何者のレビュー・感想・評価
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20代で就活経験者は楽しめると思います。
就活を、2.3年前に経験していたので、就活のことを懐かしみながら見ました。
友達の就職先を気にする自分がいたり、人との繋がりをアピールする意識高い系の人がいたり、就活こんな感じだったな〜て思いながら見ました。
後半の就職浪人していることが判明するシーンが一番印象に残ってます。就職浪人してたんかい!てツッコミを入れたくなりました笑
俳優さんも皆演技が上手く、佐藤健の何とも言えない表情なんかは流石だなと思いますね。それと、山田孝之の出番は少ないですが、やっぱり安定感のある演技でよかったです。笑
snsや就活を経験してない人だと分かりにくいかもしれません。就活経験した人なら面白いと感じれると思います。
ネット社会の就活
就活を控え、漠然とした不安を抱えている時に、何か参考になるものがあるかと思って見に行きました。でも就活後に見たほうが、もっと共感できる部分があって映画自体楽しめると思います。
◎現実離れしたSNSの世界
就活というテーマの裏に、現在の若者とSNSの問題が示唆されていました。SNSの世界にのめり込み、ネットの世界が本当の自分の世界になってしまう。この時代、当てはまる人は少なくないはず。
拓人が演劇部であったことと絡めて、後半の舞台仕立ての演出がおもしろかったです。舞台とはいわば「虚構」の世界。
拓人が就活2年目であったこと、他人を嘲笑しながらTwitterの裏アカウントでつぶやいていたこと、後半でその事実が明かされてから、今まで起こっていたことが舞台仕立てに描かれました。拓人にとっては自分のTwitterが「現実」、現実が「虚構」の世界になっていたのかもしれません。
自分が「何者」なのか、わからなくなる。
◎検索履歴は人の心を読むツール
家庭に問題を抱えて、条件付きでしか道を選ぶことができない瑞月。就活格差のようなもの。上辺では瑞月の内定を喜ぶが、プライドが高い優等生の里香はネットで瑞月の内定先の不評を検索していました。拓人は同様に光太郎の内定先の不評を探ります。現実にこのようなことをやっている人が見ると、ドキッとする場面でした。
(そしてお互いがそれを知ると同時に、里香が拓人のTwitterのことを明かします。検索の世界でも2人は出くわしてしまっていたのですね。)
まさに時代を反映した作品。
就活に対する不安は何も取り除けませんでしたが、(←特に期待してませんでしたが、)来年の就活後にまた見たいと思います。
やめてくれ〜笑
自称、感度が高く(人の心の内が読める方だと思っており)、冷静で他者を分析する(のが好きな)人が観たら、、、心がぶっ刺される思いがする映画。
僕も恥ずかしながら、ぶっ刺されました。
でもそれだけに、良い映画だと思います。
初対面でよくやる心の内での探り合い、勝った負けた、、、やってしまうよね(ーー;)
アイデンティティ
こんな世知辛い世の中で…
自分の個性や才能を認めてくれたり、伸ばしてくれる居場所なんて、きっと数えるくらいしか無いんだろうと凄く!感じられた映画の内容でした。
あと、妬み僻みの感情は、自分自身を、
苦しめるだけだと思いました。
今年1番楽しみにしていた邦画
まず先に言っておきたいのがこの作品の原作は
傑作だということ。
朝井リョウは人間が常に感じているけど口に出さない雰囲気や空気感を文字にするのが死ぬほどうまい。桐島〜でもそうだったけど校内ヒエラルキーなんてものを直に口に出して語る人間は少ないと思う。他の人間に自分は上位だと思われていると自分で思うことで満足心を得ている人ばかりだと思う。
という冒頭から完全に話逸れていますが何が言いたいかというとこの作品は活字で楽しむべきだということ。映画にして大々的に発表してくれたのは良いことだし、出てる俳優陣も最高なんだが、その俳優陣の豪華さだけに目が眩んで観に行き、なんだかよくわかんなくてつまらなかったと言うのだけは勿体無いから是非とも小説を読んでほしい。
というわけで笑。
今作はSNSと就活を絡めた作品。
就活経験者から言わせてもらうとまずこの組み合わせの時点でもう最悪笑。
そもそもでTwitterで自分の近況報告をダラダラダラダラ長文で書くような人が自分は嫌いだ笑。どうして自分の中で思い出として収めておけないのか?そりゃもちろん旅行に行ったーだとかこの人たちでなんかしらしたーってのは全然構わないむしろそういうのは観たい。
