何者のレビュー・感想・評価
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僕は勘違い人間でした。
この作品は、正に僕の様な人間の話でした。よく作品の中の人物と、自分を重ね合わせるんですけど、ここまで似てるのは始めて。しかも、それが誇らしくない。自分が嫌になる。嫌な気持ちになる。ドス黒い。ツイッターとかはしないんだけど、自称分析屋ってところ、苦しい…
それぞれの人間の闇を描いた、恐ろしく、エグい作品でした。もう一度観たいが、怖い。中毒性あるのかな。。単に僕がMなだけかな。。。
ヤバイ。これは、始めての体験。是非。観たほうがいい。いや、観ろ。
豪華俳優陣が見所
今どきの就活ってこうなんだ
豪華なキャストにつられて観てみました。
原作を読んでいませんが、朝井リョウさんの原作っぽいな〜って感じました!後味は悪いですが、自分の学生時代との差を痛感するとともに、今どきの就活ってこんな感じなのかって、考えさせられました。ネットも無い時代とは違うのがあたりまえですけどね。三流大学の中井貴一や柳沢慎吾、時任三郎が就活に苦戦する(当時は就活なんて言葉自体ありませんでしたが…)『ふぞろいの林檎たち』世代の私には色々と感じるところ満載でした。
菅田将暉、光ってましたし、二階堂ふみ、scoopで見直しましたが、今回もいい味出してましたね⁈この役は他の女優では中途半端になり兼ねないです。豪華なキャスト陣から期待値を上げすぎた方は別として、飽きずに最後まで楽しめました。
日常って、そうなんだけど…
桐島、部活やめるってよ、
でも感じた事だけど、浅井リョウ原作って、やっぱり終わりがイマイチすっきりしない。
主人公が、
あるきっかけで、
自分って本当にこのままでいいんだろうか、
他人を批判的に評価することで自分はそれとは違う、と自分を保つだけでは、きっと前には進めない…と気づき、ふと歩みを止めて今後の行く先を考える。
きっと、日常ってそうなんだろうけど…
そこで終わるか、という感じ。
その後の彼の行く先は、
私たちの想像力に委ねられている。
わかるんだけど。
…なんだろうもうひとつ、
もうひとスパイス欲しい感じで終わった。
好みの問題かな。
でも、過程で描かれた各登場人物のキャラやツイッターなんかのSNSのウラとオモテで渦巻く人間の色んな感情や思惑がリアルに感じられて、思わずニヤついたり、共感したり、あ、コレって客観視するとこんなにイタイことなのか、て再認識したり。
その辺りを感じられたのは楽しかったなー。
それにしても二階堂ふみは、
普通の女の子の役だと目立たないけど、
人間の毒の部分や影の部分を含ませた途端に、いい意味で存在感ある怖い女優さんだなと。
演技力がある女優さんだと思ってたけど、人の影の部分を演じさせたら底力がスゴイ、ていう言葉のがフィットするかな。
佐藤健の、常に何かノドにつかえてるものがあるようなアンニュイな演技も印象的だったけど、やはりさすがの菅田将暉でした。
どんな役どころやっても、
「あ〜〜そうそう!こういうヤツいるいる!」
とリアルに本質に寄せてくる感じ、
しかもそれが肩の力入ってなくて
さらりとやってのける感じ。
やっぱり好きだなー。
すっきりしないけど面白かった
下痢性の腹痛に見舞わられる。
映画的な演出も撮影も取り立てていいわけではないし結局何が言いたいのかよくわからないけれど
この映画は人の心の動線を描くことに意識が向いていて、
それが見てる側にも凄く良く伝わるので見ていて気持ちよかったです。
主人公が全部感情をセリフで喋っちゃうなんて嫌いな演出なのですが、そんな事が気にならないぐらい
どの台詞も、どのキャラクター造形も見覚えがありすぎるし、ずっと自分が作者に叱られている気がして凄く恐ろしい…。
怖すぎて、身体冷えて下痢性の腹痛おこしてました。
会社勤めかフリーランスか作家かを選ぶ事でぱっかりわかれる学部なんかにはありそうなやりとりが満載なので、
そういう学部の人達はこの映画でも見て
お互いに客観的に見、
尊重しあい、
マウンティングし合うような事はしないようにして欲しいものです。
んー。
誰もが拓人に
自分の頭の中にあるうちはなんでも傑作
という言葉が刺さった。SNS時代でたしかに個人ブランディングしやすく個で動きやすい世の中になったが、その代償に周りの目や一挙手一投足を気にし、人と比べることに大切な時間を浪費している人が増えている。
結局自分の信じる道を、行動あるのみで進むしかないのだけれど。
日本の新卒一括採用という、「就活」ではなく「就社」である悪しき習慣や、自分を誇張するデジタル別人格をするどく皮肉る朝井リョウの原作を、豪華なキャスト陣でテンポよく、新しくポップな演出で最後まで飽きさせないつくり。
自己実現ややりたいことの実現という人生において、「働く」ということを改めて見直せる良い作品。
就活生や進路変更を考えているタイミングの人たちにはぜひ観てほしい。
共感できると思うよ
主人公の拓人をみて、自分と実は一番近いかもって思って観ていた人はきっといるだろうし、多いのではないかなって思った。
密かな妬み、心から祝福できない自分、葛藤、人間不信、とにかく表面ではみんなとの関係は上手くいっているようで、実はすごくドロドロした嫌な部分があって。
実際に今の時代どこでもありそうな、身近な感じがして怖くなった。昔、自分も内定した時実はそう思われていたのかなとか、あー、あいつが内定した時モヤモヤした気持ちあったよなとか。重なる部分も多かったな。
最後の拓人が扉を開けて外に出るシーンは、ここから頑張っていけ!と背中を押してあげたくなるような、清々しい気持ちになった。
菅田将暉くんの歌唱力の高さにも驚いたけど。
予告編から気になっていただけあって、観てよかったなと思えた。
今時の就活
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