「就活の思い出に共感所は多い」何者 mitsu907さんの映画レビュー(感想・評価)
就活の思い出に共感所は多い
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そう言えば就活って人間性が出た、というか、考えさせられる時間になってたなと思い出した。
今までの人生の肯定されてきたことや、経験が否定されるような時間を過ごした記憶があるので、上手くいかない組のたくと、りか、ようすけの方が自己投影して印象深く感じた。
たくとのような、全部わかってる感で結局自分のことがわかってないというのは、案外あるあるで、見終わったあと自分も就活時そうだったのかなと思い返さされた。
上手くいかない組は、相対的な評価に翻弄されカッコつけている状況のまま。本当の自分らしくない、薄っぺらい程度のことに終始してしまうのだろうし、これは就活に限らず全ての物事であるなと思った。
ラストへ向けての展開はエンタテイメントされていて、面白く印象深いできだったが、たくとが自分の劇を恋焦がれる瑞生に肯定されるシーンと、それによって劣等感から他人に対して斜に構える性格からの解放で素直に向き合う感じは唐突でついて行ききれなかった感じも。
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