ダンケルクのレビュー・感想・評価
全745件中、341~360件目を表示
混じりけのない巧妙さ
息を飲む緊張感、情報の少なさ、視覚を研ぎ澄ませて映像を探る。中盤までは見ていて徐々にストレスが高まってくる凄い作品だ。
並みの作品なら状況説明を台詞に代えて饒舌に語り、善悪や先の見通しを明確に知らしめてくれるのだが・・・。さすがクリストファ・ノーラン監督。
陸地での流れる時間の物語(桟橋・砂浜)、海上での流れる時間の物語(民間の船)、空中での流れる時間の物語(パイロット)。それぞれの異なる時間が映画という時間軸の中で巧妙に絡み合い進行してゆく。
それを目撃する観客は、銃弾や波しぶき、敵機をかいくぐりながら追体験をさせられる。敵の姿もほとんど見えない、無駄な会話もほとんどない、先の見えない不安の中で登場人物たちとの時間を共有する。
余計な演出がないだけに、かえって戦士たちの怯えや勇気、思いなどが素直に胸に落ちてくる。希有な作風として賞賛したい。実に満足度の高い作品。
遊園地映画
“作戦と戦場”に焦点を絞った映画
余分な台詞や人間ドラマを削ぎ落とし、救出作戦と戦場に焦点を絞った映画。
そのため感動的な人間ドラマや登場人物への感情移入を求める人は物足りないと思うかもしれないが、本作の見せようとしているポイントはそこではなく、登場人物の誰かに感情移入するというよりは救出作戦時に当事者たちが何を見て何を感じたかを体験する映画のように思う。
時間をずらした3つの視点で見せる見せ方も個人的にはとても良かったと思います。
確かに分かりやすさという点では少し難はあるとは思うけど、一口に救出作戦と言っても戦い方も踏ん張り時も人それぞれな訳で。
救出作戦の下に多くの人間が集まりそれぞれのタイミングで正念場を迎えそれぞれの戦い方をした末に一つの結果に結びつくという流れは熱いものがありました。
三つに分かれた時間軸
陸海空の三つの角度から話が展開している。
時間軸がぐちゃぐちゃで、3つのストーリーが交互に描かれるので、理解するのに苦労した。
今回観たのは、実は2回目。
1回目は映画館、今回はDVDで観た。
「どこにいても逃げきれない、死と隣り合わせの戦場。
水が迫ってくるところや、爆撃や銃弾が撃ち込まれるところなどの切迫したシーンが
CGはどこまであるのかな?と気になるくらいに、映像がリアルだった。
我が国はぜったいに屈しない。というような終わり方だったけど、私はやっぱり戦争自体が何も生まない、人のいのちを粗末にしている行為だと改めて感じた。
ダンケルクの歴史を知らないで観たのでストーリーがあまり理解できず、、、勉強しないといけないなと思った。」
前にレビューした文章↑
でも、プライベートライアンを観た後に観ると、リアルとはあまり思わなかった。戦争の戦いのシーンはあまりない。それよりも心情を描きたかったのか。
スピットファイヤやメッサーシュミットといった戦闘機の名前が出てくるが、それがどこの国の戦闘機なのか知識がなく、理解するのが難しかった。神風とか日本人が聞いてわかるように、スピットファイヤなど現地の人には有名なのだろうが、無知すぎて分からない。
やはり戦争映画を観る前は、
事前に歴史の勉強をするなりして観ないと厳しいと思った。
余談
パイレットが最後にキャップを脱いで顔が見えるシーンでやっとその人がトム・ハーディだったことに気づく。
マジか、出てたのね。
夕日に照らされた逆光の姿がタイプだなと思ったら好きな俳優さんだったので、自分のタイプにブレはないなと、思った笑
クリストファーノーラン好きとしては…
高評価が続く中で申し訳ないです。
過去のクリストファーノーランの映画では、メメント、バットマンビギンズ、ダークナイト、インセプション、インターステラーはとても評価してます。ダークナイトライジングはイマイチ…
そんな感覚の中、今回の映画としては今ひとつでした。
戦争映画としてはプライベートライアンを超えていなかったです。
時間軸の概念はわかりました。
各視点で描く戦争も臨場感もわかりました。
でも感情移入はできないから映像の凄さと音の臨場感を楽しむのみ。
それであればプライベートライアンで十分。
プライベートライアン以降に同じ手法の映画はたくさん出てますが、その領域を超えておらず…
臨場感であれば、ゼロ・グラビリティの方が個人的には好きです。
これは多分万人受けはしない映画かなぁって。
もっとノーラン独特の世界観のSF映画を今後に期待します。
後悔はしてないですし、映画館で楽しむ映画だと思います。
陸、海、空それぞれの視点からリアルな音、映像で再現される歴史的に有...
