キング・アーサーのレビュー・感想・評価
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ガイ・リッチー風味の英雄伝説、アメリカ受けしなかったが悪くない
6世紀のブリタニアから語り継がれるアーサー王伝説を、英国人のガイ・リッチー監督がハリウッドで映画化したのだが、残念ながら批評家受けせず興行もふるわなかった。続編作る気満々の内容だが、その目もすっかりなくなったようだ。でも個人的には、チャラくて肉体派なホームズ像にいまいち乗れなかった「シャーロック・ホームズ」シリーズより楽しめたし、そんなに悪くないと思うけど。
序盤で、幼いアーサーがスラムでケンカや格闘に明け暮れたくましく育つ過程を、モンタージュで一気に見せる場面からワクワクする。もしこうしたらこうなってああなって、というifの語りの部分にまで(台詞だけでも十分成立するのに)テンポ良いカット編集の映像がついて、これぞガイ・リッチー!と笑わせてくれる。時代劇なのにGoProのアクションカムで走る俳優の表情をとらえるなど、現代的なセンスを注入するチャレンジも評価したい。
ガイ・リッチーの魅力が詰まったアクション
本作を観ようとして間違えてクライヴ・オーウェン主演の「キングアーサー」を観てしまった。タイトルが全く同じなのでご注意下さい。
さて、間違い視聴のおかげ?で連続しての「キングアーサー」
あちらはジェリー・ブラッカイマーがプロデューサーの至って真面目な(こちらも真面目だけどね)特に見所のない並の、ちょっとおバカな作品だった。
そして本作は、ある意味おバカ度が増して、突き抜けた高揚感のあるファンタジーアクションであった。
序盤から超ハイテンポのカット割りとスローとハイスピードの切り替えや、顔のアップで魅せる、なんだかよく分からない疾走シーンなど、本作の監督であるガイ・リッチーに求めたものがギッシリ詰まり見応え充分。
会話中の未来予想や作戦内容などをわざわざ映像で見せてくれる親切設計もニクい。
若干CGの出来が残念な気もするけど、そのへんはご愛嬌ってことで。
なんだかよく分からない魔女的なものも出てくるんだからいっそ漫画やアニメみたいにドッパッーとやればいいのにと思った終盤、ガイ・リッチーはやってくれました。ドッパッーとやってくれました。円卓の騎士もお口あんぐり。
そしてなんだかよく分からない最後の決戦に望むのです。
この、なんだかよく分からない感じが(実際はちゃんとわかるよ)突き抜けたガイ・リッチー節なのです。
スピーディーでスタイリッシュ、そしてなんだかよく分からない。これが面白い。
一般的にガイ・リッチーはアクが強くてウケが悪いのか、ここでの評価は奮わないけれど、ハマれば癖になる自分スタイルを持つ監督で、私は好きだ。
ストーリーのほうは、お兄ちゃんとオッサンとヘビがわーってなってジュード・ロウ演じる王様と戦う。余計なロマンスはなし。聖剣スゴい。こんな感じの理解で大丈夫なんじゃないか?
会話のテンポが早すぎて細部がよく分からなかったとしても、マーリンて誰だよと思ったとしても、登場人物の顔が認識できなかったとしても、そんなことはどうでもいいのです。
インド映画の「バーフバリ」にも通じるようなぶっ飛び加減で、よく分からなくても面白い。
色々と唐突な感じがした。アーサー王の話を知った上で観た方が良いのか...
色々と唐突な感じがした。アーサー王の話を知った上で観た方が良いのかな?登場人物が多く覚えきれなかった。ロード・オブ・ザ・リングを思い出す演出。街中の逃走シーンは臨場感が凄かった。スマホのCMを思い出した。そして画面酔い。
アーサーが成長する過程がスポ根ものみたいで少し面白かった。
ある程度は史実に沿ってるらしいので、この作品でアーサー伝説のなんた...
ある程度は史実に沿ってるらしいので、この作品でアーサー伝説のなんたるやを少し理解した。剣を抜くところは本当にカッコいい。敵役がジュードロウで、この人もこういう役するんだなと思った。
スラムのアーサー王
Netflixで鑑賞(吹替)。
アクションなど、素晴らしい見せ方で迫力があったものの、ストーリーは盛り上がりに欠け、ドラマが薄く感じました。
アーサー王伝説をよく知らずに観ているのでここがどうとかは言えませんが、アーサーのキャラが軽薄に思えました。
ガイ・リッチー作品らしい軽快さは良かったですが、叙事詩的な重厚感が削がれているようでとても気になりました。
[余談]
セリフに「ナポレオンの馬よりも…」と云うものがあり、時代設定がよく分からず混乱しました。いつ成立した伝説かにもよるとは思いますが、さすがにナポレオンより前では…?
