君の名は。のレビュー・感想・評価
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少しだけアニメ耐性が付いたおっさんは「君の名は。」をこう見た。
今年の抱負のひとつにアニメ映画に果敢に挑むという、一体何に対しての挑戦かというと、ブログのため、という程度なのだが、今年は、半年以上すぎて意外と映画を観れていないことに気付き、連日連夜大盛況の本作を鑑賞。
「君の名は。」
まあ、想像してた通りなのだが、「おっさんの中二病的妄想シーン」を断続的に綴り、ハイライト的に楽曲をもって疾走感をあたえ、その間を美しい画と演者の演技で一気に、矛盾やいい加減なところを「だましだまし」で最後までもっていったものだった。
「君の名は。」=「STAND BY MEドラえもん」-「感動ポ〇〇」
「君の名は。」≒「ソフトポ〇〇」
というのは少し言い過ぎだが、本作「STAND BY MEドラえもん」の「感動ポ〇〇」と評された現象に近いものはあるが、この本作のうまいところは、みんなが見たいと思っているシーンをつなげる際、全くうまくいっていない整合性、連続性を「すき間」「余韻」「謎」として「だましだまし」でうまくつなげたところにある。
登場人物に感情の連続性が全く希薄なのだが、「シーン」と「すき間」と「疾走感」で「魅せる」映画となっている。
そういった場面場面に心揺り動かされる世代、年代があるのは理解しているつもりだし、実際オレも通ってきた道だし、高校生はこのセカイ感に憧れ、妄想することだろう。
実際、リピーターが多いのはこの「すき間」にあるのだと思う。
これはこれでイイ映画だ。
だが映画バカのおっさんには、作者のお気に入り展開、シーンをぶつ切りでつないだらこうなりましたという映画しか見えず、通してみれば、やはり何も残らない。
ここはおっさんとしての意見を言っておこう。
君たちがいずれ迎える20代はそんなもやもやを抱いて5年間も過ごしたりなんかしない。どこかで出会ったから、心にずっと残っていたから、5年もモヤモヤ生活している、なんてことはない。
そんなあいまいなモノは日々の生活に忙殺、娯楽に浮かれまくってあっという間に忘却の彼方にと追いやられる。20代前半の狂ったようなスピードの日々を知っている俺は、例えアニメとはいえ、その「無我夢中の20代前半」を知っているオレは、そこにリアリティを求めるから、このラストではだめなのである。
そんなおっさんから見ると、ラストは、あれでは、お互いイケメン、美女が偶然目が合って、お互い「本人が勝手に思い込んだ、運命という名のカミナリ(ここでは隕石か)」に打たれて、思い切って「ナンパした」としか思えないのである。
いや、まあ、それはそれで、そっちのほうがリアリティがあるので全然いいんだけど。
映画のデキとして難点としては、特に、これを言っては元も子もないのだが、「入れ替わり」の設定がこの物語に特に活きていないように思える。入れ替わったときの性格の違いがコメディパートでは楽しく描かれるのだが、「入れ替わった」効果が「あの危機」を救うことに直接つながっていない。
まあ、これこそまさに「入れ替わってみたい、入れ替わってみれたら」という妄想を満たすだけのものであることには違いないのだが。
話題の美しい画についても、確かに場面場面を大変美しく彩る。だがやはり作品に感情の持続に、感情を加速させるものも決して多くない。
追記
それでもうまいなあ、と改めて思うのが、「忘却」と「すき間」の「だましだまし」の構成。
携帯電話の使い方、記憶の扱いについても、映画バカのおっさんからすると、もうすこしうまく使ってほしいなあと思うほど、難ありだが、これも「すき間」として機能しているように見えるから大したものだ。
ガンダムを見てようやく分かった
公開当時に1回だけ劇場で見たが
正直全く泣けなかった
時間と空間を超えての人格入れ替わり(しかも毎日元に戻る)という
ドラえもんでも3つぐらいアイテム必要な不思議現象について
最後まで明確な説明が無いことが終始引っかかったままだった
人格入れ替わりはキッズアニメや特撮の定番ネタだが
とりあえず何らかの理由は提示される
例えば魔法のアイテム使ったとか
怪人や怪獣にそういう能力があるとか
その程度だけど
それすら無いのが制作者の責任放棄に思えた
あと主役カップルが
お互いにどこの何者か分からないまま共同生活(?)すれば
相思相愛になるというのも理解不能だし
事情も話さずにテロに協力してくれる友達も理解不能
