君の名は。のレビュー・感想・評価
全449件中、341~360件目を表示
素晴らしい作品でした。
『君の名は。』を映画館で見てきました。テンポよくストーリーが進み、心理描写も繊細で素晴らしい作品でした。入れ替わりがある、というのは序盤でわかりましたが、少し意外な展開です。しかも、同じ時系列ではないところがSFチック。高校生が特に好きそうな内容(笑)だと思います。オススメです。
日本のアニメはすごい!
シナリオが雑
「どうして過去に戻れるのか」「どうして口かみ酒を飲むと過去に戻れると理解できたのか」「スマホを互いに操作していたのに時間のずれを認識できなかったのはなぜか」「隕石事故を主人公が全く知らなかったのはなぜか」
このような数々の疑問に対して答えは提示されない。
物語に整合性や説得力がないまま、どんどん先に進んでいくため鑑賞していて内容に感情移入できず取り残されたような気持ちになった。そのため主人公が笑っていても泣いていても全く共感出来ず、ああ1000円無駄にしたと映画のチョイスを深く後悔した。
終盤主人公が互いに惹かれ合った描写もなかったくせに唐突に告白が入るから驚いた。
細かい描写も残念な部分が目立つ。年頃の女子が好きな人に会いに上京するのに制服のまま出かけていくなんてありえない(脚本家は男性なんだろうか)
時間的な余裕がないわけじゃないんだからおめかしくらいするだろう。作中で女子力高いとか言われたくらいなんだから。
ローファーでずっと歩いて足を痛そうにしているのを見て溜息が漏れた。長い距離を歩くのがわかっているのになぜ運動靴でこないのかと。アホの子かと。
不要なお色気シーンをいれるならこういった部分に力を入れるべきだったかと。
一から十まで説明しろとは言わないがせめて話に説得力を持たせてほしい。
さしてシナリオの粗が気にならない方にはオススメです。
とかく美しい。。。
絵的な綺麗さ美しさに圧倒される。
最初の目玉焼きのシーンなんてもう手を伸ばしそうだった。
彗星、夕陽、都市と田舎など美しく描きがいのある題材ばかり。
そこに絶妙に加わるBGMにシンプルに感動した。
なぜ、彼らが入れ替わるようになったのか?
大ニュースになっていたはずの場所を覚えていなかったのか?
周りの人の記憶もいとも簡単になくなるものなのか?
電車や駅の描写のおかしさ、街中での邂逅など少し強引な展開もあるが、SFというより神話として見たらすんなり入ってきた。
2000年後の人々が隕石神話として語り継いでいそうな美しさと話の綺麗さ。
精緻な描写やSF的なものが好きな人はシンゴジラのほうを押すだろうし、若者やライト層には君の名は。が受けそう。
新海監督入門編ということで、今度はもっとアクの強いものを見てみようと思う。
大きな欠点が見当たらない
オープニングから、一気に映画の世界に引き込まれて、入れ替わりの様子でワクワク、ドキドキ! そこへ、前前前世で興奮が最高潮!
と思いきや、そこで一気にトーンダウンからの、予期せぬ展開!
からのクライマックスへ向けての気持ちが高ぶるストーリー!
