マスター・プランのレビュー・感想・評価
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こういうのは英米に任せた方が良いかな
スウェーデン映画というと、イングマールベルイマンやラッセハルストレムはよく見たが、
あまり馴染みがない。
ドラゴン・タトゥーの女はいい意味でスウェーデン映画ぽくなかったかな。
ということで、この映画。
スウェーデン発のクライムアクションだそうで。
個人的な復讐心から、その道のスペシャリストを集めチームを作り、
でかい仕事をやってのける・・・。
はい、そうです。オーシャンズシリーズと同じ展開ですね。
オーシャンズをはじめとしたアメリカ、イギリスの似たような映画と
比べるとどうしても物足りない。
チームメンバーも個性的で好感が持てるが、オーシャンズ11人に対してこちらは4人。
悪役もちゃんと悪い奴らだが、オーシャンズが世界的大富豪に対してこちらは国内の金持ち。
物語的にもどんでん返しありだが、こちらは仕掛けが弱い
やはり・・・物足りない。
こういう映画の最大の見どころは、如何にして金庫を開けるか!?だが、
カギの開け方が、「練習して直観で開ける」って・・・。
全編通して悪い所はなかったが、なんだろう。
美味い店に連れてってやるって言われて、行った店がファミレスだった。
みたいな感じ。
いや、メニューも豊富で美味いよ、そりゃあ。
でも、せめて行ったことのない店に連れてってくれよ。
という感じの映画でした。
ドン臭い
内容的にはチープなミッション・インポッシブル風スェーデン映画、そこそこ面白いのだが、主人公をチンケな自動車泥棒と設定したセンスの悪さで随分損をしている気がする、ワイルド・スピードを意識したのか分かりませんがそんな逸材なら端から頭を使って荒稼ぎできたでしょうに、せめて元MUST(スェーデンの情報機関)崩れ位は望みたい。
この種の映画は悪役と言うか敵役のスケールで面白さが決まってしまう、父親を殺して銀行を乗っ取りマネーロンダリングで稼ぐ悪徳銀行家はヒステリックなおばさん、配下で動くのは賄賂で子飼いにした汚職刑事ただ一人、これでは相手にとって不足でしょう。といっても強盗チームの方も悩み多き犯罪者、特殊能力といっても前時代的なアナログ職人だから凄さが分からない。
この種の映画は出尽くした感があるのでパクリと言われないように妙なキャラ設定で逃げたのでしょうが俳優も地味だしダイナミックさやスケール感が薄いのが難点。
それでも観客に反感を持たれないよう犯罪者臭を抑えて殺人は封印、地下鉄を使うとか裏をかくとかは知恵を絞ったのでしょう、ただお宝を既に手に入れたならあえてリスクを冒して作戦続行の必要がないと思ったらあの結末、盗人にも三分の理、狙いは小悪党が大悪党に社会的制裁を加えると言う義賊ものでしたか。あわよくばシリーズ化を匂わすラストでしたね。
ハリウッド物を見慣れているせいか一々がドン臭く思ってしまうのはいけないのでしょうかね・・。
もう少し緊迫感が欲しいけど、楽しめました。
相棒を殺害された自動車泥棒が、仲間を集めて仇である銀行家に復讐を挑む物語。
良く出来たクライムサスペンスです。
設定は王道で、無理なくテンポ良く進むストーリー。クライマックスにもしっかりと驚きが用意されていて、映画全般を通して飽きさせません。
キャラが少ないのも、好印象です。ラスボスも含めて、しっかりと人物設定が提示されているので、感情移入がしやすく感じました。
ただ、テンポが良い分、簡単に物事が進み過ぎていて、緊迫感の部分では物足りなさを感じます。
とても良い・・・と迄は言えませんが、良い意味で気軽に楽しめる作品、という評価です。
可もなく、不可もなく
卒なく進む展開、でも何か物足りない。
高級車ばかり狙う泥棒が相棒を殺され復讐を誓う流れは、主人公の動機付けとして良いとして、何故か急に犯罪ボスのような振る舞いで次々に仲間をスカウトしてゆく下りは違和感がある。何を急にエリート振ってるの?みたいな。
所詮は金で繋がってる連中な訳だから、お約束かも知れないが、復讐と来たなら展開としては裏切りがないとな。そこら辺のツボを押してほしいのよ。
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