「随所笑ってしまった後の後、その先にゾッとする」帰ってきたヒトラー 紅森さんの映画レビュー(感想・評価)
随所笑ってしまった後の後、その先にゾッとする
クリックして本文を読む
機は熟した。
というラストシーンの、総統を乗せた車の向かう先が真っ黒になってしまった…。恐すぎる。
希望的に考えたいので、恐怖政治は続かないと願いたい。
ザヴァツキのパソコンもある事だし…。
けれど、あんな人心掌握に優れた人が現代日本に君臨し、選挙演説したら大変かもしれない。この人なら無敵…って一票入れてしまうだろう…恐い。
ただ、現代でどこまでヒトラーが通用するかは懐疑的です。今は全世界のネットワークの目がある。
作中、ヒトラーの存在を無数に拡散出来たように、恐怖の姿もあっという間に伝わる…と信じたい。
とりあえずザヴァツキを助けねば。
何ともいろいろと現実ともリンクして深く考えてしまう、心に留めておこうと思う映画でした。
あとちょっと私の勘違いで途中までヒトラーのザヴァツキを、ざわつきって聞いていて皮肉めいた呼び方かと思ってしまった。ヒトラーならそう呼ぶかと……妙に聞き入れてしまっていた。謎のヒトラーへの先入観。
多分私みたいなのが騙される単純人間かもしれない…笑えない。
コメントする