「誰もが"何者"であるのか考えさせられる」何者 メジェドさんの映画レビュー(感想・評価)
誰もが"何者"であるのか考えさせられる
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人間の表と裏をうまく表現できている作品だと思いました。
日常において、「人 対 人」が表だとするならば、面と向かって相手に伝えにくい言葉を表す場(作品下でのTwitter)が裏とします。作品の前半部分では、その表の部分を注視させていて、あるきっかけをもとに作品の後半で裏の部分が露呈されていきます。
その裏の部分で露呈されていることは、一見、的を得ているような内容ではありますが、主に自分の保身のために相手を見下しているとも取れるような内容になっていました。
そのことから、誰もが自分を明かさずに保身できる場所を求めているのかもしれないと考えさせられました。
作品の内容は、就職活動が舞台となっていたため、就活を経験した人なら共感できる映画になっていると思いました。また、就活に限らず、人が評価するものの対象になった(例えば受験や面接など)ことがある人なら共感できる部分が多いと思います。
聞いたり見たりしたくなくても渡される評価は、競争社会であるからこそ、一定の社会の中では付いてくるものだと思います。だからこそ、そのような社会で生きるためには、誰の評価を得たいのかが重要だと思いました。
余談ですが、人生の評価については、自分が自分の人生に満足しているかが問題だと個人的に思っています。そのため、人生の中の仕事、プライベート、趣味などなど何かに満足できていればいいのかなと思いました。なので、その中の一つが全てではないよ~と行き詰った時には思い返したいですね。
うまくまとめられないですが以上が感想です。
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