ザ・コンサルタントのレビュー・感想・評価
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秀逸キャラのアンチヒーロー、一作限りではもったいない!
自閉症の天才、サヴァン症候群のキャラクターはこれまでも数多く映画に登場してきた。しかし本作の主人公・ウルフがユニークなのは、会計士という表の顔と暗殺者という裏の顔を持ち、それぞれで天才的能力を発揮する点。会計士としては、大手企業の十数年に及ぶ帳簿を一夜にして精査し、不正を暴いてしまう計算能力。暗殺者としては、命中率100%のスナイパーで、格闘術も達人の域。
ベン・アフレックは、決して感情表現が豊かな俳優ではない。キャスティングが的外れで、さらに演出も合わなかったために、残念な結果に終わった作品もあった(「トータル・フィアーズ」や「デアデビル」を思い出そう)。でも本作は、表情の乏しさがむしろ奏功し、自閉症という設定にある種の説得力を持たせているし、図らずしてボケを繰り出す天然キャラ的なユーモアにもよく馴染むのだ。
アフレックの新たなハマり役、続編が製作されることを心から期待する。
意外性があった
クリスチャンウルフ
クリスチャンウルフ会計士はいい奴
田舎の農家の節税策を誘導する。
あのジグソーパズルを裏返しで!この子がウルフ?
はじめだけではわからない。
財務省レイモンド・キング局長
メリーデス・メディナ ボルチモア大学卒は本当か?
警察2年国土安全保障省2年は経歴詐称だろう。
財務省5年分析官勤務は局長が言っているから本当だろう。
11歳から18歳までの経歴は本当。殺人未遂まで。
そんな人を秘密の捜査に使うのはなぜ。
会計士の謎を追う。
フランシスから刑務所で学ぶウルフ
電話の相手の女性は?
リビングロボ社ブラックバーン社長(ラマー)
エド・チルトン、リタブラックバーンと登場人物が増える。
デイナ・カミングスは会社の会計課の人。
ブラクストン、エドを殺す。
最後にブラクストンがあの人とは、どんな確率だ
こだわりのディテールが大好物
⭐︎4.3 / 5.0
気持ちよく見れる映画
アナケンの出番少ない
数学に強くて人とのコミニケーションが苦手な会計士の裏稼業は凄腕のスナイパーというギャップが良い。途中爺さんばっかりでテンポが悪くなった気がする。あとアナケンドリックの出番が思ったより少なかったのも残念。
ジョンウィック風だけど、ベン・アフレックが良い
もう一度見たくなるほど練りすぎなストーリー
キャラクター設定がおもしろい
面白い
高い評価も納得の良作
【鑑賞のきっかけ】
劇場公開時には、その存在に気づいていなかったが、動画配信で高い評価を受けているのを発見し、鑑賞してみることとしました。
【率直な感想】
<これまでにない設定>
ベン・アフレック演じるクリスチャン・ウルフは、会計士を職業としながら、裏の顔は、殺し屋という役どころ。
彼は、自閉症という精神疾患であるというところが、これまでにない設定でした。
その卓越した数的なセンスで、会計士としての仕事をこなしつつ、殺し屋という裏の顔を持つ人物。
自閉症の人物を映画で描く場合には、どちらかと弱い立場、場合によっては、被害者的な立場に立たされていることが多いように思います。
でも、本作品では違います。
自閉症を障害と捉えるのではなく、個性のひとつとして捉え、天才的な数学的センスも自閉症であるために備わった能力と本作品では描写されています。
さらに、殺し屋として、凄腕のスナイパーでもあるのですが、冷徹に標的を捉えるのが得意なのも、もしかすると、自閉症であることから、自分に関心のあることへの集中力が並外れていたためなのかもしれません。
本作品の原題は、The Accountant(会計士)なのですが、なぜ、邦題を「ザ・コンサルタント」としてしまったのでしょうか。
コンサルタントは、会計という緻密な計算を行うというよりも、企業経営の手法などをアドバイスする、コミュニケーション能力を要求される仕事。
自閉症の人物は、他人とのコミュニケーションは得意ではなく、ベン・アフレックも、この主人公を他人との関わりが苦手な人物として演じています。
でも、会計士は、会計という緻密な計算を地道に行うことができる人に向いている(もちろん、コミュニケーション能力があった方が有利でしょうが)。
主人公のウルフは自閉症ではあれけれど、特に「数学」には興味を強く持っていたため、「会計士」の仕事が向いているとして、制作サイドは人物設定をしたのではないかと思っています。
<人物の相関図もなかなかのもの>
金融犯罪取締ネットワーク部局のキング長官という人物が指揮を執りながら、「会計士」の正体を探るというのがサブ・ストーリーなのですが、このキング長官の過去が語られるところから、本作品の脚本の緻密な構成が光り輝いて見えました。
【全体評価】
アクションのことには触れてきませんでしたが、一応の水準はキープしており、ここにこれまでにない設定の主人公が活躍する物語展開は、緻密な脚本に裏付けられて、高い評価を得ているのも納得の一作品でした。
会計処理の映画かと思いきや
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