その他理解不能な点が多過ぎる
でも最近ガンダムジークアクス人気見てたら
当時何で若者が感動した泣いたと大騒ぎしたか理解出来た
今時の若者は凝った設定や伏線や説明には興味が無いのだ
見たいシーンだけ繋いであれば楽しめる
何ともタイパのいい精神構造になっている
最近アニメや映画を早送りで見てると話題になったことからも分かる
メインキャラが泣いたり叫んだり走ったりすれば
何と無くいい話だと認識してくれる
クリエイターにとっては何とも楽な時代だが
やりがいも無いな
追記
これ書いてから思い出したのだが
確かドラえもんのアイテムで
書き込めば必ずその通りになる予定帳とか
シナリオを書いて入れて点火すれば
その通りに進行するシナリオライターというのがあった
それら使えばアイテムひとつで何とかなりそう
私の嗜好にあわなかった
私は聖書の創世記にでてくるアダムとイブのはなしからこの映画は着想をえていると思います。
・聖書では神がアダムの相手を作るために生きているアダムのあばら骨からイブが作られましたがこの映画ではそれが瀧と三葉がひとつの体になる(肉体の入れ替わり)という現象で表現されています。つまり三葉(イブ=アダムのあばら骨)は瀧(アダム)の肉体に戻ったのです。
・聖書ではイブはアダムによって名前を付けられましたがこの映画ではラストに名前を問うています。「君の名前は。」の答えは瀧(アダム)が三葉(イブ)の名前をつけることになるので映画ではそこで終わっています。聖書では女(イブ)の名は男(アダム)が決定することになっているからです。
・男女に明確な格差がある。助けられるのが女(地方出身)、助けるのが男(東京出身)。
・この映画は最初から主人公が誰なのかわかりにくく難しくて混乱します。主人公は三葉(中身:瀧)、三葉(三葉)、瀧(三葉)、瀧(瀧)の4パターンですが最初それらが目まぐるしく登場します。
・美しい映像の連続だが物語的に意味をなさないと思われるものが多い気がする。
まとめ:宗教的や神話的な考え方はいろいろな映画で広く使われていますし好きな作品も多いですが、この映画に限って言えば感覚的に私の嗜好にはあわなかった。三葉というキャラクターは瀧(男)のために作られたキャラクターと解釈できるので現実世界の住人の瀧にたいしてファンタジーの世界の住人が三葉だと思いました。
結論:この映画は映像美の重爆撃期(隕石衝突にかけて)だが私の嗜好にあわなかった。
気持ち悪い。怖い。
映像綺麗だし、音楽は感動させられるタイミングでいい感じに挿入されて、物語の軸となるところは鉄板って感じで普通だったんだけど、なんというか、それらを遥かに上回る男目線の気持ち悪さがすごかった!これを大人たちが大衆向けに作ってそれが流行ったのが気持ち悪いね。さすが日本って感じ。高校生をエロい目で見るな。この作品のプロデューサーの1人が児童への性犯罪等で懲役4年の実刑判決受けてるのもなるほどって感じだった。怖いよ。高校生は子どもだよ。子どもの乳揉む描写とかありえないから。子どもは守るべき存在であって、エロいものとして消費していい存在じゃない。ふざけるな。人権感覚なさすぎ。
あとさ、恋愛映画だったけど2人の惹かれ合う描写なさすぎだったよね??恋愛経験無さすぎて相手が異性ってだけで好きになった?ってくらい描写なさすぎた。だって相手がどんな人かって観客の私たちにはわかるけど、入れ替わってる間は本人たちわかんないじゃん…え〜〜???
総括:気持ち悪くて怖いです。
君の名は
•男の子と女の子の身体と心が入れ替わるというベタな設定ながら、そこに時間軸のズレが足されており、身体が元に戻るといずれ記憶が消えてしまうところに新鮮さを感じた。名前を忘れてしまった後も心の糸は繋がっており、再会を果たした最後のシーンは素直に感動した。
•隕石墜落によって消えてしまう糸守町以外は実在する町をベースにされているので、フィクションなのに本当に実在する物語なのではと思えてしまった。
•人生で味わう素敵な経験は全て記憶しておくことはできず、更に言えば自分の死によっていつか消えてしまう儚さを感じるとともに、しかし本当に大切なものは残っていくし、残していかなければという気持ちにさせてくれた。
映画館でまた観たい!
毎年夏になるとなぜか観たくなる一作。
クーラーで冷えた部屋で電気を暗くして観るのがよい!
今年も夏きたなあってなります。
当時あまり映画館に行っていなかったのに、あまりの人気さに友人と映画館へ足を運びました。
今考えると本当に映画館で観れてよかった!!
