「愛を謳った素敵な小品」孤独のススメ さとうきびさんの映画レビュー(感想・評価)
愛を謳った素敵な小品
アマプラでレコメンドされて鑑賞しました。
北欧の映画ということでカウリスマキ風かな?と期待して。
結果、そうでもあり、そうでもなし。
キャラクターの造形はカウリスマキ風にヘンテコなところもありますが
ストーリーはストレートで分かり易いです。
登場人物の殆どは初老の人々。
タイトルと冒頭からの想像した内容を嬉しく裏切って
ストーリーの進行につれて彼らのこれまでの人生の広がりが次々と明かされてゆきます。
食事のメニュー、買い物風景、小さな町と町をつないで市民の足となっている路線バス、お酒の飲み方…主人公フレッドの日常ルーティンの全てが
よく知られている欧米文化とちょっとズレていてオランダらしい異国情緒を感じさせます。
受け入れることができれば、愛は至る所に在る。
そんなメッセージを受け取った気がしました。
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