「悪魔の子供は悪魔じゃない」ルーム ゆさんさんの映画レビュー(感想・評価)
悪魔の子供は悪魔じゃない
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監禁部屋で生まれ育ったジャックは、ジョイを3度救う。
1度目は部屋から。
2度目は自殺未遂から。
3度目の救いは、まだ部屋に囚われていた心の解放。
例え父親が悪魔でも、子供は悪魔じゃない。そして生物学的繋がりは、関係ないのだ。
何度も何度も子供は親を救ってくれる。
へやしか知らなかったジャックは、世界を知ってもへやに未練を持っている。
あのへやが全てだったから。
でも世界を知った今、へやはあまりにも狭く、縮んでしまったのかと思うほど。
この先の未来は、明るくはないかもしれないけれど、世界は広い。
どうか、過去からも境遇からも解放されてほしい。
実の祖父がジャックを見れないというのも、切なかった。子供に罪は無いのに。
レオが優しくて良かった。ジャックがトラックからジャンプしたときも、ホンモノの犬がいて、それで助かったんだよね。
子供は天使だなと思わされる映画だった。
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