ストーリーの変わり目に主題歌が入って、見てる側を飽きさせないし、緩急があってすごく気持ちを動かされる。
映像の綺麗さは、もちろん素晴らしいんだが、襖や電車のドアのあけしめだったり、電子ジャーの蓋が空くとこだったり、カメラのアングル(pov)の使い方が、見ていて面白いとゆーか、細かいとこで、惹き付けられる。
なんて、まだ、三回しか見てないのに偉そうなこといってすみません。
飽きるまで何度も見に行こうかと思ってます。
三回とも泣いちゃいました。
ってか、2回目以降は、展開を知ってるだけに、オープニングから泣きそうになるし、何回見ても、村を救うために奮闘するあたりは、全力で応援して見ちゃいます。
どこかでみたような作品
掟上今日子の備忘録と
僕だけがいない街と
サマーウォーズを
足した感じでした。
ぐっとくるシーンはあったものの
それは映像の美しさから来るところの要因が強く
あの出来事も何故熱中したのか解らなくなるような
後半のバタバタとした展開。
主人公たちが大人になるまでひっぱる必要は
なかったように思います。
物語をもう少し縮めて記憶の残っている
二人がどうにかして出会おうとするような展開が
欲しかったです。
100万円と苦虫女のような終わり方を期待しましたが・・。
帰って秒速5センチメートルを見直しましたが
やはりあっちの方が素晴らしかったです。
高校生ぐらいまでの方なら楽しめると思います。
映画だから好きに観ていいと思う
はじめ他人の三葉と瀧の感情が、徐々に繋がっていくんだが、そもそも時間軸がずれていたので、三葉が、瀧に会いに行っても噛み合わず、瀧が三葉に会いにいくと、既に故人であったり。三葉の絶望感情も良く表現されていたし、瀧の糸守を見つけた際の喜びと、絶望感情も良く表現されていたと思う。三葉は三年前に死んでいたと知っても信じられず、何とかしたいとの感情から、夜も眠れず、聖地を目指した心境の描写も良かった。訳のわからん事態にただ三葉に会いたく救いたいって感情から、ここからはあの世なりの言葉がでたのだと思う。二人の感情の高まりが美しかった。新海作品は、映像美が凌駕していて内容はどうかなって感じだったが、この作品は内容も美しく、映像も美しい作品だった。また観たい。
いろいろケチつける人もいるが、恋愛経験少ないんじゃない?多分、瀧は三葉が救えればそれだけでも良かったはず。皆救えても瀧と三葉が出会えなければ[君の名は。]ってタイトルにはなんないんじゃない?[。]は、名前を覚えてないけど感情は覚えてて、出会えば分かるという意味なんじゃないかな?
無条件の優しさで悲しみは乗り越えられるか
東京で暮らす瀧(声・神木隆之介)は高校生。
夜な夜な、田舎で暮らす少女になっている夢を見る。
しかし、それは夢ではなく、その瞬間はその少女・三葉(声・上白石萌音)と心が入れ替わっていることに気付くのだった・・・
というハナシで、設定は大林宣彦監督の尾道三部作『転校生』を思わせる設定。
しかし、ハナシが進むうち、男女の入れ替わりによって互いのことを理解していった『転校生』の枠を超えていく。
瀧と三葉は、同じ時間を生きているのではなく、瀧からみて三葉は3年前の時間を生きている。
そして、三葉はある災害により、すでにこの世にいないことがわかる。
そこから主題が浮かび上がる。
「真実の愛を知ったひとが、その後その相手にめぐり会うことがないとしたら・・・」というもの。
おお、これは同じ大林宣彦監督の『時をかける少女』ではありますまいか。
『君の名は』といえば、稀代のすれ違いメロドラマのタイトル。
そこへもってきて、大林監督の『時かけ』とくれば、号泣必至。
なのだが、後半、どうにも怪しい方向に進んでしまう。
三葉が死んだ災害を瀧が知り、それを阻止しようとするのだ。
ありゃ、なんだが予想と違うぞ。
これは・・・おぉっ、韓国映画(のち米国でリメイクの)『イルマーレ』と同じパターン。
しかし、あちらは、いたって個人的な事故によるものだけれど、この映画では災害。
で、このあたりから少々気分が悪くなってきた。
映画の根幹部分に無神経さを感じてしまったのだ。
どういうことかといえば、瀧が、夢の中の記憶を頼りに三葉を探す過程で、三葉の暮らす土地の名が明らかになった際の、主人公・瀧の反応あたりから。
