鬼はさまよう
劇場公開日:2016年6月25日
解説
「殺人の追憶」のキム・サンギョンが殺人鬼と復讐鬼を追う刑事に扮したサスペンス。女性や子どもの連続失踪事件を捜査していたテス刑事は、車の当て逃げ事件の容疑者を逮捕する。車内から大量の血痕が見つかり、男が連続失踪事件の犯人であると判明する。しかし、逮捕の直前に男はテスの妹をどこかに連れ去っていた。テス刑事役のキム・サンギョンのほか、「悪いやつら」のキム・ソンギュン、「皇帝のために」のパク・ソンウンが出演。
2015年製作/103分/韓国
原題:The Deal
配給:「反逆の韓国ノワール2016」上映委員会
スタッフ・キャスト
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なかなかどうして面白いじゃない。3年後からの展開もよく出来てる。無期懲役で収監されている犯人を殺害する方法は斬新で感心した。韓国映画特有のジメジメした感じが上手くはまっている。
復讐の為に鬼になったはなし。
うーん、連続殺人犯の動機とか人間性がもう少しみたかった。
2019年6月9日
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鑑賞方法:DVD/BD
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バイオレンス、狂気と陰鬱なストーリー…。
これぞ韓国サスペンス!…な一本。
刑事テスが偶然逮捕した当て逃げ犯は、巷を震え上がらせている連続殺人犯だった。
その被害者の中に、テスの妹が含まれている事を知り…。
殺人犯ガンチョンに戦慄。
もはや人の感情の欠片も無いのだろうか。
犯行も主人公たちの奔走も自分の行く末までも、不敵にほくそ笑む。
「妹の居場所を教えてくれ!」と土下座する(!)テスに、「自分で捜せ」と鬼畜の所業!
あるシーンで襲撃に遭うが、刺されても刺されても倒れない強靭さ(と場所が場所なだけに素っ裸)はターミネーター!
そして、遂に○されるラスト、自分の最期すら不敵に笑う。
途中までみやぞんにしか見えなかったが、鬼か悪魔か怪物か。
パク・ソンウンが恐演。
この殺人鬼が序盤で逮捕されてしまうので、追う刑事vs逃げ続ける殺人鬼の展開ではない。
悲劇によって人生を狂わされた二人の男のドラマがメイン。
即ち、テスとその義弟スンヒョン。
テスは必死に妹の遺体を捜すが、スンヒョンは…。
ちと冴えない風貌だが、画に描いたような“いい人”のスンヒョン。きっと妻の尻に敷かれながらも、それが幸せだったであろう。
それを全て奪われた。
残されたのは、悲しみ、怒りと憎しみ。
復讐を誓うスンヒョンは、一線を越えてしまう…。
義兄とも対峙。
テスも辛く、苦しい。義弟を救いたいのに、救えない。
元凶である殺人鬼は、その顛末を見て、ほくそ笑む。
結末も後味悪い。
ああなるしか無かったのだろうか。
誰も救われない。浮かばれない。
だからより一層、映画のラストシーン、幸せだった頃の主人公と妹夫婦の姿に…。
2018年3月13日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
韓国の殺人鬼モノって、犯人の怖さがうまい。同じアジアだからそう感じるのかな?
そしてたいてい救いがない。