世界一キライなあなたにのレビュー・感想・評価
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人生とは
人間の尊厳は尊重すべきだが、エンディングは複雑な気持ちになった。
貴族であり、成功した人生を送っていたウィルにとっては、事故のよって不自由となり、ただ生きるだけの人生に耐えられなかったのだろう。
そんなウィルに同情しながら助けられると思ったルイーザが相手のことを思って様々なことにウィルを連れて行き生きる素晴らしさを伝えようとする。
でも最後まで意思を曲げなかったウィル。
ウィルもまた相手を思いやり、彼女人生に新たな可能性を与え、自らは安楽死を選択する。
心惹かれながらも最後までファーストネームで呼ばなかったことが、自身のプライドを守った証のように思えます。
薄っぺらい、綺麗事だけのラブストーリー
何、これ?今年度最高のラブストーリーと評判らしいけど、私にはそうは思えないわー
ラブストーリーならそれだけ描けば良くない?何で尊厳死を絡ませなきゃいけない?そんな重いテーマを盛り込むのは、半身不随をテーマに描いてる他の作品に対して失礼だと思う。
肢体不自由や車椅子であっても強く生きようとした『最強のふたり』『しあわせのブレス』『潜水服は蝶の夢を見る』そして『パリ、嘘つきな恋』、強い生命力で生き抜いた彼らから、どれほど勇気と感動をもらったことか!
主役二人の演技は悪くなかった。ほっこりしたりドキドキしたり。それなりに上手い。それ故に、最愛の人が死んで、明るくパリで生きて行こうとするとか、マジ納得出来ない!まあ、原作ありきだから仕方ないのでしょうが、こんな話に涙は出ません。
死ぬ権利
恋愛と尊厳死というテーマだから、賛否両論あるのは、よくわかる
恋愛映画としたら、最初は仲悪いけど、だんだん仲良くなって、好きになってくのはいい感じだし、
プレゼントも個人的にはいいと思う(笑)
尊厳死の部分は、スイスなら合法ということで、調べてみたら、
厳格になってはいるけど、条件次第でって感じ
昔の自分を知ってると、個人的には、尊厳死容認派
周りは生きてて欲しいと思うけど、昔みたいになれらないなら、意識のあるうちにって思っちゃうかなぁ
ラストは泣きますね😭
後、ヒロインよりも、元カノが綺麗だけど、妹の方も可愛い❤️
邦題微妙だけど、直訳すると、あなたにあう前の私
ありふれた感じだから、捻るしかなかったのかな😅
安楽死、尊厳死を扱う映画を初めて見た。
エミリア・クラークという外国の女優さんを教えてもらったら、たまたまプライムビデオであり見た。思いがけない素晴らしい映画でした。
ただ、、僕は、今まで、尊厳死について、まともに考えた事が無かったし知識がなかった。
こういう映画がどういう影響を与えるかとかの議論もあるが、尊厳死を扱った映画がある事は言論の自由だからあって普通だと思う。
自己決定権は憲法で保障された大切な権利だ。今や、議論することは避けられないことだとは思う。
今回、感想を書くにあたって基礎知識をぐぐった。海外では、日本で一般的に考えられる尊厳死(積極的延命治療をしない)は認められている国もあるし、さらに踏み込んだ、安楽死をも認めている国もある。それに比して日本では、リビングウィルというものがあるが、尊厳死は、法制化されていないし、グレーゾーンということだ。
曖昧な国なんだなあ。一般的には延命を望むか望まないかなどは終末期の現場で常に待ったなしに問われているわけで、日本での定義の尊厳死は既にあるものとなんとなく理解していた。現実に法律が追いついていないのかな。
まず議論のスタートラインとしては、終末期のガン、終末期の高齢者、回復の見込みのない人の議論になるのだろう。映画の場合は、脊椎損傷による四肢麻痺であり、障がい者が対象になっていて、死にかけてたりは何回かしているとはいえ、まさに、安楽死であり、日本では、まだまだ入口にも立っていない内容のようだ。
