「底抜けに明るく楽しいヒーロー」シャザム! コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
底抜けに明るく楽しいヒーロー
試写を拝見しました。
おバカな子供がスーパーヒーローのパワーを急に手に入れたら、「とりあえず試してみる」と「己の欲望に忠実にその力を使う」だよね。
欲望と言っても、子供っぽい非常にどうでもいいこと。
細田版『時をかける少女』で、せっかくの時を遡る力でプリンを食べに戻るとか、そんな感じで。
困ってる誰かを助ける、世界を救う、なんてお題目に命をかけることはまずない。
それより、友達を助ける、家族を救うが戦う動機で、結果的に世界を救っちゃったみたいなほうがすっきりする。
だって主人公は14歳なんだから。
その辺の処理が実にうまかった。
前半がたるかったんだけど、中盤から一気にテンポがよくなって、楽しかったです。
他のDCヒーローがいるということも、新聞見出しや小物でしっかり見せてくれていて、先々の『ジャスティス・リーグ』につながる予感バリバリなのも、個人的には大興奮要素でした。
(ある意味、ほかのヒーローをネタに笑いにしていたのも爆笑)
あと、作中の使用曲のセンスが笑えました。
QUEENとか。
とにかく、4/19の公開直後の週末には、足を運ぶことをおススメしちゃいます。
多分、初動の一週間で行っておかないと、翌週の『アベンジャーズ エンドゲーム』に公開館を取られて駆逐され、観る機会が減っちゃうような気がするので。
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