彼に同行した友人ふたりは、すぐさまその土地の名に反応するのだが、瀧は初めて聞いたか、すっかり忘れてしまったような反応を見せる。
これは、作術上、無神経すぎる。
なにせ、その災害は、彗星の欠片の激突により、村が消滅するほどの大災害だったから。
この災害は、未曾有であり、空前絶後ででしょう。
それを、たった3年で忘れる、というのはありえない(というか許されない)。
このリアリティの欠如が、その後の展開を嘘くさくしてしまっており、以後の展開の工夫が活かされなくなっているように感じた。
その後、災害を事前に知った瀧が三葉にそれを知らしめ、甚大な被害を回避するための行動は、彗星の激突という信じられないような出来事を、変電所の火事と停電、そして山火事という現実的な災害だと謀るあたり、かなり工夫されているにも関わらず、である。
甚大な被害を回避するという奇跡であるにもかかわらず、なんだか「災害なんてなかったことにしてしまえばいいんだ」のような「軽さ」を感じてしまったのだ。
たしかに、悲しい結末よりは、未来に向かっての明るい結末であるに越したことはない。
けれでも、このような「過去さえも変えられる」「なかったことにすればいい」とも受け止められる展開は、どうにも受け容れがたい。
もう二度と巡り合えない真実の相手と「片割れどき(彼は誰どき)」に出会う、という秀逸なシーン(図らずも落涙してしまったのだか)があったとしても、である。
そしてラスト、それから5年後、東京のどこかですれ違う瀧と三葉。
この図は、大林宣彦監督『時をかける少女』のラストそのままであるが、あちらの詩的な厳しさと比べると、この映画では、無条件に優しい。
あまりにも、無条件に優しい。
<追記>
今夏の東宝映画のふたつの流れが、この映画でぶつかった感もあります。
『シン・ゴジラ』→『君の名は。』の、東日本大震災を越えて、という流れ。
『世界から猫が消えたなら』→『君の名は。』の、個人の想いが世界を変える、という流れ。
この映画では、後者の流れが非常に強くでていますね。
奥深さが実に良い
久々いい映画観た!^ ^
奥深いくて見終わったあとに調べるとなるほど〜〜って、思うことが沢山ある深みのある映画。
感想は、全ては「結び」に尽きるかなと思う。
結びについて話すおばあちゃんの言葉が後でなるほどなとストーリーを納得させてくれた。
あとは、『言の葉の庭』のユキノ先生が出てたり、
授業でなんとなく話していた「誰そ彼」が後々ストーリーで出てくるなど本当に作りこみに驚くし見直したくなる。
そして震災を風化させないメッセージも要チェック!
恋愛もののカテゴリだけど正直、僕はそれだけとは思わなかったかな〜〜
二回目の視聴を終えて、思うこと
二回目の視聴を終えて、思うこと
一回目の視聴で最も印象的だったのは、物語の最後に二人に頼むから出会ってくれと劇場内の多くの人が祈る気持ち、劇場内の想いが一つになる映画って素晴らしい、でした。
(反面、秒速5センチメートルを知っている視聴者は、子どもを人質に取られた親のごとく気が気でなく、感動できる場面もハラハラさせられ続ける映画でもありました)
「私たちは、会えばぜったい、すぐに分かる!」三葉の台詞に代表されるような、願い、祈りと希望に溢れた作品だと感じました。
小説を読了後に二回目の視聴に臨みました。
二回目の視聴はストーリーの大筋も終えており細かい部分に気を配る余裕ができました。
・オープニングの時点で三葉と瀧君は二人とも東京で生存している世界になっていること
・瀧君が入っているときの三葉は、眉が根性悪そうな形になっている、髪が上手く結えないので一つ縛りになっていること
・随所で入るキーワードの「おぼえて・・・ない?」の意味
・決して直接会うことのない二人の仲が親密になっていくエピソード
瀧君とテッシーが三葉にカフェを作ってあげるシーン
三葉にノートでコンプレックスを抱くなみたいなアドバイスをしてあげる瀧君
女子力の高さで瀧君をサポートする三葉、可愛らしい日記を残す三葉
・彗星を見上げた瞬間の二人の感想が完全に同一にハモっているシーン(瀧君が入れ替わりに選ばれた理由の一つかも)
・「あの人の名前が思い出せない!」と切迫した表情を浮かべる三葉、ここはテッシーが失恋するシーンなんだなと気がつきました
・父親(町長)が「お前は誰だ?」と驚きの表情を浮かべて問いかけるシーン、