ただこの作品にあるような今日は○○と××に面接行ってその後模擬面接!だとか△△からしたら私はこんな人らしい笑。そんなことないのになー。だとかどうして独り言なのに説明口調なんだっていうTwitterの使い方する人が嫌いだ。
ここまで書いたあたりからわかるように自分メチャメチャ暗いんです笑だから拓人の気持ちはすげぇわかります笑。
だから二階堂ふみ演じる理香なんてもう最悪中の最悪(女優は大好き笑)
光太郎みたいな友達がいたら一緒にメチャメチャバカにしてたと思う。ただ裏で言うのではなく、はっきりと面と向かってバカにしてたと思う。
この作品の嫌なところかつ面白いところは全員が本音で話していないことだ。みんな言いたいことは言わないか、Twitterにブチまけるかしている。だからあの空間の人間関係は最悪だ。腹を割って話すことのできない人間同士が集まって何が対策本部だって思う。
さすがに隆良ほど意識高いかつアーティスティックに傾倒している友人はいなかったが、やはり就活しない信念を持っている友人は確かにいた今どうしてるかは知らないが笑。
だからあの部屋だけで就活する人間の全種類が揃っているまさに就活の縮図みたいな部屋笑。
この話を通して観ても自分はやはり拓人は正しいと思う。現在進行形の努力をTwitterにアピールするような人間は嫌いだ。その行為を理香は自分の努力を実況中継していなければ立っていられないと言った。
理解出来ない。自己満足の行為を生きる術と勘違いしている。と感じた笑。
とここまで拓人とともに理香たちを達観してた視聴者読者の自分たちが終盤にて突如批判の的になる。ここがすごく面白いし、SNSの特徴をすごく表してると思ったし、このシーンで冷や汗書いた人は1週間くらい凹んで欲しいとも思った笑。
何より拓人の行為で許せないのがあの光太郎にすら心を開いていなかったことだ。そりゃもちろん表面的にはすごく光太郎のことを思いやってはいるんだろうけど自分の観察眼の高さをアピールしたい、一歩引いた位置から周りを観ているオレかっけぇ欲に負けてSNSに走る拓人が許せない。裏垢で他人には言えない系のことブチまける人間がこの世で1番嫌いだ。そしてそんなことを長々とこんなとこに書いている自分も嫌いだ笑。
ラストのネタバレからの拓人の怒涛の脳内演劇が始まり超鳥肌。あのシーンで自分はあんなことを思っていたんだぜ、どうだいこの観察眼の高さ?なかなかのもんだろ?的なおなにーしーんが炸裂!この部分は映画でしか出せない味が出てて良かった!佐藤健の自信満々のニンマリ顔もなかなかの出来!うざい!笑
てかその場でツイートするなよ!笑
せめて耐えろよ!笑
何者。
SNSでよくあることや就活という
人の流れに乗って
自分を見失いそうになる。なんて
普段、考えないようにしてる事を改めて考えた。
これから自分が、どうしたいのか
どうするべきか。発言に責任をもてるかをきちんと考えよ!って思った❗
誰も傍観者ではいられなくなる
何者を観て来ました。
演劇系の監督なのに何でこんなに演劇をつまらなそうに描くんだろうって思ってたら
『あ〜たくとは舞台に上がってなかったんだって』
主役が舞台に立った瞬間からこんなにも演劇って引き込まれれるんだってやられました。
そして、にのみやたくとと一緒に傍観者だった自分自身も舞台に引きずり上げられていく感覚。
裏アカウントとか傍観者とか主人公に共感を持てないって言われる方も多いようですが、就活生があんなに苦労しているのは維持しきれなくなってる筈の年金や処遇水準を保つ為に若い人たちの働き場所を奪っているからに他ならないのに思いあたった時…
観ている自分自身だって何者でもない舞台に上がろうしていなかった傍観者なんだって気付いてゾッとしました。
僕らのモヤモヤをリアルに描いてくれた
人間関係における何ともいえないモヤモヤが本当に本当にリアルに描かれている。学生として生活している自分の日常が映し出されてるみたいだった。
終盤、演劇に切り替わるシーン。あそこで、いつも他人のツイッターを見て笑っていた拓人は、自分は見ている側じゃなくて見られている側だったと気づいた。あの演出は衝撃的で、初めての感覚だった。
何者から何様に。
原作は読んでいないけどさすが直木賞を受賞したという
貫禄があるなぁと観ていて思った。言い得て妙な台詞が
次々と出てくる。SNSという便利なツールを活用して
就活に勤しむ若者たち。何者というか何色にも染まって
いない彼らの考えることは企業から内定をもらうこと!
