「憎めない作品」さざなみ 空猫さんの映画レビュー(感想・評価)
憎めない作品
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シリアスな、寡黙なタッチで描かれているけれど、ただテーマは至ってシンプル。
私は女ですが、夫に同情しながら見ていました。そして妻については、まるで「私みたい…」と苦笑。結婚45年の絆に対する理想と、45年以来の嫉妬心で動揺するという、なんともかわいく面倒な女心。
途中、正直眠くなりましたが、ラストのキレキレなカットに「えっ!」と声を出してしまいました。よくよく思い馳せればこれも大円団。男性に言いたい、大丈夫、彼女の場合、これは今に始まったことではなかろうし、これからも続く。しかし愛があるからだいじょうVだと。
あまりパートナーに恋愛的執着心がなく、結婚の継続に理想をもっていない母(今年結婚41年)はいびきをかいて寝ていました。
※追記、後日見直した母は妻に共感し夫に対して激怒していた様子。笑
共感、という意味では好みが分かれそうだけど、画は綺麗だなと感じました。派手ではないけど、面白い映画でした。
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