「こういうのは英米に任せた方が良いかな」マスター・プラン にゃろめさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5こういうのは英米に任せた方が良いかな

2022年2月19日
PCから投稿

スウェーデン映画というと、イングマールベルイマンやラッセハルストレムはよく見たが、
あまり馴染みがない。
ドラゴン・タトゥーの女はいい意味でスウェーデン映画ぽくなかったかな。

ということで、この映画。
スウェーデン発のクライムアクションだそうで。

個人的な復讐心から、その道のスペシャリストを集めチームを作り、
でかい仕事をやってのける・・・。
はい、そうです。オーシャンズシリーズと同じ展開ですね。

オーシャンズをはじめとしたアメリカ、イギリスの似たような映画と
比べるとどうしても物足りない。

チームメンバーも個性的で好感が持てるが、オーシャンズ11人に対してこちらは4人。
悪役もちゃんと悪い奴らだが、オーシャンズが世界的大富豪に対してこちらは国内の金持ち。
物語的にもどんでん返しありだが、こちらは仕掛けが弱い
やはり・・・物足りない。
こういう映画の最大の見どころは、如何にして金庫を開けるか!?だが、
カギの開け方が、「練習して直観で開ける」って・・・。

全編通して悪い所はなかったが、なんだろう。
美味い店に連れてってやるって言われて、行った店がファミレスだった。
みたいな感じ。
いや、メニューも豊富で美味いよ、そりゃあ。
でも、せめて行ったことのない店に連れてってくれよ。

という感じの映画でした。

にゃろめ