ダンケルクのレビュー・感想・評価
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がっかり
ノーラン監督の映画は好きです。
でもメメントは意味が分からず寝ました。
今回はメメント以来、寝ました。
どう評価しても高評価につながりません。
IMAXで観て映像と音響の迫力だけ。
ストーリーは皆無。
映像の迫力も飽きてきます。音響も同じリズムで音楽と流れるので、爆音上映でも寝てしまいました。
ノーラン信者が高評価にしてるようです。
私もノーラン信者かと思ってたけど、今回の映画に関しては違ってます。
ハクソーリッジと同じでCGをあまり使わず迫力ある映像を追い求めて、ストーリーがおざなりになっている。
普通の映画館でも観る価値ありません。ましてや高いIMAXで観るのは時間とお金の無駄です。
この映画がアカデミー賞を受賞するような事態になればハリウッド映画は終わりです。
クリストファー・ノーランの全く新しい映画創造に立ち会えた幸福感
今まで全く見たことのない全く新しいタイプの映画芸術であり、その創造主ノーラン監督の開拓的挑戦の成功を同時代で体感できる幸せを感じる至福の106分であった。
冒頭の激しい銃撃戦から、映像及び音には、最後まで半端ではない臨場感が有り、しかも、舞台も、陸だけでなく海と空とで並行し、戦場の緊迫感、怖さ、恐ろしさを、重層するかたちで、疑似体験させられた。そのパワーと迫力に圧倒されるとともに、背景となる空や海や浜の映像の壮絶的美しさと、いとも簡単に死に至る理不尽さに、魂を揺さぶられた。
これ程、会話が少ない映画は今まであっただろうか?説明がこれ程無い映画は、かつてあっただろうか?しかし、だからこそ、戦争そのものを、その凝縮した本質を嫌という程感じさせられたし、人物のバックグランドを、色々想像して楽しむこともできた。そう、観客の感じ取る力や想像する力を強く信じて製作された映画とも思われた。
史実に基づくこと、ひいてはこの戦いの本質的リアリティの追求を重視する姿勢には、大きな敬意を表さずには得られない。フランス兵救助の後回しや階級差別もたんたんと描かれている。善人も悪人もいるが、命はそれとは無関係に奪われるし、最初からこれ程多くの救助ができると計画された訳でも無い。ただしっかりとした事実に基づき、何人かの英国の先人の決意及び行動に対して、大いなる誇りを持っているのは強く感じられた。そしてやはり、自分的にも、デモクラシーに基づいた団結は、独裁政治のそれに、綺麗事でなく現実的に勝てると、強く思わされた。そういう意味で、言葉でこそ表出していないが、平和が非現実的にも思える今だからこそのメッセージ性も強く感じさせられた。
世界中のテロや独裁を嫌悪するが声は荒立てない、船長の息子ピーターの様に、思いやりと勇気を内に秘めた多くの人々のために、こんな凄いものを創ってくれて有難う、ノーラン監督。
スピットファイアが好きになる
大正義スピットファイア。流石英国の救世主と揶揄されただけある。軍事オタクの人なら凄く楽しめると思った。私自身戦闘機は元々好きだったので見にいったので少し贔屓目があるけど見ていて楽しかったです。
といっても全部が全部戦闘機のシーンじゃない。ダンケルクの戦いはWWⅡ序盤に起こったナチスドイツ対英仏連合の戦い。ドンパチをするシーンは正直少ない。難しい話でもあるのでダンケルクの戦いがどんな事だったか知らない人は事前に少し調べてから行くのがオススメ。スピットファイアを知らない人や興味がなかった人は是非戦闘機のシーンではよく目を凝らして見てほしい。
ストーリー無し
映画館が戦場になる
戦争に主人公なんていない。
感動もない。そんなことをとにかく見せつけてくる。
自分が戦争の中に乱暴に放り込まれたような気がずっと続く。
戦争って実はそんなもんなんだ。何故かドイツ軍の進行が止まっている。逃げるなら今しかない!とにかく生きて帰れるならどんな手だって使う!嘘もつく!汚い手だって使う!
映画を見ていたら「こんなこと許されない!腹立たしい!」って思うこともそんなこと考えない!考える余裕がない!
だって自分も映し出される兵士と一緒に戦場にいるから。
逃げて!より逃げよう早く逃げよう!
