「本気の青春かっこいいですね」青空エール パセリさんの映画レビュー(感想・評価)
本気の青春かっこいいですね
胸にぐさくざとくるシーンが多く、命懸けて自分問い詰めながらやる部活とか、なんの紛れもなく真っすぐ人に向き合う感じとか、見てて何だか自分と比べて苦しくなります。熱くなる雰囲気は凄くよく出来ていてみんな真剣に向き合ってる感じ、それ故の葛藤などよく出てました。たおちゃんのあの感じは原作もただただあんな感じで真っすぐでしたし、序盤の見てて感じる恥ずかしさはシチュエーションからくるものかなと。
個人的に気になったのは多分やっぱり内容が多いので同じクラスの4人が仲良くなる感じとか、2年後の吹奏楽部の絆の深まりとかはもう少しあって欲しかったなと。後、水嶋くんの苦悩が山田君を応援して団結するくだりで解決されていますが、個人的には同じ部員(小野さん)の思いを共感出来ない部活でどうするそれでいい演奏出来るのかという話の方が良かったな、そこでお互いの信頼関係の大切さを取り戻りて欲しかった。1年生のキャッチャーが変わるシーンは、守りの時は任せること、信じることで交代せずにやる、そしてバッティングから出てきて欲しかったです、ただ、ストーリー上は仕方ないですよね。。。
最後のキスはぎこちなさが素晴らしかった。最後の終わり方はあれはあれですっきりしてたと思います。
野球題材はやっぱりちゃちさを感じますが、応援席とかはリアル感あったと思います。後、演技される方はある程度野球出来そうな感じの人使っていて良かったです。
良くも悪くも展開の早さはありましたが2作に分けないことは良かったですし、あの2部構成は学んだことを生かすという展開があり良かったです。
葉山君が非常にキーでいい演技してたこと、のだめとは正反対ですが思い出してしまう上野樹里、そして可愛すぎる松井愛莉ちゃん。いい映画でした。