ルームのレビュー・感想・評価
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ネズミで、グリーンマイルのMR.ジングルスを思い出し、早々に打ちの...
ネズミで、グリーンマイルのMR.ジングルスを思い出し、早々に打ちのめされれば、あいつの「昼間も閉じ込めてるのか?」には「お前が言うな!!」と暴れそうになる。冷静に見られない要素を沢山孕んだ胸糞悪い作品だった。(←褒めてる) 気になったのは「2面性」。 部屋の中と外。頭の中と外。本物と偽物。 真実と嘘。虚構と現実。 へやの外の時間は、バターみたいに薄い。 たくさんのモノがあるということは、つまり、そうならざるを得ないのかも。 あふれ返るモノ、情報、食べ物、何時だって足りないぐらいがいいはずだ。 へやの中で過ごした時間を悪しき時間とせず、希望的観測ある作品に仕上げた監督のフォーカスに共振した。 母親ジョイは絶対に見放さなず、ことあると抱きしめることをした。 彼は過去ときちんと別れ、だから前に進める。 サスペンス要素は少なく、相反する様々な2面を繋げ、物語は新しさと勇ましさに内側をあたためた。
素晴らしい作品
これでもアカデミー賞の作品賞は獲れないのか。 ブリー・ラーソンの主演女優賞だけに終わる内容ではない。 子役のジェイコブ・トレンブレイ君は主演男優賞でも何らおかしくない それだけこの作品で二人の印象度は間違いなく高い。 しかしこの作品の心理描写も見過ごす事は出来ない。 脚本演出も見事である。 そして音楽もラストシーンを意味深なものに仕上げ素敵な余韻を与えてくれた。 それにしても先日起こった女子中学生誘拐監禁事件をそのまま映画にしたような内容でリアルさも加わりなんとも見ごたえのある作品である。 本当に素晴らしいのでたくさんの人に劇場で観てほしい。
ジャックが初めて見た空
ジャックが天窓からではない空を初めて見た瞬間がとてもよかった。 後日監禁された部屋を見に行った時に「(部屋が)縮んだの?」と言った彼が印象的。 それだけ世界は大きかった。 脱出後の話も描かれていてとてもよかった。 髪を切ったジャックがとても可愛いくて愛しくなった。 結果ジャックが母を助けたわけだけれど、もし彼女に子どもがいなければ、いつ助かったのだろうかと恐怖を感じた。
脱出劇ではなくて、それも含めたその後が意味があるように思う。最初の...
脱出劇ではなくて、それも含めたその後が意味があるように思う。最初のジャックのおはよう、と最後のさよなら、が対になっていて、象徴的だった。
何かと印象的な作品
評判良いのでは観に行きました! 原作も脚本も良いのか、この母子に次々と様々な事が起こり考えさせられる展開でした。 ジャックが可愛いのもあってやるせない気持ちにもなります。 7年もの監禁生活も恐ろしいですが、抜け出してからの生活も同じ様に辛い日が続く。 この後もこの母子の人生も気になります。 こんな監禁事件は実際に起きてるし衝撃的な映画でした。
愛って…
難しい。ティーンエイジャーが誘拐されて身ごもってその子を糧に生きて来て。脱出がメインではない。凄く泣いたけど。2人以上の生活になって伸し掛るというか考えていた事、避けていた事に直面して初めて表面化する問題。一概には何も言えない。その状況に陥ってみなければわからない事も。ただただ主演の2人に拍手です。凄い。良いものを見せてもらいました。何故かエンドロールが終わるまで席を立てなかった。
凄く良い作品でした!
最後まで凄く良いストーリーでした! 特にジャックが部屋から脱出するという シーンは凄くハラハラしました! 部屋の外に出ても、問題や悩みなどが 沢山あって、そんな中でも成長していく ジャックに凄く感動しました! みんなにオススメしたい作品です!
着眼点は素晴らしい
着眼点は素晴らしいと思う。映画の冒頭の設定。あそこから始まるドラマ、部屋の中の宇宙、そとの世界。中盤の脱出劇と、外で進んだ時間、かんたんに取り戻せない時間、今後の困難、再生、そしてラストシーン。 素晴らしいと思いつつそれほど引き込まれなかったのは、演出とカメラと音楽(大げさ)と美術が個人的には惹かれなかったな。もっと面白くなれそうなのに、ということだけど、子役は素晴らしかった。 あ、そうか、是枝監督ならもっとエゲツなくやっただろうに、ということか。
心理描写が秀逸
子供を持ってないので、普段親子ものには あまり共感出来ないのだけど これはエンタメ作品として普通に観られました。 前半は脱出ものとして面白いし 脱出後に物語の熱を冷めさせないために 用意された仕掛けもしっかりある。 ある人が犯人に良く似てたり、 ある厳しいインタビューシーンがあったり 主人公の戸惑いと子供の成長から観客は目を離せない。 にしても、子役の子がとにかく可愛いくてよかった。 でも正直、この子が大人になってどんな顔になるのか心配〜〜 物語的にも、子役的にも…。 途中、チラッと出て来る白いワンコが 絶妙にくたびれてて、凄くホッとさせてくれました(笑)
事件が終わった後が重要
深い…。 ただの拉致監禁事件で終わらないところが、これまでの映画とは一味違います。 誘拐された女子高生が、1人の少年を産んで7年も監禁されていたというストーリー。犯人のいいなりになる人生で、一生を終えるのかと思いきや、意外なところで事件は終焉を迎えました。 そして、この物語はここから新たなストーリーへと進んで行きます。 これまで、納屋という狭い世界しか知らなかった少年は、広い世界を知ることで、どのように生きて行くのでしょうか? 始めは母親を頼り弱々しい少年。しかし、広い世界を知りながら徐々に成長してゆく彼の姿に涙しました。 いつしか、母親から支えらるばかりの少年が、今度は母親の体調を気遣う優しい少年に成長して行きます。 母と子の絆を通じて、女性として1人の人間として多くのことを学ぶことのできた作品となりました。
ブリー
ラーソン。てっきり母親と少女の話だと思ってたら少年だった。長い髪の少年、誤解を恐れずに言えば、彼がパンツ姿一丁で走り回る時、ちょっと危うい生々しさがあって、その危うさはブリーのスッピンで不健康な締まりのない貌から現れるヴァンダばりの強靭な眼差しや、苛立ちと安堵を繰り返す不安定表情の危うさと双璧。正直迫真の演技モノはあまり好きではないし、シチュエーションものは好きではないけど、流石に悪くない。
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