「ロキが! ミスマーベルが!! フューリー長官が!!! ええっ?!」キングコング 髑髏島の巨神 山川夏子さんの映画レビュー(感想・評価)
ロキが! ミスマーベルが!! フューリー長官が!!! ええっ?!
(キングコングだし、とりあえずチェックしておくか!)くらいの軽い気持ちで鑑賞したのですが、映画が始まって、きゃー!きゃー!うれしくて興奮して、何度も何度も雄叫びを上げてしまいました(※自宅鑑賞)。
この映画、出演者が豪華です!
アベンジャーズの役者さんたちが、続々登場してきます。
まず登場してくるのが「ロキ!」。
アベンジャーズで憎まれっ子の神ロキを演じるトム・ヒドルストンさんが元英国大尉でフリーの傭兵ジェームスとして登場します。
これがむちゃくちゃクールでタフで、メルギブソンも真っ青のマッチョな軍人体形で腕も首も太いし、身体能力もむちゃくちゃ高くて、とにかく強い!
傭兵というとシルベスタースターローンのように熱い男のイメージがありますが、こちらは、何しろあのトム・ヒドルストンさんなのでクールさも残しながらバキバキ闘って、(あのロキがこんなに強いの?)と正直、この映画でトム・ヒドルストンさんに完璧に惚れてしまいました。
この映画を観た後、(次の007はトム・ヒドルストン!)と勝手にトム推しています。
アベンジャーズシリーズからは、フューリー長官のサミュエル・L・ジャクソンさんが「キングコングと闘う米軍将校」、また、ミスマーベルのブリー・ラーソンさんが、「キングコングのマドンナ」として登場します。ブリー・ラーソンさんはこの映画が発表されたときはまだミスマーベルとしては世の中に出ていなかったんだそうで、でもまあ、巨神キングコングのマドンナ!ですから、選ばれるべくして、選ばれたんでしょうね。
そして、この映画のキングコングについてですが、キングコングの映画というのは過去に何作も作られていて、私もいくつかその時代時代で映画館で観ていますが、今回のキングコングは、彼の住処である髑髏島から出ることがありません。人間が勝手に謎の島「髑髏島」にやってきます。
なので、住処を荒らされたキングコングの怒りっぷりが、またハンパなくて、気持ちがいいくらい、ブンブンといろいろなものを破壊していきます。
有体にいえば「ガチ切れ」です。
怒れるキングコング。強い!
ああなったら誰も勝てません。
怒りをむき出しにして本能のまま暴れる神。
東京駅を枕にグースカ寝てたシンゴジラとはエライ違いです。
ゴジラは歩くのも遅いし、彼はただ歩いてただけで、基本はいつも隠れてて、おとなしいですもんね。
うまく説明できないのですが、ゴジラは私のふるさとの沖縄の言葉でいうと「ブンみかし!バンみかし!」「あぎじゃびよ~」です。
気持ちがいいくらい暴れてくれるので、私が日ごろからため込んでいた怒りやイライラも一緒に吹き飛ばされて、すっきりしました。
ウォォォォ~~!!!