物語の最終盤で町長の部屋には絶縁状態にあった一葉おばあちゃんがいること、
ひょっとすると父親と母親(二葉)も入れ替わりの経験者だったのではないか?その可能性すら感じました
二葉が四葉の出産後に亡くなったシーンで「救えなかった」と強く悲しむするシーンも、過去に運命に抗った者の後悔と考えることもできそう
・父親は大学の先生だったようです(考古学だっけ?)、その後神職、政治家という経歴だったこと
・山頂でカタハレ時が終わった瞬間にあの世の三葉が消えたのは、別の場所に(東京か?)に出現した世界に生まれ変わった
あの瞬間に世界が産み直されたのでしょう
・カタハレ時に互いの名前を書くシーン、三葉の「み」の字よりも横棒が長い、三葉も「す」きと告白しようとしたのではないか
こういった視聴者に妄想させる適度な隙を持たせた、素晴らしい映画だと再認識しました
運命の二人の希望、祈り、願い、を視聴者もまた共に追い、視聴者もまた祈る。
これは希望への祈りの映画です。
基本的には良かったが
公開からまだ一週間だったせいもあるだろうが、劇場が超満員で驚いた。(それほど宣伝してる印象がなかったので、何か口コミで広がるきっかけがあったのか?)
予想どおりクオリティの高い背景美術とアニメーションに加えて、予想外のストーリーが面白くて良かった。
が、クライマックスからラストにかけて、気になるところがチラホラ。
・ついにご対面する山頂でのやり取りが、状況的に悠長過ぎる
・東京で再会するまでの演出がクドくて長く感じた
・成長したヒロインが老け顔で可愛くない!
・タイムラグの3年という時間にも意味が欲しかった
特に主要なキャラが被災した故郷を捨てて、東京で生活してることに違和感を覚えた。もしかして隕石の影響で放射能に汚染されました、とかの描写があったか?
それにしても御神体は無事なら、代々続いた神社を建て直して、次世代にいろんなものを受け継ぐのがヒロインの使命だし、展開としては良かったと思う。(おばあちゃんも同じ様な経験があった、って言ってたし)
再会のタイミングも、もっと時間が経った後にして、二人とも何か引っかかって結婚できずにいる中、建築家になったタキくんが糸守を訪ねる、といった感じの方が盛り上がった気がする。
基本的には良かったので、それだけに惜しい映画だと思った。
金と時間の無駄
そもそもなぜ隕石が落ちたの?「自然災害は突然起こるものだから」とか?ファンタジーにそんなリアルな偶然いらないよねw
あと男主人公のキャラうっすい。なんでこいつが入れ替わったのか意味わからん。男主人公がヒロインに会いに行くときも女先輩と男友達が付いて行く意味ない。そもそも女先輩の存在意義がわからない。最後結婚してる描写あったけど、それがツカサくんと結婚したって意味ならようやく少しは理解できる。
途中男主人公のバイト先でDQNが暴れるシーンあったけど、あれもクソ浅い演出だし、まるで素人が考えたような平々凡々としたエピソードで、なんの悲壮感やらドキドキもなかった
んでクライマックスはヒロインが役場向かってダッシュしてコケてたとこですかね?そこで「すきだ」の文字見て愛の力(笑)で父親説得したのかな?その割に説得するシーン皆無だしw愛の力とやらで話すすめるなら、せめて愛の力がわかる演出をしてくれw
ま、ほんとはあのクレーターの外周で名前呼び合ってるところがクライマックスなんだろうけどw町がピンチなのに呑気に愛を育もうとしてるって、もう恋愛脳のお花畑満開で笑えたw
そのあとのラスボスたる父親の行動理由がただの逆恨みっていうねw母親病気で殺しておいてお涙頂戴しときながら、なんの罪もない母実家と絶縁して子供捨てて、おまけに町長になって土建屋と癒着ってwwwラスボスにするにはクッソ薄いキャラだな、小物すぎる。
あと「君の名は」にも「糸がどーのこーの」にも「神社とか巫女とかクレーターの歴史」にもくそ浅い意味合いしか無いように思える。それか説明不足。つまり時を超えた運命の糸って言いたいんだろ?他になんかいみあんの?ないならホントしょーもない。
素晴らしい。
何も言うことはない。
あなたの眼で、確かめて欲しい。
そして、何か恐ろしい事が起きてしまった時、未来と希望を託せるのは、若者であり、子供達だ。
でも、今の日本は、そうなってはいない。
最近になってアニメーション映画に興味を持ちはじめ、気になった話題作...
