ダンケルクのレビュー・感想・評価
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「IMAX」の評価と「作品」の評価の違い
前評判の良さと
PROレビュアーの方々の
並々ならぬ「IMAX推し」に惹かれて
次世代IMAXレーザーで上映している
唯一の劇場へ大阪万博公園まで足を運んだ。
通常のIMAXは2度ほど鑑賞している。
が、今回の「ダンンケルク」は
もはや「鑑賞」ではなく「体験」だった。
平日にもかかわらず
劇場は半数以上埋まっている状態。
いつもより前の席で見たのが功を奏したのか。
とにかく、視界の全てを
「ダンケルク」が覆い尽くすものだから
開始3分でトリップしてしまう。
急に始まる銃撃戦。
その都度、体がびくんと反応してしまう。
敵の戦闘機が向かってくるシーン。
戦闘機が頭上を通り過ぎる瞬間、
腹の底に鈍い振動が響く。
その没入感といったら、
映画というよりも
アトラクションに近いかもしれない。
もっと言えばゴーグルのいらない
「VR」の体験にも近かった。
ただ。
作品としての没入感は
正直そこまででは無かった。
これは、個人的にまだ、
ノーラン経験値が低いせいだと思う。
監督の作風の好みの問題もあるかも。
逆に関連映画を遡って観たくなった。
なので評価が難しい。
「ダンケルク」という映画が
IMAXの可能性を2倍にも3倍にもしたのは事実。
この功績を「作品の評価」と捉えるなら
プラス評価となる。
なので
IMAXで観るなら
星は4.5、となる。
全ての食いしん坊(映画ファン)が
絶品料理(ダンケルク)を
三つ星レストラン(IMAX)で食べられる。
それも全国どの街でも身近な場所で。
切に願う。
やっぱり映画は、劇場でみるもの。
中学の時に初めて、巨大なスクリーンで
「ロボコップ」を観たときの衝撃。
あのときの気持ちを
「ダンケルク」に思い出させてもらった。
すばらしい映画
ハンスジマーにやられたかも
クリストファー・ノーラン監督の「ダンケルク」。本日見た三本の映画のなかでは、だんとつに製作費をかけている、しかも洋画で、ハリウッド一の売れっ子監督。戦争ものだが、海と海岸のシーンがほとんどで、あとは空中と船の中。
ストーリーはあってないようなもの。
命を賭けて人を救いに行くこと。戦場で敵を殺したりは少ない。味方を見殺しにしたり、味方でないやつを疑ったり、子供を殺したりするような反戦的な映画だ。
娯楽作品といえば、娯楽作品かもしれないが、わけのわからないうちに銃で撃たれたり、海に沈んだりするだけの群像劇。飛行機がそれほどよいものではないことも描いている。腕も大事だが、運がなければ生き残れない。
日本ではまずつくられないだろうし、仮にヨーロッパであってもストーリー重視すると製作は難しくなりそうなので、クリストファー・ノーランならではの意欲作、実験作といえよう。
助かってよかったぁーと思えるだけではない。戦争に行かされるのはたいへんなことだと理解するのによき作品だ。
さっぱりわからない。
思ったより小粒?