感想は、調べていたら、なんかわからなくなってきたが、率直に胸を打たれて感涙した。難しいのはわかるが、映画をどう感じるかはまた別の次元。
ルーとウィルの顛末はどうなるのかと、没頭して見入った。生まれながらの小児麻痺でウィルよりも重い状態の人の介護を学生時代に少しだけした事がある。会話があれだけ流暢にできて心通わせられる事はそれはそれで幸せではあるとは思いながらは見たが、もちろん想像を絶する。
ウィルは自分は障がいを受け入れることができないと話して死を選んだ。確かに自殺か自殺じゃないかと言われたら自殺だよ。
人の人生には、突然に思いがけない受け入れ難いアクシデントが起きる事がある。そのために国家はあるし、社会保障制度はある。でも、そのときにその人がどうその出来事と向き合うのか、生き方、選択肢を強制はできない。
生きる事が素晴らしいなんて、そんな事は誰にでもわかる。それでも人は死を選ぶ時がある。
ルーは、ウィルに自分の生涯を捧げても生きて欲しかったし、ルーがそれを望み、ウィルもそれを受け入れたら、お互いに幸せにはなれたと思います。ルーはウィルに捧げた人生を後悔なんてしないだろう。共に支え合い生きることは一方的ではない。
しかしウィルはルーを本当に愛してしまった時に、たくさん悩んだはずだ。自分の幸せ、ルーの幸せとは何かと。
そして、逆に、ルーの新しい人生を切り開く手助けをする事に、命の証、生きた証を求めた。
経済力もあるわけで、ルーに可能性を追わせながらも、自分も生きたら良かったではないか?という選択肢も浮かばない訳ではないけれど、また再び愛する人を悲しませるかもしれない事に耐えられなかったのではないだろうか。実際に何度か死にかけていたし、自分が生きる限り、自分がルーのあしかせになると考えてしまうのだろうな。実際にそうかもしれない。何が正しいかなんて答えはない。
ウィルの意志をルーは受け止め添い遂げた。自殺を幸せなんて、言ったらいけないかもしれない。でも実際にウィルはたぶん納得して安らかに命を閉じただろう。
ルーの心の中に一生、ウィルは生き続けただろう。
死は生と常に表裏一体だ。真逆の選択のようで実はぎりぎりの選択なんじゃないかな。
死を選んだからといって、生命の尊さを否定した事にはならないかなと僕は思う。その人の本当の辛さは確かに本人しかわからない。痛みを分け合う方法だってあるんだけど。
正直、ウィルにルーと、共に生きて欲しかった。かっこ悪くても、生にしがみついて欲しかった。プライドの強い人間にはできないだろうな。行きつくところは、価値観かなあ。
そんなにスッキリはしないが、こういう人生もある。
人生の最期の選択
深く考えずに
相手を尊重するとはなんなのか、愛するとはなんなのか
・爽やかな風が抜けたような、彼がヒロインのなかで生き続けているという希望を感じたような、でも生き続けることをやめて欲しくなかったしヒロインとの今後をもっともっと見ていたかった…
複雑な感情がモヤモヤとして独特の余韻
・表情がコロコロ変わって堂々と好きな服を着てキラキラ明るいヒロインが超かわいい
・イギリスの田舎っていう情景がもうめちゃんこ素敵
・重いテーマに相反する、爽やかな情景・ポップなヒロインが独特のバランスをとっている
・コミカルなラブストーリーとしての要素で入り口を広くしてるけど、題材はもっと奥の方にある。導入として最高
・安楽死について、こちらが考えるための余白を多く作っている感じがする
(安楽死はあくまで個人の判断でありそれを認めることが相手を尊重することだという結論をだした登場人物たち / 散々感情移入した視聴者としてはそれを認めたくないという発想も出てくる)
→両者の発想を強制的に踏まえたうえで、安楽死をどう考えるか視聴者ひとりひとりの考え方が生まれてくるのでは?
