「犯罪ものだけど本当の悪は何か!!」ジーサンズ はじめての強盗 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)
犯罪ものだけど本当の悪は何か!!
現実的な話から始まるけど
結局はファンタジーになって行くので
アメリカらしい映画だな〜〜。
緩めながら犯罪ケイパーものとしてもなかなか楽しい〜〜。
犯罪物なので手放しで褒めるわけにもいかないのだけど
劇中で語られるとおり、銀行は保険に入っている、
人さえ傷つけなければそれほど罪悪感を抱かずに済む。
もしも捕まって刑務所に入ってもどうせ数年の命、
家賃の心配をぜず、三食付きなら悪くない。
なんか気持ちは分かる。
楽しいエンタメ作品ながら、
グローバル化で海外に出て行く企業のあり方に疑問を投げかけている。
かつて、日本の某投資家が
「会社は誰のものですか?」と問いかけた。
かれは株主の物だと言いたかったのだけど
そこの製品を買う人たちはもちろん、
そこで働く人たちが暮らす街全てが大きな企業と共に生きている。
個人商店ならいざ知らず、巨大企業には
そこまで社会に大きくして貰った恩と責任があると思う。
「会社は誰のものですか?」の問いかけに
「会社は社会のモノだ!!」とこの映画は答えているように思う。
老名優たちのどこまで本気でどこまでアドリブか?
この兼ね合いが面白くて、メイキングが観て見たい。
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