感情移入ができない
他の方のレビューを見ても、手放しで面白いとか凄いとかはらはらドキドキなどの感情的なコメントより、「あれがコレで、だからこうで、よって素晴らしい」というような説明的コメントを目にすることが多いように思う。
自分自身が、映画に求めているのは、そこでしかできない体験、感情の動きだと思う。であれば、説明的であればあるほどそれは、私が求めているものではないなあと感じる。
例えば、ジェットコースターやお化け屋敷に行って、その面白さをどんなに説明されても、体験には勝らない。
この映画では、一番最初の浜辺に至るまでの脱出シーンは、誰が死ぬかわからない緊張感と敵兵かどこにいるのかわからないスリルが、ゲームのようで構成として素晴らしかった。あのペースで全編やってくれたら、大傑作!と叫ぶのだが・・・。いや、スリルや緊張感がないわけではない。
そう、迫り来る危機は音だけではなく視覚で見せてほしい。肌で感じさせてほしい。数機の飛行機バトルではなく大群で、迫り来る敵軍を戦車や歩兵の実物で、たくさんの民間船を水平線一杯に、沈む船の悲劇を、自分がそこに居るかのように感じさせてほしい。何万人も脱出したというには???そのリアルを映画的なリアリズム(デフォルメともいう)で見せてほしかった。
その後の時間経過を、視点ごとの尺を変えた表現は実験的で戸惑いも多く、何より誰に照準を絞って感情移入したらいいのか分かりづらいのが難。
この映画は、家庭で見るには音響、画角、台詞の少なさ等々でエンターテイメントとして向かないだろう。ディスクになってからの評価が心配だ。
余地を残して。
分かりやすいメッセージ性もなければ、人物への感情移入もできない。観終わった後、感情の行き場所を失うような感覚になった。
何をどう思っていいのか分からない。
何をどう感じていいのか分からない。
ただそこにあったのは、圧倒的な戦場のリアルさ、人の強さ、人の弱さ、戦争の恐ろしさ、死への恐怖。とにかく恐かった。
主人公は、いわゆる主人公ではなく、大勢の中の1人に過ぎない描写でしか描かれない。30万人のうちの1人にしか過ぎない。そのリアルさ。
台詞が少なく、表情や状況から人物も出来事も捉えなければならない。ぼくのような映画をあまり観てこなかった初心者には難しく感じた。
終わった後の素直な感想。
ものすごいものを見せられた。
そんな感覚だけが残った。
そんな感覚がぼくの想像力を刺激した。
どう思おうが、どう感じようか、足りない脳みそをフル活用して。
なぜかまた観なければならない作品なんだろうと思った。
分かりにくい?感動しない?
分かりにくい作り方
もっと分かりやすくできたはず
中身が濃かった
新しい戦争映画
好みが分かれるであろう戦争映画
個人的に、合わないと感じた戦争映画。合わないというか、ストーリーが淡々としていて物足りないと感じた。
好みが分かれる映画だと思う。
■良かった点
・映像も音楽も良いとは思う。
■残念だった点
・淡々としているし、物語の進行速度が遅いので退屈だった。
よかった
涙がとまらない
これは戦場から逃げ出す兵士達と、そして救い出す為に戦場に向かった人達のストーリー。
それ以上のものは何もないとてもとてもこの上ないシンプルなストーリーである。
ひねった展開も、激しいアクションもない。
自分の命をかえりみず、仲間の為に戦場に向かう人達、そして戦場から命からがら逃げ出す人達。
自分さえ助かれば良いと思う人、嘘をついてさえ生き延びようとする人、逃げずに他人を助けようとする人。
戦場での様々な人間の感情を淡々と、しかし迫力のある映像とともにえも言えぬ緊迫感をもって描かれていく。
戦艦に乗って逃げようとする人々をこれでもかと言うほどしつこく爆撃で邪魔をする敵機。
しかし敵の姿はほぼ出てこない。
海に潜んでいるだろうUボートすら映らない。かろうじて数機の敵機の飛行機のみである。
後半、民間人の少年が死んだあたりから涙が止まらなくなった。
必死に生きる為に逃げ惑う人々の翻弄される様が胸に押し迫り涙が止まらない。
社会に翻弄されながらも、必死に生きる人々の命の物語
レ・ミゼラブルを観た時と同じ大きな感銘を受けた気がする。
これはもうアカデミー賞に値する壮大な命のストーリーだと思う。
言葉が少ない映画だな?と思うのが第1印象でした! ですが言葉が少な...
戦争反対!
全体的に重くて暗い映画でした。
敵味方の区別がイマイチわかりにくかったです。
今回は実際にあった話として、観客にも戦争を体感して何かを感じ取ってほしいというものだったと思います。
古い時代に起こったとはいえ、やはり戦争は恐ろしいし、人を殺めてしまうのは愚かです。
兵隊さんは祖国を守るために命を張って戦場に赴くものだから、自衛隊の方や第一線で命を張ってる方に敬意を払わなくてはいけないですね。
毎日、某国をさっさと潰せとか目を覆うような言葉をよく見かけますが、実際に起こってしまうと、もしかしたら自分やあなたたち、そして家族や友達など、多くの方を犠牲にしてしまうと思います。
その事をよく考えて、「汝の隣人を愛せよ」をいつまでも大事にしたいですね。
ヘイトスピーチしても問題解決は遠ざかるばかりでなく、間違った歴史認識を作り出してしまうことにもなり、なかなか平和にはならないでしょう。
憎しみをやめ、相手をリスペクトする大きな心を持ちましょう。
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