劇場公開日 2017年3月25日

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「楽しい。」キングコング 髑髏島の巨神 2638さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0楽しい。

2017年4月16日
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 Twitterにて、「シンゴジはオタク全開でオタクと盛り上がってたら一般人にも受けた。ギャレコングは一般人に話すふりをしながらオタクに分かるネタをこっそり入れてくる」と言っていた人がたが、まさにその通り。これまでのキングコング(とギャレゴジ)のネタを織り交ぜ、オタクを楽しませつつ、景色と脇役怪獣さんたちで観客全員を休憩させない。テンポが良くて非常に楽しい。
 アメリカの怪獣映画は人間側のドラマも本編だと思って見る習慣がついてるので、苦じゃなかった。みんなが「異常」と言いがちなサミュエル叔父貴も、部下を亡くした悲しみに潰されそうになってることはちゃんと冒頭で分かる。そのせいでちょっと頑張りすぎたよ叔父貴。これが軍人の宿命か悲哀か…。
 しかし冷戦中なのに中国系がそんな重要機密についてくるのは良いのか? 中国系の役者出さなきゃいけないんだろうなとは思うが、時代設定に合ってるのか? とややモヤっとした。さらに個人的には、碇さんの方ももうちょっと詳しく話してくれると嬉しかった。それは日本でしてねってことなら、日本の怪獣映画に頑張っていただきたいところ。
 監督は実際の戦争や軍事を関わらせた時代設定が多いけど、今後もそうなるのかな? 次回作への布石もしっかり入れてくる監督、(次もファンが多い怪獣さんたちなので大変とは思うが)今後も贔屓にさせていただきたい。

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