「今、就活してなくてよかった…」何者 だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
今、就活してなくてよかった…
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私が就活をしたのは2003年。13年前はスマホもSNSもなく、携帯の電波も屋外でしか入らないど田舎の実家に、就活の為ネット回線を契約してもらい、リクナビだマイナビだのとにらめっこしていました。
そんな時代を思い出しつつ、でももうちょっと牧歌的だったし、しかも私は関西圏で活動しただけだし、教育学部だから大学の友達はみんなのん気でさ、あんなマウンティング合戦はなかった。
今は辛いね、先に産まれててよかったと心から思いましたよ。
そして、少しでも良く見せようと虚勢をはったり、分析という名の見下しを垂れ流したり、といった愚行には多少なりとも身に覚えがあり、切り刻まれて血だらけ気分でした。
たくとの情けなさったら。片思いは告げることもできず(でも多分バレてるよ、みずきさんには)、見下していたリカからは痛い痛い反撃を受け。その中で、ギンジの劇団を見に行けたことと、まとまらないけど自分の言葉で語り出した面接が変化の兆しなんでしょう。がんばれ。10点でもいいからひねり出そうね、お互い。
二階堂ふみの反撃がよかったです。グッときました。自分の愚かさは知っている。でもこうでもしてないと立っていられない。その気持ちに共感しました。ふみちゃんの泣き方は、本当にいい。気持ちを掴まれます。
岡田将生と山田孝之もよかったなあ。
瑞月がたくとの裏アカをなんで知っていたのか、知っていてのあの言動なのか。そこ疑問です。
原作小説も買っちゃったんで読んだらわかる?かな?
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