劇場公開日 2017年1月21日

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「ゴルゴ13+伊達直人?」ザ・コンサルタント 琥珀さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ゴルゴ13+伊達直人?

2017年1月22日
iPhoneアプリから投稿

モハメド・アリさんも発達障害(学習障害)と言われていたので、本作では象徴的な使われ方をしたのですね(アメリカ人の中ではアリさんのことは常識ということでしょうか⁉︎ 恥ずかしながら、私は全く知りませんでした)。真偽のほどは確かめようがないのですが、エジソンやジョブズさんなどもそのような症状を持っていたそうです。
そういった症状を持つ方へのリスペクトの意味合いを含んだ作品だとして観ると、景色が違って見えます。暴力にはより強い暴力で立ち向かうことを教えた父親の心情にも、生き延びる為の防衛手段だけでなく、無限の可能性への期待もあったのではないか、と思えてきました。
一方、(一般人よりも優れた)異能が正義とは反対の側で発揮されることへの恐れのことも併せて考えると、もしかしたら、クリストファー・ノーランの描くダークナイトと通じるテーマがあるのではないでしょうか(トランプ大統領を選んだことは、まるでジョーカー‥‥人間の恐怖心や妬みなど負の側面を操る天才‥‥の術中にハマってしまったかのようだ、などと思ったりもしちゃいました)。
ゲイリー・オールドマンの立ち位置のJKシモンズもいるし、有能な執事役も施設にいるし、その辺りを深掘りしていくと、深みのある続編ができるのではないか、と期待しちゃうのですが、見当違いかな⁉︎

グレシャムの法則