最近になってアニメーション映画に興味を持ちはじめ、気になった話題作を見てきました。
最初は描写がきれいというだけで
ストーリー性は不透明でどうなるのかな?と思ったのですが
入れ替わるなかで境遇のまったく違うそれぞれの生活・環境に興味を持ち始める二人、
そして三葉の運命、それに気づいた瀧、
2人が自分のできるすべてを尽くし
運命に立ち向かうそういう物語。
2人が主人公ですが
三葉は特殊な役で現代の感覚からは離れていて
私たちが感情移入できるのは瀧に絞らせるキャラクター作りは素晴らしいと思いました。
この映画、
瀧の目線から私たちに伝えたいこと
それは
『忘れてしまった大切なもの』
瀧からしたら三葉の村は過去のもの。
なくなったことすら忘れてしまったことを
思い出させ過去のために尽力し、
いま大切なものを得る。
君たちもあるんじゃないのか?
そういう映画です。
綺麗な映画。でも普通。
絵がきれいってのは分かるけど、その分人物がまぁまぁテキトーに見えました
前半は『すぐ景色見せたがる』と思うほど背景推しすごかった
ここのレビューで誰かが『豪華なMV』って言ってたけど私も思いました。
異性を意識しすぎ…
あんなに胸揉まなくても…萎えました
自分の映画の好みもあると思いますが、
観たからって何か感じる映画ではなかった
『2人はラブラブカップルなんだな』くらいで。
音楽は、良いけど、ストーリー盛り上がってるところで歌詞ばんばん入ってるの流されてもうるさい。
インストなら良かったと思う
あと一回 3年後と現在を交換されてたら頭こんがらがったと思う
ストーリーが、、不純だなーって思ってるので この映画を『良い』とは言えないです。。
なにを訴えたかったのか…………
うつくしく、もがく
1回目を見たあとは恋い焦がれるように再びの観覧を熱望し、
2回目を見たあとは街の光が見方が変わる、
そんな映画だった
映画完成前に作られたコンテとも言えるノベライズ版を読むと
説明されていない心理描写や状況描写があることがわかるが、
そのあたりや映画そのもののテーマ、伝えたいことを
RADWIMPSの音楽が補完している、そういう
絵と音が補完しあっている映画だった
セリフ、音楽、絵、全てを拾って初めて自分の魂と結びつく
もしも二人のその後が気になるのなら、
RADWIMPSの君の名は。を聞くといい
すべてが語られているよ
内容を。
様々な場所での評価も高く、期待して鑑賞。
まず、ここまで高評価か??と。。。
公式サイトのストーリーや予告編を見る限り、もっとアグレッシブな作品になっているのかと思いきや、意外に普通。そして、そもそもあまり理解できない内容。色々な疑問点も残り、「何となくかっこいい気がするから面白いって言っとこ」みたいな空気が劇場を流れていました。
さらに、この作品への高評価も「映像がきれい!」とか「音楽が世界観と合っていてステキ!」とか。。。
それよりも内容だろ!!内容が面白いことが根底にあって、そこから音楽とか美術とかキャストとかの話だろ!と切実に思います。
確かに魅力的な作品ではあるけれど、大した感動があるわけでもなく、「結局なに?」みたいなところに落ち着く作品だったと感じました。
やっぱ、映画ってこうなんかな
