ルームのレビュー・感想・評価
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ストーリーも面白いけれど…。
アカデミー主演女優賞。
たしかに作品見ると納得。
部屋の中、脱出してからの苦悩、鬼気迫る姿があります。生まれて5年目に初めて外の世界に出て行く子役も充分な名演。
前半のサスペンスタッチと後半の人間関係の描写にメリハリがあって面白かった。
深く心に刻まれる作品。
まずストーリーですが
日本版の予告編は見ないことをお薦めします
見るなら、言葉が分からなくても海外版を見るべきです
この話は監禁されていたこと、そこから脱出することというものを描いた作品ではなく
監禁というものに対して、その被害者である女性と子供、そして社会、異なる捉え方をそれぞれの目線で浮き彫りにする作品です
オチがあるような作品ではありませんが
俳優(特に子役)の圧巻の演技、展開、台詞の1つ1つが心に刻まれるような時間を創り出しており、バットエンド、ハッピーエンドということを越えた感動を与えてくれました
こどもに救われたが。
「ルーム」は3つのストリーに分かれている。
①ルームからの脱出劇
②解放後の現実のきびしさ
③母親を救い出すジャックの行動
①は、鬱屈したルームの中に母親とこどもの日常が描かれる。
そして、大きな転換、脱出劇。
それが成功した時の開放感と深い愛情劇。涙がこぼれ落ちた。
②はマスコミに追い込まれる母親の精神状態と、その状況にも愛情を求めるジャックのすれ違いが哀しい。
女性キャスターはいう「生物学的には犯人のこどもですよね』
母親はいう「彼はわたしだけのこどもです」
そんな状態の母親が病んで病院に入ったときも、その現実がわかっていたのか、わかっていないのか、ひたすら待ち続けるジャックの姿が愛おしい。
③は母親を救うため、そして、自分自身を納得させるために「ルーム」に戻り、思い出の品々と別れをいう。
なんて出来たこどもなんだろうと思う。
これはあくまで映画である。感動的につくられた映画である。
それにしても、その子役であるジェイコブの演技はすごい。
ディカプリオの主演男優賞に文句はないが、ジェイコブにももうひとつの演技賞をプレゼントしても惜しくないと思った。
だから、主演女優賞の影が薄くなったと思ったのは僕だけではないだろう。
もう一度見たい
観終わった後も衝撃が残りました。
まず、キャストの演技やリアルさに本当に圧倒されました。
何度も引き込まれ、胸が苦しくなったり、戸惑いつつも驚嘆したり、、感情が忙しかったです。
キャラクター的には、ジャックの純真無垢な子供らしさが愛おしくて、柔軟な強さには素直に敬意を抱きました。ジェイコブくんの演技力ほんとにすごい。泣く演技が初めてだったとは思えないです。
また、後半部分からの、監禁から解放されたことによって、 「母」以外にも「被害者」や「娘」としての立場を7年の空白の時間と共に背負うことになったジェイの葛藤が、痛いほど突き刺さりました。
1回ではまだ見きった感が無いので、また見に行きたいです。
アカデミー主演女優賞作品ながら、子役の男の子の演技も天才的。本当に...
アカデミー主演女優賞作品ながら、子役の男の子の演技も天才的。本当に母も子もどちらも主役で、それぞれの目線で感情移入できる映画。
朝霧の監禁事件の報道の直後だけに、重さと怖さも強く心に残るが、母子と家族の愛情が救いというか希望を感じさせてくれる作品。
It's tough
ストーリーはシンプルだけど、精神的にくる映画でした。お母さんとジャックの信頼は、小さな部屋でしっかりできていたと実感できます。
部屋から逃げ出すまでの大変さだけでなく、逃げた後での大変さもあると痛感しました。
精神的に回復するには、時間が必要だってこと。
理解しました。
見ごたえのある映画です。
主人公が警察に保護される場面ではちょっと涙が出た。
TOHOシネマズ西宮OSで映画「ルーム」(Room)を見た。
主演のブリー・ラーソンが主演女優賞を初ノミネートで受賞した。
ブリー・ラーソンは2017年公開予定の映画「コング スカル・アイランド(原題)」で
トム・ヒドルストン、サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・グッドマンなどとともに出演することが決まっている。
ブリー・ラーソンの母親役でジェイソン・ボーンシリーズの第2作から第4作まで出演したジョアン・アレンが出演している。
17歳の時に男に拉致され7年間施錠された部屋に監禁されている女性とその部屋で生まれた少年が主人公である。
誘拐され2年間監禁されていた埼玉県朝霞市の女子中学生が保護されたのがちょうど2週間前の2016年3月27日なのでこの事件のシチュエイションには生々しさを感じる。
冒頭から納戸での2人の生活が描かれている。
2人が監禁されているとわかる描写は上映開始からけっこうな時間が経ってからである。
中盤よりも以前に男の子が部屋から脱出する描写があるのだが、最初のクライマックスがここである。
死んだと思っていた少年が生きているとわかり、少年を追いかける犯人。
少年と散歩の男性がぶつかる場面。その男性と犯人の会話。
男性が警察に連絡し、女性警察官が少年に質問をする場面。
はじめて見る外界に戸惑い、警察官の矢継ぎ早の質問に上手く答えられない少年。
少年の言葉の端々から事態を嗅ぎ取った女性警察官。
すぐに緊急手配をかける女性警察官。
主人公が警察に保護される場面ではちょっと涙が出た。
後半からは開放されてからの生活である。
7年ぶりに自宅に戻った主人公だが、その間に両親は離婚している。
新生活がはじまるはずなのになぜかしっくりとしない、すべて順調とは言えない生活。
製作国はアイルランド・カナダ合作となっている。
上映時間は118分。
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
ものすごく心にずーんと響く作品。
見に行きたかった作品の1つでした。
ものすごく心にずーんと響く作品。
重い作品ではあるのですが、撮り方がとても良いので暗いだけでなく、少し希望を持たせてくれる。そんな作品にも感じました。
ジャックはその「部屋」しか知らないので、いろいろなことに混乱していたけど段々と「世界」と接するうちに変わっていく様が見てるわたしも嬉しくなりました。
また、母であるジェイは本当に辛い日々を過ごしていたんだろうなと思いました。時々垣間見れる表情から見てとれ、心が痛みました。
この話は「部屋」からの脱出でおわりではなく、その後の2人も描いていて現実の厳しさというものも感じました…。
とにかく中盤から度々涙止まらなくなってました…
重い話ではありますが、後味が悪いという訳ではないので見て欲しい作品ですね。
7年の歳月が過ぎてから描かれているせいかルーム内で過ごす恐怖感や辛...