つまらない
見所がない残念な作品。
ガイリッチーは複雑な脚本をスタイリッシュな映像と
演出で格好よく仕上げる手腕はあると思うのだけど、
単純な物語も複雑にしてよく分からない物にして
しまう癖もあるように思う。
まさにこれが、それ。
売春宿生まれのろくでなしが王になる話で良いのに、
変にいじって訳がわからないわからない作品に
なってるように思う。
オープニングからごちゃごちゃして意味が分からない
ところから始まりエクスカリバーを手にして、
仲間が揃う一番面白いところも盛り上がりに欠けた。
ガイリッチーのキングアーサー。
ワクワクさせる組み合わせなのに残念だ。
おもしろいじゃん
言われてるほど全然悪くない。
きっとアーサー王伝説に思い入れは無いし、
別にアクションやらCGやらに造詣も深くないしっていう
そういうハードルが低い状態で見たことがよかったんだと思う。
6部作を予定してつくられた作品だったみたいだけど
パイレーツ・オブ・カリビアン風味のガイ・リッチー作品というか。
弱者がスキを突いて絶対的強者に一泡吹かせる感じと言うか。
市井の人(魔法使いもいるけど)がそれぞれの思いなり特性なりを発揮して
大きなことを成し遂げる架空のお仕事ムービー的に見てたら全然たのしめた。
タイトルなし
王である父を叔父に殺された息子が復讐を果たしキングアーサーとなるストーリー。CGを駆使したソードアクションで、妖術等所々ファンタジー要素もあるが、ガイリッチーぽく、展開がスムーズ。チャーリーハナムはチャイニングテイタムに似てる。ジュード・ロウは悪役似合う。
アーサー伝説…❓
アーサー王と云えば、円卓の騎士とともにローマ皇帝を倒して、ヨーロッパの王となる 物語だったと思いますが、まぁ、よくこれだけストーリーを自由解釈して、製作した監督に、脱帽です❣️
内容はよくある復讐劇でしたが、中世時代の舞台やファンタジー的な場面において、CGを駆使しており、それなりに楽しめた2時間でした。
但し、ワンカットシーンで、ストーリーの展開を説明するのは、スピード感を狙ったのかもしれないけど、少しついていけなかった。
トータル的には、酷評を受けるほど悪くはなかったと思いますが…ベッカムは友情出演かな…(笑)
悪とは破滅
猿は人を傷つけると優越感を持ち、人に対して危険な存在になるらしい。人を傷つけて喜ぶ人の気持ちも同じだろう。優越感は自分が力を持っている感覚だが、その力を正しく使う事で人は幸福になれる。だが、その背景には、世界を破滅させる恐ろしい力の存在がある。私達は結局、それと闘わなければならない。どの様な疑いと非難の嵐に見舞われようともだ。
ガイ・リッチーじゃなくてもいい感じ
エリックバナが父王なのは良かったけど、掴みの戦いが巨象ってありがちでガッカリ。大して斬新な展開もないので飽きてきた。クライマックスの闘いだけはまあまあ。
ジュード・ロウの生え際ばっかり気になる。
円卓の騎士?は動物を操る女魔術師以外はほぼ見せ場無し。幼馴染み2人はそれなりに。そのへんが差別化なのか?うまく作用してるようにも思えず。
この話が好きなんだねぇ
イギリス、というかイングランドの伝説、アーサー王聖剣伝説を、新しい感覚でテンポよく描いている。
話しは有名なのでどのように見せるか、ガイ・リッチー監督の腕の見せ所。
長い話をうまく短くまとめたなぁって印象 それによって映像に特徴も出...
長い話をうまく短くまとめたなぁって印象
それによって映像に特徴も出た感じがする
けどもうちょっと掘り下げて欲しかったなってとこもある
ガイ・リッチー印100%
隅から隅までまで「ガイ・リッチーしてるなー」という、ガイ・リッチー印100%のアーサー王伝説。
ヨーロッパ中世ものが苦手な身としては、現代的に格好良くアップデートされたアーサー王に乗れたし楽しく観られたし、アクションやケレン味たっぷりのファンタジーシーンも上がった。
ただ、登場人物が今どこで何をしてるのかがちょっと分かりづらかったかな。
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