「刺さった映画」何者 なかむりさんの映画レビュー(感想・評価)
刺さった映画
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僕は就活もしたこと無いけど、観てる間ずーっと心をえぐられてる感覚に陥った。
就活じゃなくても受験に置き換えてもいいかもしれない。
仲間内でじゃれあいつつも距離を測ってる感じ、ある程度の年齢の方ならみんな覚えがあるのでは?
みんなに見せてる姿と実際の行動が伴わないなんて事も少なからずあるのでは?
何より、同じグループなのに1ぬけ、2抜けしていった仲間に表面上「おめでとう」といいつつ、心の中では「アイツだけいい思いしやがって」なんて思った経験、僕は無かったとは言えない。
TwitterなんてSNSが自分の20歳当時無くてよかったって心から思えた(笑)
けど、そうやって冷静な視点で常に物事を客観視している主人公が、実は全て見られてたなんて、死にたくなるよね。
でも、この映画そんな所で主人公を突き放すのではなく、ちゃんと未来への扉を開けてくれてる優しい作りになってる。
僕はそこに救われた気持ちになったし、ここからが初めの一歩というメッセージを感じた。
単なる就活ムービーではなかった。
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