劇場公開日 2016年10月21日

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「【”遺物。そして二人の艦長の悩みと、一人の英雄だった艦長の歪んだ憎悪。”今作は、連邦に尽くしながら見捨てられた男の歪んだ哀しき復讐譚である。】」スター・トレック BEYOND NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 【”遺物。そして二人の艦長の悩みと、一人の英雄だった艦長の歪んだ憎悪。”今作は、連邦に尽くしながら見捨てられた男の歪んだ哀しき復讐譚である。】

2025年9月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館、VOD

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ー なんとなーく、J・J・エイブラムスの偉大さが分かる作品。ごめんね、ジャスティン・リン監督。-

■未知の星に不時着した宇宙船の救出ミッションに出発したエンタープライズ号。このミッションを最後に、カーク(クリス・パイン)は5年もの長き旅をする中で、艦長を辞める決断を胸に秘めていた。
 しかし到着直前、無数の飛行物体による急襲を受けたエンタープライズ号は撃破され、仲間は散り散りになってしまう。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・どうも、適役の宇宙人の造形が美しくないと、観ていて少しテンションが落ちる。ごめんね、”異星人”クラールを演じたイドリス・エルバ・・。

・けれども、クラールが且つては連邦軍の宇宙戦艦フランクリンの船長で人間、エディソンだったと分かるシーンから、彼の歪んだ連邦軍への憎悪が理解できるのである。
 そして、ふと、ウルトラマンの名作である”故郷は地球”に登場した元は人間の宇宙飛行士で、事故により地球に帰れなくなり、怪獣となってしまったジャミラと、クラールの造形が重なって見えたのである。

<カークは、壊滅状態の中、仲間とクラールと戦い、彼を倒した事でもう一度、館長として連邦軍を支える決意をするのである。
 今作は、連邦に尽くしながら見捨てられた男の歪んだ哀しき復讐譚である。>

NOBU
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