すごくいい映画。認めます。でも、冷静に考えると、既視感だらけ。入れ替わりは、超有名作品あるし、小説もある。(あり過ぎ!)時間をさかのぼって助けるというのも、あり過ぎ! 彗星の落下という、パニック映画的なものと、少年少女の恋愛ものの合体は、セカイ系で、あり過ぎ! ラスト、題名でビシッ! と終わるのも、ある。(過去のハリウッドであります)ラストで、題名が初めて出るのは、邦画の超ヒット作品で、ある。つまり、様々な既存の要素を、うまく寄せ集めただけ。新しさは、それをアニメでやったことかな。でも、もはや、世界的にオリジナリティ枯渇。安心して見られる映画って、こうなんかな(うまい寄せ集め)と思ってしまう。
胸キュンッ、スカッとと思いきや
この映画がこれだけ話題になっているのは
「痛快スカッとジャパン」の影響が少なからずあるのでは
ないかと思ってしまう(笑)
で、実際観てみると「胸キュンッ、スカッと」と思いきや
全くそんなことはなかった。
この映画を観てまず思い浮かべたこと。それは
妊娠中は乳製品を無性に食べたくなるとか、
ネズミは個体数が増えると自ら川に飛び込むとか、
本人にとっては自分の欲求だったり事情だったりしているはずで
当人はそう思い込んでいるんだけども、
実は、種の存続という大きな目的に支配されているだけってこと。
1000年に一度の災厄から村人を救うという重責を背負わされた
巫女とその手助けをする人間として選ばれてしまった男。
種の存続という大きな力は、口噛み酒と組紐という
過去から受け継がれたアイテム、黄昏時の時空の交差、
そして男女の恋心を巧みに利用する。
そして目的が達成されると、二人からお互いの記憶は消し去られ
その見えない力にあっさり使い捨てられる。
あぁ、恐ろしやぁ。。。
でも、二人の間の気持ちは、本当に支配されていただけ
なんだろうか?
その答え、それが、きっと、
記憶から消し去られたはずのお互いを見たときに
知らずに溢れ出す涙なんだろうね!
うーん。
前世関係ない。
先祖も関係ありそうでない。
なんで三葉と 瀧 なのか。
選ばれし何かや運命はないのか。
なんで名前覚えられないのか。
忘れない努力は?
なんでノートには名前書かれてないのか?
最後は記憶フィードバックしてお互い名前を言い合うくらいが良いのでは?とか、
あれこれ他にもとにかくいろいろいろいろ、裏付け不足説明不足意味不あり過ぎて、。
面白いけど、残念が多い。
もやもや。
もやもや。
「背景」映像と音楽は良い。
しかし、
そんなにもの大災害があって、
しかもそれがたかだか3年前の事で、
それがそんなにも風化してしまうのだろうか、人の記憶から、。
所詮他人事とも思わせてしまう。
なんと残酷なのか。恐ろしい。
災害に遭われた方への恐怖にならないだろうか。
深読みしすぎだろうか。
考えすぎだろうか。
彗星隕石を見上げる人たちが「きれいー」と感嘆するシーン。
確かにこれからその先で大災害が起こるなど思ってもないからの言葉なのだろうが、映画を見ている私(達)にはそれから恐ろしい惨事が起こってしまうことを知っている。から、「ああそんな、きれいだなんて、これから大変な事が」って、とても恐い恐ろしい残酷なシーンに感じてしまった。
ああ、考えすぎだろうか。
出来ることなら救いたかった、
どうにか出来るものならば、
との、おもいは感じました。
全449件中、341~360件目を表示