「脱出成功時は泣けてしまったのに」ルーム うにたん♪さんの映画レビュー(感想・評価)
脱出成功時は泣けてしまったのに
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冒頭から狭いルームでの生活が“何か"伝えてくれる。
犬の散歩してるおっさんが反応しなかったらと思うとヒヤヒヤしてしまった。
しかし、解放されてからがこの映画の始まり。
被害者である若い母親と加害者の息子ジャック。
祖父、祖母と祖母のパートナー…娘が誘拐されこの様な結果で戻って来れても複雑過ぎる心境に揃って戸惑いを隠せない。
しかし、徐々に落ち着き取り戻して行く生活。
ラスト、ジャックがルームにやってくる。
彼にとって世界であったルーム。
「縮んだの?」彼の成長と本当の世界が広がった事を感じさせて映画は終わる。
暗く厳しい部分は控えめにしてくれたお陰で見易かった。
母親の苦しむ部分は自殺未遂を起こした為、作中には出てこないし、ワイドショー的下世話な部分が大嫌いな自分には良かった。
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