ダンケルクのレビュー・感想・評価
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大失敗作以外の言葉がない
戦争映画故に伝えたいことが一切なく、それでいて観客に何かしらの感想を抱かせることもない、星1つすら不要。
脱出する兵士、海から救出を試みる海軍、民間船、空軍による支援、これらを同時に描こうとして見事に大失敗している。
爆撃がきたら伏せるだけの海岸シーン。
軍の船での脱出シーンはひたすら沈没して脱出を繰り返すだけ。
民間人がなぜ自分の船を軍に徴用さらることを拒み、自らダンケルクへ救出へ向かったのかも全く描かれていない。
しかも救出に向かった民間船のクルー(船長の息子)は頭を打って死ぬ。
いやいやいや、笑い話でしたっけこれ?
戦争だー、空軍かっこいー、助けに向かわねば!からの階段転げ落ちて死って…なんのために来たの?なんのために死んだの?ギャグなの?
しかも兄弟もなぜか急に察して元凶の男を許そうとしてるし…
心理描写がとにかく下手くそ過ぎてどうしようもない
こんな駄作中の駄作をよくもまぁ女性も楽しめるだな言ったなぁほんと
誇大広告もいいところ、1300円で観れたことを差し引いてもゴミ
見る価値なし!
いわゆる『脱出劇』
ダンケルクという場所においての撤退戦が第二次世界大戦序盤で起こったということは、ヨーロッパの人達からすれば学生時代の歴史の勉強での一つの常識なのだろうが、日本だと、世界史を専攻しないと全く存じ上げない地名であり、出来事である。
自分は単純に監督であるクリストファー・ノーラン作品だと言うことだけで、しかも監督が推奨するIMAX上映を大枚はたいて観てみようと思った次第だ。
ストーリー内容は他レビュー既出であるからここでは触れない。大まかに三つの場所でのそれぞれの話の流れを群像劇風に、しかしおのおのが後半クロスしていく形で収斂していくという展開である。それぞれの登場人物のバックボーンは余り触れていない。ということはあくまでも今正に、この海岸から対岸のイギリスへ逃げるというその一点に集約されることになる。そして、敵方である独軍も表立っては登場しない。戦闘機や銃での攻撃はあるのだが、あくまでもカメラの被写体は英兵のみである。
ただ、少々観づらくしているのが、話がクロスする際、ちょっとだけ巻き戻して場面転換しているので、所々話がこんがらがってしまうのが難点である。そうでなくても欧米人の顔の区別がつきづらいのに、同じ戦闘服、油に塗れた顔等々で、誰が誰なのか見落としてしまう。それに輪をかけて前述の通り、戦闘機でのドッグファイトと、海上での救出劇がクロスする中で、戦闘機から観た船、船から観た戦闘機、そこのカメラワークというか編集が、多分意図したのだろうけどしかしなんだかもたついてしまう感じが否めない。多分巻き戻しが相当後ろまで戻ってしまう為、概視感が残ってしまうのが原因なのではないだろうか?
ドラマ性もあまり強調しないように制作されているのも今作の特徴だろう。なるべくリアリティを追求することに重きを置いた結果として、山らしい山が感じられず、ただ、『淡々』というイメージに包まれてしまう。
まぁ、日本軍での『天皇陛下万歳』よりも、こっちのほうが余程人間味があって共感を得たのだが(上手く知恵を使い、嘘をついても救出船に紛れ込む事とか)、やはりノーラン監督はSFを摂って欲しいと改めて願う作品であった。
IMAXで観る理由もあまり感じられなかったのが残念である。
戦場で生き延びるということ
実際に戦場で戦ったことはないので想像でしかないのだけれども、実に忠実でリアルなのではなかろうか?ダンケルクの戦いという史実を、あるところで切り取った断面を、ただ忠実に再現するという作風。おそらくイデオロギーや主観といったものをできるだけ排除して、また余分な脚色はしないというスタンスで、恋愛だとか伏線とか、あるいは英国(アメリカ)万歳的なものは無いので物足りなさを感じてしまう方も多いのではなかろうか。
戦争には、こと一人の若い兵士にとっては、戦う理由も、正義も、勝敗も何も無い。何をしてもただ生きて帰りたいだけ。それだけ。歓喜する国民と新聞を読み終えた主人公の、何とも言えない表情のギャップが作品をより深みのあるものとしているような気がする。
ダンケルク
いい意味でやられたって感じの映画
排除
映画館で観るべき
90分続く緊迫、その後に。
歴史に残る撤退戦を淡々と描く。
幕が下がった後、劇場のあちこちから疲れた〜と声が漏れていた。無理もない。陸海空を完全に包囲された兵士と共にいたのだから。
追加料金を払いIMAXで鑑賞したが迫力が違い、その価値は十分にあった。まず音に感動した。銃撃や飛行機の爆音は勿論のこと、bgmとして時計の針を刻む音がずっと鳴っており、緊迫感を非常に高めてくれた。そしてそれが終わる時には…。逆説的だが、こんなにも無音が意味をなすとは。
戦争する人間達があまりにちっぽけに映る、海の美しさも印象的であった。
同年公開のハクソーリッジはヒーローを描く戦争映画であったが、本作では大衆を描いている。どちらを好むかは人次第、何を求めるかだろう。また、同じ大衆を描いていても、例えばシンゴジラは全員がヒーローであったのに対し、本作はヒーローばかりではない。人間の醜い所も十分に描き、それがリアリティを高めている。実際に彼らと同じ境遇に立った人がいたのだから。
大衆を描いているからこそ、特徴がなく、誰が誰だか途中でわからなくなってしまったところもあった。まぁ日本人なので…同じ服だし…笑。
淡々と描ききっているだけに、感情移入できなければ退屈かもしれない。ジェットコースターのような展開もなく、人を選ぶかも。ただ、是非1度、海を見に行って頂きたい。彼らが眠ったあの海を。
価値ある映画でした
また戦争について学んだ
脳裏に残る映画だ
音重要。ぜひ音響のいい大画面で堪能してもらいたい。
映画というか
全然観足りない
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