがダンケルクの海岸。対岸のイギリス側では民間の船舶が軍に徴発されようとしている。しかしその船の持ち主の老人は、同乗する息子とその友人にダンケルクへ向かうと云って、軍人を無視して出航してしまう。どうやらこの老人はダンケルクに孤立するイギリス兵を救出しようとしているらしい。イギリス空軍のスピットファイア三機もダンケルクへ向かう。撤退作戦を援護する為に。この三組の行動を通してダンケルクの撤退作戦を観客に体験させようというのが作者の意図。体験させるのであって物語るのではないところが型破りなのだ。
もう一つ型破りなのが、陸は一週間、海は一日、空は二時間の話しを巧みなカットバックで一気にラストへ持っていくこと。各々の時制がテロップに出るが、それが最初は何なのか分からない。しかし各々の話しがラストで収斂されていく様は見事。なるほどと思う。
映像的にはCGを見慣れているひとには物足りないだろう。戦闘機も船舶もパラパラとしか出てこないし、三十万人の兵士がいるようにも見えないから。
著名な俳優も何人か出ているが、スターらしいスターはトム・ハーディだけ。しかもトムはパイロット役なのでマスクで全く顔が見えない!これがラストのどアップで効いてくるんだが。現マッドマックスだからね。
いつものように感動の実話ってキャンペーンはウソ。ラストにはいくつかエモーショナルなシーンが用意されているが、泣くようなシーンではない。劇映画だからこういうオチにしているだけ。バカの一つ覚えみたいに感動の実話ってのは観客をだましているよ。
体験型映画だから是非IMAXて観て欲しい。その方がノーラン監督のこだわりも解るし、愉しめる。
2017-61
…え??
わたしがアホすぎるのでしょうか。
そのようです。
話がまったくわからん…😨
セリフと説明の少なさは意図的だと思われます。
そうすれば、行間を読めってことです。
わたしはそこが乏しいのだと痛感。
最初からわからなくて、少しうとうとして、目覚めてから頑張りましたが、終わってしまいました。
あんな爆音の中で寝る自分にもびびりましたが、話を理解できてない自分のアホさにもびっくりです。
少しはWikipediaでも読んでから見ればよかった…😨
映像はすごい!
それしか書けませんね。
これでも、日本史を知らないから『関ヶ原』みるのはよそうと自重して『ダンケルク』にしたのですが、せっかくのIMAXが台無し。
次からは林先生を横に置いて、わからないところで一時停止⏯️して、解説してもらってから再生▶️したい。
ただただ生き残ろうとする
ドイツ軍に包囲されたダンケルクから脱出しようとするイギリス軍を描いた物語。史実に基づいてるからかストーリーは単純。どんなことをしても生き残ろうとする兵士たちと、救おうとする人たちが描かれる。
たしかに話に驚きや深みはない。ただ映像の迫力はさすが。これどんな撮影したんだろうと思うシーンがたくさんあって、目が離せない。
登場人物の描写も簡素。背景どころか名前さえもわからないまま話が進むという珍しいものだった。誰か特定の人物の物語ではなく、歴史的な事実を忠実に描こうとしたのかもしれない。
生き残った兵士たちを英雄的に描くわけではなく、エゴや縄張り意識といった汚い部分と、それでも捨てられないヒューマニズムを抱えていたリアルな人間として描いているところは好感が持てる。
そして生き残った人間と死んでしまった人間の差はわずかなものだということを徹底して表現していたのも印象的だ。
大絶賛する気持ちにはなれないが、確実に心に残った映画。
とにかくimaxで観よ!
予習してから見た方がいいですよ
1週間、1日、1時間の物語であること
この時間の流れの中で、話が進んでいるとスムーズに理解できるかと思います。
いつの間に、30万人助けた??
なんのことが奇跡なのか?
浜辺の人数が少な過ぎだよ。
さっき、このシーン見たぞ。
ああ、そういうことか。
最初に、1週間、1日、1時間の流れがわかってたら、もっと楽しめたかも。
登場人物の名前が思い出せない。誰が主人公かもわかりません。そういうのが狙いですね。
誰でも感動するとか、共感できるわけではないかなと。
悪い映画ではないけど、大ヒットするような映画ではないかも。
但し、映像の迫力はありました。
インターステラーは、面白くなかったので、この監督さんの映画は合わないのかもしれません。
ド迫力。
まず最初に断っておきたいのは、
自分は通常のIMAXで鑑賞したということ。
監督の望むIMAXレーザーで鑑賞することは
出来なかったということだ。
では、通常のIMAXで
鑑賞してみてどうだったか。
コレはスゴイ。
まるで戦場に
いるんじゃないかというような恐怖。
腹に響く爆撃や飛行機の轟音。
ゴーグルなしのバーチャル体験。
まさにその通り。
どうすればこんな映画、映像が撮れるのか。
さすがはノーラン監督。やってくれる。
これをCGナシで作ってしまうとは、
本当に頭おかしいんじゃないの?
