「就職活動を嫌になるくらいリアルに描いた作品」何者 といぼさんの映画レビュー(感想・評価)
就職活動を嫌になるくらいリアルに描いた作品
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2000年ころにベストセラーになった小説に「チーズはどこへ消えた」というものがありまして、この「何者」を観た時にその小説を思い出しました。この小説は迷路の中で消えたチーズを探すキャラクター達が何を考えどのように行動するかを描いた寓話的な書籍なのですが、まさにこの「何者」は就職活動という苦境に各登場人物がどのように立ち向かうかを描いた寓話的作品のように感じました。
就職活動をしたことがある人なら誰しも共感してしまうような、嫌になるくらいのリアリティを持って描かれた「あるある」映画です。心がギリギリと締め付けられる思いで鑑賞しました。
各登場人物が何を考えどのような行動をし、どのような結果になるか。就職活動に団結して取り組んでいたはずの4人が、そのうち2人が内定を取れたことでどんどん関係が崩れていく描写。
大学時代に就職活動に苦労した私は佐藤健が演じる主人公に感情移入して観てしまいました。
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