7年の歳月が過ぎてから描かれているせいかルーム内で過ごす恐怖感や辛さがストレートに伝わってこなかった。
主演女優賞を獲得したブリー・ラーセンより子役の演技が素晴らしく心打たれた。
母子の愛とは
この映画でブリーラーソンがアカデミー賞主演女優賞を獲得していたため期待して観ましたが、彼女の演技も勿論ですが想像以上に心揺さぶれる映画でした。
畳四帖あるかないかというぐらいの狭い部屋で7年間監禁されていたジョイと、そこで5歳になるまで育ったジャック。ジョイを誘拐した男はその部屋のドアに施錠をして時たまその部屋を訪れます。
しかしある日ジャックはチャンスを利用して逃げ出すことに成功、2人は無事助かります。
ジャックはテレビでしか見たことのなかった外の”世界”を目の当たりにします。
この映画はまず一つには、現在の世の中でも普通に起こっている誘拐という犯罪の裏側を描いています。ジョイが家族のところに戻った後でもひどく苦しむシーンがありますが、被害者とその家族の心の傷は解放された後でも消えないということです。
しかしそんな苦しむ母親を助けるのがジャックでした。ジョイは外の世界に戸惑いながらも、自分を愛してくれる息子に元気をもらいます。
2人の間にはどの母子にも負けない強い絆があったのです。その絆に涙してしまいました。
それにしても天才子役と言われるジェイコブくんの演技も確かに流石でした。髪を切るまで女の子にしか見えませんでしたが。
ヒューマン
事件は、とても悲しいことだったが事件を通していろんな人の立場や 思いが交錯する。
人の愛、家族の愛とは、生きることとは、なんなのか?と考えさせられる。自分がもしその立場ならどうできるか?と考えさせられる。
70点
父性の喪失はもはや犯罪、母性の肥大は幻想(そんなに子宮はでかくない。脱出カタルシスより、その事実に直面する描写。我々は「世界」視点で「社会」を絶望しつつ生きる他ないと、仏教的解釈が導き出された。
「ルーム」がカンガルーの袋ばりに作用して、意識の差異を浮き彫りにした格好
男に7年にわたり監禁された女性と、その過程で身籠った5歳の息子を描...
男に7年にわたり監禁された女性と、その過程で身籠った5歳の息子を描いた作品。
この映画の本質は監禁されていた実態ではなく、辛くも脱出したその後を描いたことにある。
生まれてから5年間、「部屋」(ルーム)を出たことがなく、外の世界を知らない少年に押し寄せる情報の洪水と、望まぬ子を背負わされた母親の苦悩。
非常にリアリティがあり、重く感じられた。
純真無垢な子供は強く、外の世界をどんどんと知ろうとする。
それに対し母親は、脱出出来たにも関わらず幸福感を得られず新しい世界に絶望する。
その反比例して離れていく2人の距離に胸を締め付けられる思いがした。
この子役は素晴らしい。
マコーレカルキンやハーレージョエルオスメントみたいにならないといいのだが…
いい映画でした。
期待を大きく超えるいい映画でした。あの駄作のフランクを撮った監督とは思えない、脚本がよかったのかも。すごくよくできた作品です。僕はレオが好きになりましたよ。実のオヤジは最低。だからそうなったんだねえ。
凄い!
本当に心が痛くなる作品でした。
ショートタームのブリーラーソンの演技に
圧倒されます。子役も素晴らしい
実話は既知だがこの映画自体現実では?と
思わされた、
何度か悲しい涙と腹だだしい涙がでた
最近の日本での監禁事件とオーバーラップされ
云われない自由を奪われた人の尊厳を考えさせられた
近場のシネコンでしたがそんなに入っていなかった
みていない方にオススメします。
観て損はない上質な作品です。
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