「脱力感満載も、家族の絆にまさかの感動!!」シャザム! 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
脱力感満載も、家族の絆にまさかの感動!!
【賛否両論チェック】
賛:ヒーローの力を得て悪ノリ全開な少年が、次第に本当のヒーローとして成長していくまでが、非常にコミカルに描かれていく。「家族の絆」というテーマにも、思わず感動させられる。
否:不気味なシーンがかなり多いので、小さい子や苦手な人には不向き。
「見た目はオトナ、中身はコドモ。」
という、どこかで聞いたセリフとは真逆のヒーローですが(笑)、予想に違わずその活躍ぶりは非常にコミカルです。最初はおバカな実験ばかりをやっていた少年・ビリーが、邪悪な力を手にしたサドといかにして渡り合っていくのか、その辺りに注目です。反面、七つの大罪達の描写はかなりダークで、メチャメチャ怖いです。なので、小さい子なんかには全く向きそうにありません。
そしてこの作品全体を通して描かれているのは、「家族の絆」という意外にも真面目なテーマです。実の母親の面影を探し、里親を転々としてきた孤独なビリーが辿り着いた、1つの大家族。初めは心を閉ざしていた彼が、困難を経験していくうちに少しずつ成長し、心を開いて本当の家族になっていく姿は、観ていてかなり感動的です。
最終的には【あの】ヒーローも登場しますので、お楽しみに。コメディやアクションが好きな人には、文句なしにオススメです。
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