ザ・コンサルタントのレビュー・感想・評価
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秀逸キャラのアンチヒーロー、一作限りではもったいない!
自閉症の天才、サヴァン症候群のキャラクターはこれまでも数多く映画に登場してきた。しかし本作の主人公・ウルフがユニークなのは、会計士という表の顔と暗殺者という裏の顔を持ち、それぞれで天才的能力を発揮する点。会計士としては、大手企業の十数年に及ぶ帳簿を一夜にして精査し、不正を暴いてしまう計算能力。暗殺者としては、命中率100%のスナイパーで、格闘術も達人の域。
ベン・アフレックは、決して感情表現が豊かな俳優ではない。キャスティングが的外れで、さらに演出も合わなかったために、残念な結果に終わった作品もあった(「トータル・フィアーズ」や「デアデビル」を思い出そう)。でも本作は、表情の乏しさがむしろ奏功し、自閉症という設定にある種の説得力を持たせているし、図らずしてボケを繰り出す天然キャラ的なユーモアにもよく馴染むのだ。
アフレックの新たなハマり役、続編が製作されることを心から期待する。
途中で寝てもうたよ
設定は面白いけど、突飛すぎて安っぽい。
途中で寝てしまったけど黒幕はどうせ兄弟でしょ。
にしてもやたら評価が高くてなぜ?と思ったら、映画.com独占試写会とやらが当時あったのね。
そりゃあタダで観たら評価は甘くせざるを得ないでしょうからね...
みんな大好き神経質系主人公の無双。 イコライザーとかメカニックとか...
みんな大好き神経質系主人公の無双。
イコライザーとかメカニックとか好きな人は見たかないと損だと思います。
笑いどころが結構あったんだけど周りが静かに観てたから遠慮してしまったのを反省しております。
餞別にポロック
ベンアフレックは監督としても成功したが役者として味があるひとだ。と思う。
美男でタフガイだがフェロモンは希薄。デカいのに威圧感はなく、優しそうで、すこし間抜けな印象もある。案外いそうで、全然いない。
グッドウィルハンティング(1997)の鷹揚なアニキの気配をけっこう明瞭に覚えているし、酷評されたジーリ(2003)でのスカした感じも似合っていた。
(ちなみにアフレックとロペスはジーリからの交際だそうだ。20年間お互いに色んな人を試して今年(2022)ようやく結婚に至った。とのこと。)
192cmの長身だが、颯爽とはしていない。バットマンも似合っていたが軽快or俊敏なムードはなく“どっこらしょ”という感じ。柔和、温厚、ジェームズスチュアートっぽい。
Pros側にHollywoodlandやGONE GIRLがあるかと思えば、Cons側にJersey Girlやgigliがあって毀誉褒貶だが、俳優ベンアフレックが記憶に残っている映画は少なくない。
この映画The Accountant(邦題はなぜか「ザ・コンサルタント」)のアフレックも、記憶に残っている。
自閉症の過去がある癖っぽいヒーロー。感情をあらわさない会計士にして殺し屋。一般人な経理係(ケンドリック)と帳簿について話すときだけ素地が出る。
長身から繰り出されるアクションはすごい迫力。だけど激さない。あくまで静かに、会計監査をしているときと同じ大人しさで、敵をぱたぱたやっつけちまう。痛快。
脚本もよく練られている。
ストーリーのなかで弟と妹が巧妙に配置され、感心した。
ケンドリックは華奢な才媛だけれど、ちょっとモテ過ぎかな、とは思う。
音楽もよかった。
開けてびっくりの餞別(ポロック)と、キャンピングトレーラーが走り去るラストで流れるヴァンモリソンみたいな声の曲、深い余韻があった。(Sean Rowe - "To Leave Something Behind")
ところで昔ジャクソンポロックを描いたことがある。学生時代に一人暮らしのアパートに壁絵が欲しくて自分で描いた。じぶんにはアートの才能も造詣もないがポロックなら、それ風のものが描ける(ような気がした)。
ポーカーする犬だってクーリッジの真作なら破けるようなもんじゃないが、ポロックにはかなわない。
なんか好きな映画だな。すごくいいと思う。
様々な伏線をラストで回収していくメッセージ性のある映画です。
会計士&凄腕のスナイパーが、謎の助手と一緒に事件を解決していくというストーリーです。
ストーリーとしては地味ですが、いろいろなメッセージ性が詰まっています。
自閉症の子を持つ家族事情や兄弟間の関係がリアルに描かれていて、さらに、そこからの自立、そして、活躍っぷりが見事に表現されています。
一般的に、何かしらの病気を持っていると、「ハンデ」だと感じる方が多いかもしれませんが、そこからの創意工夫と努力で、世界トップレベルの技術を身に付けて活躍ができるということに凄く実感が湧きました。
今の世の中でいう、いわゆる、SDGsに対する取り組みとしても素晴らしい映画だと思います。
ジェンダー平等の実現
人や国の不平等をなくす
etc.
様々なメッセージが込められているように思います。
そして・・・
ラストは、ちょっとだけ、びっくりします。
お楽しみに!
作品情報を知らないほうが120%面白いんだけどね。 障害を持つ無敵...
作品情報を知らないほうが120%面白いんだけどね。
障害を持つ無敵の会計士をベン・アフレック、なまらカッコ付けまくって演じております。
J・K・シモンズ、存在感有り!
鑑賞日:2017.1.22
"自閉症の会計士が実は殺人マシーンだった"やーつ。 もう大好きな作...