戦争に英雄などいない
IMAX2Dで観た。映像はとにかく大迫力である。追い詰められた連合軍兵士が逃げ惑う。ナチス軍は神出鬼没だ。一瞬の判断が生死を分かつ岐路となる。どう判断しても死ぬ時もある。判断などできない場面もある。ほとんど運だ。
いかなる意味でも戦争は肯定すべきではないが、本作品は戦場の真っただ中に放り込まれた人間たちが、どのようにして生き延びたのか、あるいは死んでいったのかを、登場人物それぞれの表情まで映しながら描いていく。音響も凄まじく、映画館で見るべき作品のひとつである。
台詞の少ない映画だが、登場人物の口をついて出る言葉が祖国だ。祖国へ帰るという思いでひたすらに生きのびる。聞こえのいい話だし、実際の歴史でも撤退はチャーチルの勇気ある決断だったとか、人的資源を温存できたことで次のノルマンディー上陸作戦の成功につながったとか言われている。
しかし、祖国という言葉が永遠のパラダイムであるかのように人々の口から語られる限り、争いは何度も繰り返される。祖国を守るために戦うと言えば聞こえはいいが、相手も祖国を守るために戦っているのだ。どちらにも正義はない。そもそも祖国などというものは、地球の歴史上、科学的な根拠は何一つない。人間がでっち上げた共同幻想に過ぎないのだ。
作品中に何度も登場する生と死の分かれ目の場面では、もはや国家も何もなく、誰もがただ生き延びるために本能的に行動する。誰も他人の死を死ぬことはできない。運がよければ生き延びる。悪ければ死ぬだけだ。英雄などどこにもいない。
そういう映画であった。
IMAX視聴を強く勧める
おそらくミリオタと呼ばれる部類であろう人(失礼)と一緒に視聴、観終わったあと寿司屋で時間を忘れて語り合ったほどいい作品。彼も大変褒めていた。私は映画好き、彼はミリタリー好きという共通点のみで映画館に行ったが、二人とも満足できた。良い映画だった。
人間ドラマによりすぎることなく、ただ淡々と、まっすぐに撤退の状況を三つの視点から伝える戦争映画。慈悲や愛は戦場にはなく、人の命が消えていく中で左手薬指の光る手が泥だらけになりながら、故郷へと帰る道を探る。「国へ帰る」という言葉は重い。フランスからのイギリス本土が見えるのは、彼らにとってどれ程の苦痛だったか…
IMAX視聴を強く勧める。エンジン音は腹に響く、戦地に赴いたかのような緊張感はあの音でしか楽しめないだろう。
悪くはないけどって評価か
体験する映画
映画館で観るべき作品。とにかくリアルでした。戦場にいるかのような音、立体的なカメラワーク。水責めのシーンはこっちも苦しくなったし、銃弾は本当に当たるかと思いました。
臨場感にコンセプトを固めているからこそ強く芯のある映画だったと思います。誰を主役にするでもなく、陸、海、空の3視点を使って展開していくストーリーも斬新でした。
ドラマがない故に退屈に感じるという弱点を、演出による緊張感でもたせるの監督の手腕には舌を巻きました。
ただ監督が、戦争を題材する上で何を伝えたかったのかがよく分からなかったのが少し寂しかったです。もう少しドラマをもたせてノーランの戦争に対する価値観のようなものが垣間見れたらラストのカタルシスはもっと強かったのかなと思います。
好きな監督ノーラン
戦争、怖いわあ
全745件中、341~360件目を表示