に尽きるので、主人公拓人が蔑むギンジくんの舞台成功
への夢はバカらしく見えちゃうわけね。そうはいっても
拓人が演劇への想いを膨らませていることは丸分かりだ。
今作でもチラリ語られるけど内定のために彼らは嫌いな
会社まで受けているのかと私の頃とまるで違う選択肢に
愕然とするが、かといって自分の適性なんて働かなきゃ
見えてこないので何ともいえない。とりあえず四の五の
言ってないで動け!若いんだから!なんて激励するしか。
我先に内定をとれば妬まれる、そんな他人同士の集まり
を冷やかに分析していた主人公の心の闇がラスト切ない。
一つも引っかからないのが何故かは私にも分からないが
すべては、会社にとって有益な人材か否かだと思うので
試験や面接で向いてない、見込みがない、やる気がない
人間はまず落とされるだろうなと思う(見抜かれるから)
拓人は他人の分析に優れているのに、自分を分析できて
いないのが難だったか。でも自分の欠点は他人に指摘さ
れるまでなかなか気付けないもの、真摯に受け止めよう。
(ただこの歳になっても自分が何者かなんて分かりません)
早く何者かにならねば
なんとも心に刺さる良作でした。
客席には若い人が目立ちました。一見、学生向けかと思わせて、これは完全におっさんの方が楽しめるヤツだと思います。
過去の自分を見ているようで心が痛い。まさに、大学生の自分がこんな感じだった。ここまで酷くはないけど…
自分が何者か分からないと不安だ。不安を解消するために周りを見下すことで自分を保とうとしてしまう。
周りのことなんて気にしないヤツは強い。けど、それはそれで脆いのかもしれない。
今でもたまに人を見下してしまう事はある。そういう意味では、まだまだ自分が何者かを確立出来ていないということだろうか。
就活で苦しんだ自分にはとても面白かったです
とてもよかったです。というか自分に思い当たる節がすごくあって、半分お前はこうだったよなって言われながら就活をおさらいしてるみたいでした笑。違う観点のある方いたらコメントいただけたら嬉しいです。
答えがなんなのか明確にわからない内定に向かって走り続けて行く中で、最初はみんな自分というものを貫いていますし、就活という名の自己採点される場だと感じてたのかなと思いました。過去に色々なことをしてきた(人よりもすごいことをした、感性を持ってるから成功した、あまりみんながしないことをした、有名大学にストレートで入学した等々)からしたら、就活をする前から周りを見下して、自分は周りと違う。だから評価される。すぐに内定は出ると。そう思う人は多いと思いますし、私も就活の初期にそう思ってた時期がありました。
物語が進むにつれて、内定が出ない=自己否定されている。自分が100点だと思って出したものが0点だった。そんな現実が彼らに襲います。内定が出なくても、あの会社は自分を理解しなかったダメな会社だ、どうせ滑り止めだったからと。理由をつけてまだ自己肯定。
そんな中で主人公含めて内定出ない3人組からしたら、見下してる対象の友達2人がゆっくりと内定に向かって行き、そして内定が出た時。その結果が、3人からしたら、また自己否定された気になったんじゃないかなと思います。その会社を受けてはいないけど、俺が見下してる人が内定で俺に内定が出ないなんておかしいだろと。どうせダメな会社に決まってると、その会社の粗探し。エリア職だからと、中堅だからと理由をつけて否定。
最後の二階堂ふみが佐藤健にぶっちゃけるシーン。その時ですら、2人はお互いが自分のことを正しいと、相手を否定してしまう。そして岡田将生もまた、佐藤を就活2回やったのにまだ出ないんだと見下す。
最後の佐藤健からしたら、完膚なきまでに自己否定されている中で、有村架純の君の書いてた脚本はすごいおもしろかったと、してきたことは間違いじゃなかったと言われて、救われた気持ちになったんだと思います。そして、新たにがんばろうってことで最後の面接なんだと思います。かっこ悪くても、一歩ずつ歩いていこうというような前向きなエンディングかなと
すごい長々と書きましたが、書いてるうちに、分析できてる俺はどうだと自己肯定されたい拓人のような人間性なんだなと心底感じました…
辛いことも多いと思いますが、これから就職活動される方は頑張ってください。
ドキドキ感
就活というもの、この世代が乗り越えなければならないものを忠実に描いているところは、原作アッパレです。
映像になるとどうかなぁと思ったけど、演技もなかなか、人間関係の危うさが絶妙に出ていた。
ただ、、佐藤健が最初から怪しすぎる〜!これじゃあ、あーそうか。くらいにしか思えない!原作で感じたドキドキ感、ちょっと期待しちゃいました。
全体のまとまりは良かったので、惜しかったです。
普通に地に着いた仕事は描けないのか
この種の映画やドラマに、本当に地道な職種に就職するような話は出てこない。大企業云々もステレオタイプ的に感じられる。
大学生活とやらも、ずいぶん家賃の高そうな部屋で現実感があるようなないような?
半分、寝ててもいいような映画だったが・・・
映像的な楽しみは二階堂ふみの胸元?
いけ好かない女役は地なのか、演技なのか分からないが・・・
有村架純が霞んでいたような。
グロい話はツイッターなどせずに胸の内にしまっておくべき。と思われる。
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