しかし心配なのはこの映画、
通常のスクリーンで観ると魅力が
半減しやしないだろうか。
家のテレビ画面で観ても然り。
楽しめる環境がとても限られていそうなのが
一つ残念なところではある。
だからこそこの作品を映画館で、
しかもIMAXで鑑賞できた自分は
恵まれていると思うが。
ところで、
本作と「この世界の片隅に」に共通点を見出して
Twitterや本サイトでレビューしている方を
時々見かけたが、大変勉強になるというか、
興味深いというか、とにかく面白かった。
自分もいつか自分でそういう視点で
映画を観られるようになりたいと思う。
登場人物に背景がない
登場人物は、当たり前だが今の時代であれば大学に行くなりしてキラキラした若者なのであろう男前ばかりで、どういう気持ちで戦場に向かい、どういう戦場を生き抜いてきたのか書いていない。だからか、死んでいった顔を、救われた顔を、映画を見終わった今覚えていない。戦争とはそういうものなのか。
船で死んだ若者は新聞に乗った。彼は英雄だ。でもあのフランス人はあんなに他国の若者を救ったのに海底に沈んでしまった。顔を見ないまま毛布をくれたと言った若者も、顔を触られて目が見えないと知っていた若者も同じ電車に乗って故郷へ帰る。その若者が戦場に行く前はそんな人ではなかったかもしれないが、それは分からない。
誰が英雄か、勝ったものが英雄か。勝つとはなんなのか。国が勝っても、英雄になるの一人の人間だ。生き残れば勝利だという言葉は日本人だけには別の捉え方があるだろうと思った。だからこそ多くの日本人が見るべきかもしれない。
クリストファーノーランは実話を本当にそのまま映画に落としこんだ。実話といっても有名な俳優を主人公にすればドラマになってしまうところをそうせずに。だからこそ本当にリアルで、これから考えることが山ほどありそう。
エンドロール中、これCGゴリゴリ使ってんだろうなぁ……海のとことか……あれ、そういえばクリストファーノーランか。……え?本物?うそだぁ……ってなりました。あとから調べたら本物みたいですね。すご……すごいです。
すごい迫力、ずっと緊張。
俺もみた。すごい迫力、ずっと緊張。ドイツ兵に囲まれフランスのダンケルク海岸に閉じ込められた35万人は、脱出できるのか、って話。
35万人という規模を追うのでなく、その中の数人を追いかけることで、臨場感がすごい。そして台詞が少ない。代わりに音楽の音量音圧がすごい。沈痛、不安、覚悟といった感情を伝えてくる圧倒的な重低音に加え、銃弾が金属を貫く甲高い音が響きわたる。音楽によって各シーンの説明を受け、セリフが背景音みたい。台詞と音楽の位置関係が逆みたいだった。
それを2時間ぶっ続けで浴びる中で、助けが来る時の音楽には、心からホッとさせられる。(それで全てうまくいくわけではないんだけれど…)
いやあ、とにかく迫力ありました。見応え、あります。必見。疲れることは覚悟してかかれ。
キネ旬に教えてもらったのだが、この映画をCGを極力使わずに撮った監督、すごいなあ〜。そのせいか、ひと昔前の戦争映画のよさをもっているように観えた。
おすすめします。キネ旬によると、可能ならIMAXで観ろ、とのこと。
2020/8/19 追記
IMAX では観られなかったが、Dolby で観た。今日は、インセプションIMAX → ダンケルク Dolby と、映像と音響のシャワーを、一日中浴びていた。熱中症になっちゃいそうだ!
すごい映画と思った
撤退を描いてるから、ガチな戦闘シーンは少ないけど、あれだけ人が死んでるし。
いつ撃たれるか、死が訪れるか。クジの当たり外れで人生が決まるような状況の兵士達の心情が伝わって来て、こちらまでぐったりするし。
戦闘機がグライダー化してるシーンのエンジン音のない静けさが、本当に恐怖だし。だってもう、基地に戻れないの決定だし。
などなど。
セリフが少なかったらしいけど、映像からの情報を拾ってると、疲れるくらい雄弁な映画。さすが、ノーラン監督!と自分は思いました。
ラスト。美辞麗句で飾り立てた新聞を読んで、上げた顔の表情。拒絶する歪んだ顔だと自分は思った。「そんな綺麗ごとじゃなかっただろ?」わざとらしく盛り上げる音楽は、制作者の強烈な皮肉なのでは?
感想。やっぱり戦争はだめだ。やっちゃいけない。
これぞノンフィクションの真髄か?
IMAXの画面より音の迫力を体感
隊からはぐれた若い一兵卒になってダンケルクに放り込まれるアトラクションムービー。
30万人を超える規模感が伝わって来ないのは、実際の現場でも感じる余裕が無いのか撤退が長期に及んだせいか。
1時間、1日、1週間のパートが交錯するので時間の感覚が分からなくなるのも戦場特有の事なのか。
窒息の経験があると、
閉じ込められて溺死するの恐怖だというのは理解できる。重油の再現までするのかと感心。CGを使わないというのは映画の為ではなく監督だけの拘りにみえる。
スピットファイアってちっちゃくて丸っとしていて最後はメーヴェっぽかった。
ちょっと下調べせずに観るのは、オススメしないかなぁ。実話なだけあっ...
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