・コミカルさが抜けないまま(というかヒロインの役柄のせい)シリアスな話題に入っていく場面が少し違和感。でもまぁ、映画一本のなかでそこまで丁寧に描ききるのも難しいよな。
・「障害があっても強く生きなければならない」みたいな押し付けがましさがなくて好き。この映画のなかでの判断は、彼個人のもの。
・最強の2人より、ヘルパー側のリアリティがあったように思う。相手の意思と、自分の意思をどう折り合いをつけるか、みたいな部分がよく出ていたように思う。
↑ヘルパーとして難しいのって、身体的な介助や肉体労働の面じゃなくて相手との関わり方だと思ってるから
・ヘルパーとしてのあり方にリアリティがない、とかいうレビューをみるけど、いや見せたいのはそこじゃねぇだろと思う。
・安楽死について、わたしはどの立場に立つのかは、わからない。身近な人がそんなことを言い出したら、ヒロインがしたように必死に説得するのは間違いないと思う。まぁでもきっと、安楽死なんて認められないというのだろうな。
でも今回の彼の決断を、責めるわけにはいかない。生きることを投げ出したのではないと思う。その生き様を美しいと思う。認めた両親を、素晴らしいとはどうしても思えないけど、そこまでに至るまでの苦肉を案じて、ある意味で尊敬する。
相手を尊重するとはなんなのか、愛するとはなんなのか、考えさせられた良き映画でした。
設定と邦題がイマイチ。
尊厳死とラブストーリーを一緒に描くときに、二人を大富豪と低所得者に設定するのはどうかと思う。
事故で重度の障害を負ってしまった彼(大富豪)の両親に、世話係として雇われた彼女(低所得者)は彼と恋に落ち、尊厳死を望む彼に一緒に生きて欲しいと説得するのだが…。
彼の世話をする状況において、彼女は物理的な苦労をほとんどしていないように見える。むしろ普段ならできない経験や世界を体験できて楽しそう。
実際、四肢麻痺の人との生活は想像を絶する苦労があると思うのだか、この設定だとそこらへんに対する彼女の覚悟みたいなものが描かれないから、なんか薄っぺらいなぁと穿った見方をしてしまった。
でも役者さんたちの演技はすごく良かったです!特にヒロインのエミリア・クラークさんはとってもキュートでした(^^)
思いやり
この映画を見て私が感じたのは人を思いやる心だった。ルイーザ、ウィル、両親それぞれの思いがあり他人の思いは受け入れられないこともあるだろう。
だってみんなそれぞれ違うのだから。
でもそこを少しでも理解しようとするだけで世界の見方が変わると思う。
この映画は尊厳死に賛成とか反対とかではなくて人生をどう全うするか、どれだけ人を思いやれるかを考える映画だと考える。
ウィルが自ら死を選ぶことに関して批判する声もあるがそれも一つの選択であり本人が決めた人生だ。
ウィルの過去の描写から現在とのギャップが大きすぎたのだろう。
それだけウィルは人生を楽しんでいた。
でも失ったものもあるが過去の自分では気付けなかったことに気付けた。
確かに周りは悲しむだろうし、自分勝手な選択だろうと思うかもしれない。
そういうことも考え抜いて彼は死を選んだのだと思う。
それを批判するのは違うと思う。
ルイーザもそれを受け入れて前に進んで行くのだろうなと見て取れるような終わり方で私的には終わり方も良かった。
私はこの映画をみて自由に生きていることの有り難さを改めて感じ、出来る限り挑戦し続けようと思った。
映画にするには設定に無理があるような…
安楽死と恋愛を描く所に違和感を感じる。原作ありきなんだろうけど、テーマが重すぎて素直に感情移入出来なかったな…
エミリア・クラークは良い女優さんだ。
切ない!切なすぎるエンディング!
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