"自閉症の会計士が実は殺人マシーンだった"やーつ。
もう大好きな作品。最後の無双感はさすがにやりすぎのように思えるけど、『有能だけど、あんまり幸せそうじゃない』という部分がなぜかすごい好き。
その設定がなぜかベン・アフレックにも重なっちゃうんだよな~。
腕利きの殺し屋ではないだろう
キャッチコピー「…本業、腕利きの殺し屋」には少々異議あり。
彼は、殺しを生業にして報酬を得ている様子はなく、あくまでも、自衛の手段として武装しているだけであって、その過程で、敵を抹殺していくことも厭わずという基本姿勢。それだけに、勝手に膨らんでいた期待も、見事に裏切られた形になりました。
キャラクターの造形も、なんとも中途半端で、幼少期の育て方や、生まれ持ったハンデ、天才的数学的才能など、素質には詳しく触れているものの、彼がなぜこんな稼業で生きているのか、そして敵を殺す必然性などバッサリ抜け落ちています。
周辺のキャラクターは丁寧に描いてあるので、関係性は上手にストーリーを通じて見えて来るようになっています。その分、敵役の対立軸が弱いので、戦っても今一つ爽快感などは得られません。
ベン・アフレックの久々の当たり役のように評価され、早くもシリーズ化の声も持ち上がっているようですが、はっきり言って、この役はほかの俳優が演じても、かなり面白くなっただろうと思います。例えば、マット・デイモンとか。ジョセフ・ゴードン・レヴィットとか。
2020.9.4
最初から注意深く全てを記憶しておかないとパズルの〝抜け”が起こる
その意味では視聴に失敗したことになる。
分からなかった部分を視聴後の情報漁りで確認する必要があったので。
とはいえ、ある程度雰囲気で状況を察することは出来たので筋を見失うという程でもなかったけれど。
かように緻密に構成された本作品はよく出来た映画なのは間違いないところだが、最後にパズルの全ピースをはめ込もうとしたために多少窮屈になった感があり、ある程度の「感心」は生じても喝采したくなるような突き抜け感や爽快感・充実感はなかった。
非常に良く出来ています
あぶねー と言うか見て良かったですわ。こんないい映画見逃してはならないですから。ベンアフレックは会計士に見えるし スナイパーもあってる。また設定がいろいろあって見ている方を飽きさせないんですね。ムダなシーンや登場人物はありませんね。緊張感がずっと続きます。メインの舞台がシカゴ(イリノイ州)で アメリカが好きなので 景色とかを見ているだけでも楽しめましたね。続編が決定しているようで これは劇場に見に行きたいですね。5点満点でいいでしょう。
会計士 × 殺し屋という異質な設定が目立ってしまうが、、、
"映画という娯楽"から自閉症を知ってもらいたいという監督の意図が真面目に込められている作品。
高機能自閉症スペクトラムのクリスチャン・ウルフ役ベン・アフレックが見事にハマっている。寡黙且つ内に秘める抑えきれない感情含め、対人コミュニケーションは苦手でも、ちゃんと独立して生活出来るという指針というか希望の様な展開。
もちろん殺し屋はナシとして(笑) というか、沢山殺しちゃってますが、そもそも殺し屋ではなく。
こだわりの強さ、個々の落ち着く為の行動、どうやって接したら良いかなど、高機能自閉症スペクトラムというのをほとんど知らなかった自分にとって、映画というフィクションなのを踏まえて実に興味深く鑑賞する事が出来た。
この、映画としての''味付け''をどう感じるかは、受け取る側それぞれだと思う。批判的な意見も分かるが、まずは約100人に1人といわれる自閉症への理解の入り口として、とても良い作品。
本作が必ずしも正解とは限らないのは充分理解しているが、父からの教育と愛情は、子を持つ親の理想と希望を絶妙に体現していた。
容赦無く人を殺してしまうので、色々と『このままじゃダメだろう』的な場面もあるが、そこは映画のお約束として。細かな伏線も散りばめてあり、しっかり回収。自閉症を''障害''ではなく''個性''として素直に受け入れられるラストも心地良い。
現在と過去の記憶が交錯するが、少しずつパズルのピースをはめていきながら観るのも楽しい。オススメ。
力技
なかなか奇天烈で、盛り込めるだけ盛り込んで、一本!っていう作品。
色々複雑でダメよって思うし、それ本当にサヴァン、、、自閉症、、、ん?!って気になるところも多々あるにはあるのだけどね。本来の苦労を考えないで観れるなら、大丈夫かと。
アカウンタントで良くない?
何で邦題、コンサルタントなんだろ。
ベン・アフレックが好きで、
イコライザーとか
キアヌのジョンウィックとか
そういう現実にいるかもしれない範囲の
超ヒーローが好きな人おすすめ。
それ系の中では地味な方だけど、
中々、面白かったです。
期待を遥かに超えた面白さ
普通の殺し屋じゃないとか
あるあるやけど、
まさかのほのぼの感を感じてしまう!
暇で見出したのに
めっちゃ面白かった!
殺し屋とゆーより純粋な人で
可愛いすぎた!
最後に明らかになる秘密は面白い。好きだ。
大企業の陰謀を、金融コンサルタントという仮の姿で潜入し、その謎を追う会計士の男の話です。
そしてその男に仕事を依頼する会計事務所を名乗る女性。
その秘密が最後の最後で明らかになりますが、なるほど!!!!
謎を追う主人公の男は、幼少期に自閉症を患う一方で異常な集中力に長けており、施設によって武術や銃の訓練を受けていますので、超強い。
自閉症の人にも、普通の人には理解できない優れた仕事ができるというキャラクター演出が面白くて、それが最後に発覚しますのでお楽しみに。。
一方でその会計士に目をつけている金融犯罪捜査を追うと、徐々に会計事務所の謎が明らかになる過程も面白い。
その謎の人物が実は、、、おーなるほど。。
という感じです。
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