という思い。
終わったあとようやく映画館に戻ってくる。
そして何が面白かったかわからない。
あるのは安堵感だけ。
こんな映画初めてみた。
IMAXでないと意味のない映画
「戦争映画」ではなく「戦争体験映画」です。極端な言い方をすれば「戦争体験アトラクション」のような映画です。
この作品はクリストファー・ノーラン独特のこだわりに満ちており、IMAXフィルムでの上映を前提(必須)として撮影されているために、IMAXでないと縫値の半分も体験出来ないようです。事実、日本のほとんどの映画館では上下約40%がカットされた「縁付き」上映になります。
私は一度目は、少し遠いIMAXデジタルの映画館で鑑賞し、二回目は近くの通常上映で鑑賞しました。全くと言っていいほど別物でした。
登場人物の台詞はほとんど無く、従ってキャラクターが立つこともありません。名前を呼ぶシーンも民間徴用船の親子くらいで、保管委はスピット・ファイヤーの搭乗員くらいです。
戦争映画なのに、敵側=ドイツ軍は全く登場しません。
陸・空・海で起こる3つのストーリーが順次登場し、最後のクライマックスで1つに統合されるという凝った構成を取るので、油断すると筋書が分からなくなります。
比較するのも変ですが、「脱出・撤退戦争映画」としては、東宝作品「太平洋奇跡の脱出・キスカ」の方が、遥かにハラハラ・ドキドキ、成功した時の高揚感はありましたが、この作品はあくまでも「戦争を体験する映画」なんだと思います。敵国同士の友情とか、騙し合いとか、愛国心と自己愛の相克とか、そんな感情的な部分は一切排除し、そこには絶望的な状況に投げ入れられ、怖れ・慄く若い名もなき兵士たちのリアルな姿があるのみです。
「考えるな、感じるんだ」
凄惨の果てにおいて護られる秩序と尊厳が眩しく心に残りました。
戦禍のなかの美を透して描かれる人間賛歌ですね。
普通の戦争映画とは違う、と評されている理由はきっとこのあたりかな。
そして、この枠にはまらないスケールの壮大さこそ、
クリストファー・ノーラン監督の持ち味ではないでしょうか。
物語をこしらえたとき、視点がその内側にではなく外側にある感じ。
運命のタクトを振る神の真横で、惨劇を静観させる席につかせる。
残忍でもあり達観もしているその視点は、
不思議と詩的な基底をもっているなと思いました。
セリフが少ない、IMAXがよい、という意見の言わんとすることは、
この映画が、陰影と動静のコントラスト、シークエンスの配置で描く
詩的な映像コラージュだとも言えるからでしょう。
もしもう一度観る機会があるとしたらその時は、
筋立てを追うような意識はあまり持たず、
シーンを感じとれるままに感じとることに努めたいですね。
「考えるな、感じるんだ」みたいなノリで。
そして現地に居合わせずして、
経験しがたきことその何分の一かでも、疑似体験しえたことになれば、
測り知れない値打ちをその映画から享けたことになります。
この映画はそういう方向にもいざなってくれているように思います。
船体にあいた銃痕から光が差し込む。
絶望の淵でのわずかな希望のようにも映るが、それは死と隣り合わせ。
悲しいかな紛争は先に内から起こり、混乱はすぐに誰の手にも負えなくなる。
銃痕から注ぎ込んだ光と水、死とそれに抗う生。
潮に船が運ばれていくように、時間と運命に委ねられて、
一切が転覆し、先刻の希望も絶望も跡形なきものとなった瞬間、
息つく間もなく新たな苦難に見舞われる。
このように、ひたすらに忍耐と幸運が試されるのは、
なにも世界大戦という巨きすぎる人災がこしらえた
とある敗戦地に限った状況ではありませんよね。
過去と未来の瀬戸際で、多かれ少なかれ人はみな、
希望と絶望、時間と運命に翻弄されるがままの
ダンケルクの一員なのですから。
IMAXで見ないなら見なくていいのでは
大画面の迫力が続くので3時間くらいに感じた。空中戦が長く退屈。
敵は「ドイツ軍」ではなく、ただ「enemy」と呼ばれ、最後まで1人の顔も出てこない。血もリアルな死体もなく戦場の生々しさはない。
戦争映画ではなく、戦場アトラクション映像に感じた。
ケネスブラナーとマークライランスだけが物語を感じさせる。決死、というわりにだいたい助かるし。
30万人には見えなかった。せいぜい3万人。スケールの小ささが残念。30万人乗せるには船が少なすぎ、現れた船に逆に絶望感を感じたが。
撤退戦とはいえ、このあと勝つ人たちの映画だなと思う。インパールや硫黄島とは違う。
これは戦意高揚映画なのだろうか?空軍の志願者は増えそうだ。
ダンケルクの影でカレーでは死闘が繰り広げられていたらしい。
感動…は別にしないだろう。なんでも感動をうたうようなつまらない宣伝をしないでもらいたい。
IMAXが絶対の映画
覚悟を持って観る作品
何処までが実話なのかはっきり描かれていない。
何処が素晴らしい作品なのかが判らない。
投稿者「pro」(レビュー筆頭者、管理者?)のコメントも
マニアックというのか
超オタクっぽい言えばよいのだろうか?チョーがっかり。
監督は、有名人らしいが何を伝えたかったのだろう。
ヒトラーもチャールズさえも出てこない。
だから、いつの時代の映画なのかさえもはっきりしない。
戦争映画なのに映像が凄い迫力だというのは如何なものか。
轟音・怒号がものすごくて、心臓に悪くなりそう。
『ハクソー・リッジ』の方が、作品として断然上。
なぜ、人気があるのか判らない。
何も語らない戦争映画好きな方はどうぞ
救出を待つイギリス兵(フランス兵少々)、救出に向かう民間船&イギリス空軍と3視点からのダンケルク脱出映画でした。
時間軸が少しずれているなど変わった工夫があるものの、セリフあまり無し&主人公が居ないっちゃいない&感動させようとする内容でもない為、ひたすら戦争での脱出劇を見せられる。
イギリス歩兵が戦う訳でもない為、凄い戦争ドンパチを期待しては行けません。
ドイツの戦闘機は出てきますが、ドイツ兵が出てくる訳でもありません。
他の戦争映画と違い、根本的にベクトルが違う作品。
この違いにより絶賛する人が居れば、ある人は退屈でしょうがないと思うはずです。
私は後者よりでした。全編戦争撤退映画だとは分かっていましたが、ここまでドンパチしないのは、、、、。
ドンパチより、サイコロ人生ボードゲームにしか見えませんでした。(イギリス兵が数歩進んで、途中スタート地点に戻されて的な)
映像は凄いです。しかし、戦争の迫力は個人的にプライベートライアン、ハクソーリッジ、フューリー、フルメタルジャケット、ブラックホークダウン等よりは下。
何も語らない戦争映画好きな方はどうぞ。
ノーラン監督節に酔いしれました
独創的な世界観
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