ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出

劇場公開日:2016年6月4日

ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出

解説・あらすじ

エリザベス女王が19歳の王女時代に、非公式に一夜の外出を許された実話を基に、次期女王としての自覚と覚悟の芽生えを描く。1945年5月、6年間続いた戦争が終わるヨーロッパ戦勝記念日。国を挙げてのお祝いの夜に、お忍びでバッキンガム宮殿をあとにするエリザベス王女と妹のマーガレット。付き添いが目を離したすきに、マーガレットはバスに飛び乗り、エリザベスも妹を追って街に飛び出していくが……。監督は「キンキー・ブーツ」のジュリアン・ジャロルド。エリザベス王女役にサラ・ガドン、マーガレット妃役をベル・パウリーが演じる。

2015年製作/97分/PG12/イギリス
原題または英題:A Royal Night Out
配給:ギャガ
劇場公開日:2016年6月4日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5 若きエリザベスが凛として清々しい異色の歴史ドラマ

2017年3月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

史実を彩るエピソードに、若干の脚色を加味した歴史ドラマの佳作。オスカー受賞作『英国王のスピーチ』はジョージ6世が「開戦」を宣言するラジオ放送を行うところで幕を閉じたが、それから6年後にあたる本作では、同じ英国王がラジオで、今度は「勝利」を宣言する。その放送を宮殿内ではなく外で、一般の民衆と共に受け止めたいという若きエリザベスの願いもあって、彼女と妹、それに従者たちはお忍びで外出を許されることに・・・(これは有名な史実)。外の生活と人々の熱気に翻弄されるエリザベスは、さながら不思議の国に落下したアリスのよう。後の女王へと成長する彼女が次第に凛とした表情を獲得している様が清々しく、頼もしい。

ちなみにルパート・エヴェレットは、『英国王のスピーチ』のコリン・ファースと名作『アナザー・カントリー』にて共に名を馳せた名優。彼らが別々の作品でそれぞれジョージ6世を演じているところにも、キャスティングの”遊び心”が感じられる。

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牛津厚信

4.0 【”女王になる前に、私も民と共に祝いたい!”今作は、1945年戦勝記念日にエリザベス王女と妹マーガレットがお忍びで街に出て、民、兵士の喜び、哀しみを経験し、成長するヒューマンコメディである。】

2025年10月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

幸せ

ー 世界に、王族、皇族が居る国は多いが、個人的には英国と日本ほど、王族、皇族の方々を敬愛している国はないと思っている。マア、英国では最近そうでもない人も、いるけれど。その中でも、エリザベス2世ほど長きに亙り、民に愛された方は少ないと思う。
  それは、様々なドキュメンタリー映画でも描かれているが、持ち合わせた聡明さと機知に富んだ対応や、ユニークさを兼ね備えた方だったからだと思っている。
  今作は、実話ベースであるそうだが、エリザベス2世が若き頃から、上記の資質を持っていた事が、明瞭に描かれているのである。

■1945年5月、ヨーロッパ戦勝記念日。
 国を挙げてのお祝いの夜に、お忍びでバッキンガム宮殿を後にするエリザベス王女(サラ・ガドン)とやんちゃな妹のマーガレット(ベル・パウリー)。
 付き添いがガッチリと監視するはずが、彼らもイロイロとはしゃぐ中、目を離した隙にマーガレットはバスに飛び乗り、エリザベスもそれを追って街に飛び出していき、離ればなれになってしまう。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・産まれてから、庶民の生活をほぼ知らずに育った、エリザベス王女(リジー)とマーガレットが、はしゃぐ様がとても可愛い。
 この設定は、誰でも知っている「ローマの休日」である。

・リジーが、初めてバーに行き、民が喜びで踊り歌う中、知り合った宿舎から逃亡していたジャック(ジャック・レイナー)との関係が、徐々に好転していく様が観ていて、気持ちが良い。

・その中で、リジーは自分が知らなかった、ジャックが語る仲間の死に至る過程に耳を傾け、又、民の悲しみも学んでいくのである。

・面白いのは、お付の者もはしゃぎすぎているシーンであろう。こらこら。
 そして、お転婆なマーガレット王女が、一見紳士風の男に娼館に連れていかれ、眠りクスリの入ったカクテルを呑んでしまうシーンから、リジーがジャックの助けにより彼女を助け、娼館の主が男を殴りつけて、主が並べてある英国王室の人々の写真を嬉しそうに説明するシーンも良い。

・リジーがエリザベス王女と分かると、人々が直立不動で敬礼している中、悠然と歩くシーンも良かったな。

・そして、リジーはジャックを宮殿に招き、国王ジョージ6世(ルパート・エヴェレット)と、王妃エリザベス(エミリー・ワトソン)との朝食の席で、彼の戦功を説明する姿を見る国王ジョージ6世(「英国王のスピーチ」で有名ですね。)の、彼女の成長を見る父親としての姿も良かったと思う。

<そして、リジーが車をブッ飛ばしてジャックを兵舎に送り、別れ際にそっとキスを交わし、衛兵に”見なかったわよね。”とニッコリと笑う姿も良いのであるなあ。
 今作は、1945年戦勝記念日にエリザベス王女と妹マーガレットがお忍びで街に出て、民、兵士の喜び、哀しみを経験し、成長するヒューマンコメディなのである。>

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NOBU

3.0 エリザベスの休日

2025年9月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

幸せ

ドキドキ

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近大

3.0 地味

2025年9月4日
iPhoneアプリから投稿

事実に基づいているから仕方ないんだけど地味な映画
それでも頑張ってコメディ要素などを入れてるけどやっぱり盛り上がりにかける
王女脱走ものは永遠にローマの休日を超えられないでしょう

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承太郎

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