夜空のシーンの綺麗なこと🌌
ストーリーの穴を言い出したら、、というところもありますが、それを超える物語の起承転結とRADWIMPSの挿入歌が素晴らしすぎます。
2人が入れ替わってことが始まる、前々前世か流れるシーンはいつ観てもワクワクと鳥肌が立ちます!!
三葉の日記メモ、絵文字がかわいい😂
何かがおかしい、、とストーリーが不穏になっていくところは、暗い部屋で観ていていつも背筋がゾクっとします。
奥寺先輩のビジュアルを超える声の色っぽさたるや、、。さすが長澤まさみさんです、、、。
初対面の人にお前と言ったり、弱いのに喧嘩早かったりと神木さんの癒しボイスの瀧くんは意外とガサツなキャラなんだなあと思いました。
糸守町に危機が迫っている彗星が割れた時に、瀧くんは綺麗と空を見上げていました。
その状況の違いがよりこれからの不安を感じさせました。
いつのまにか瀧くんの歳を超え三葉の歳を超え、さらには奥寺先輩の歳も、、?(年齢が分からず)と、2016年からの年月を感じます。
ぜひ物語の鍵となる岐阜の聖地に行ってみたいです💭
RADWIMPSの曲を挿入するタイミングが完璧なので、この作品を好きになると、自然とRADの歌も好きになる仕組みになっています笑
また映画館でスパークルを聴きたい!!
きっと来年も夏にこの映画観るんだろうなあ〜💫
映像は綺麗だけど設定が滅茶苦茶
久々に見た二回目。
映像、特に背景の描かれ方は美しい。素晴らしい。
ただ話の流れで彗星に何かあるよなと思わせておきながら、その後しばらく背景に彗星が出てこないことから、あー何か隠してんのねと思い始めたら、すぐになんだ時間軸が違うんだねとひとりで気がついちゃって、そしたら会えなくなってからの話の展開が読めちゃって冷めた。
設定も都合良すぎるなあと思うところがあり、
1.代々続く入れ替わりで、なぜ今回だけ三年ズレているのだろう。地理的にも遠い東京なのは何故?
2.一葉は入れ替わったような夢を覚えているのに、三葉はなぜ覚えていないのだろう?お母さんの二葉も覚えていなかったのだろうか?父はその入れ替わりの相手だったのか?
3.なぜ瀧は三年前に戻れるの?しかもあの時間帯だけ?
4.入れ替わりのタイミングがストーリーのためのタイミングになっていて、なんの根拠もない。繰り返すが三年違っている理由もない。ランダムである理由もない。
5.入れ替わりの背景を持った一族であることは分かるが、代々続く神事を司るなら巫女ではなく神主が必要なのに父はその立場を放棄しているし、誰が三葉の今の神主なんだろうか?
他にもあるはずなのだが、これだけでも理解が進みにくいのはわかると思う。
もののけ姫や千と千尋の神隠しのような重厚な設定を見いだせなかったので、伏線回収してることにはならなかった。あまりに設定が薄っぺらい。
感動した理由を勝手に考察してみた
公開当時映画館でも見たけど時を経てアマプラで鑑賞。
やはりテレビで見るのでは映画館で見るより映像のインパクトは劣るけど、相変わらず号泣してしまった。
2回目だからよりストーリーや伏線を理解できたっていうのもあったかな。
RADWIMPSの歌も歌詞を見ながら聞いてると、割と話のヒントが出てるように思った。
以下勝手な推測。
・三葉と瀧は前世の恋人?
例えば三葉と瀧が数回の入れ違いだけで涙を流したところとか、すぐにお互い恋愛感情に発展したところとかについて、不自然っていうコメントチラホラ見たけどあれは前世から縁があったからじゃないかと考察。
1300年もの間受け継がれてきた伝承、入れ替わりのラストアンカーなんだから、やっぱり三葉の入れ替わり相手は誰でもよかったわけじゃないと思う。
はっきり映画の中で描かれてたわけじゃないけど、前前前世の歌詞から推察すると2人は前世の恋人同士、更に言えば1300年前の隕石落下時から1300年後の未来のまちと相手を救おうと諦めずに頑張ってきた2人なのではないか。(「君が全全全部なくなってチリヂリになったって」「もう迷わないまた1から探し始めるさ」)
そう考えると歌の中でよく出てくる歌詞、「心が身体を追い越してきた」の意味も繋がる気がする。
もはや映画のテーマでもあるように思う「記憶の忘却」を上回る「心の記憶」。「魂の記憶」と言ってもいいかも。
実は私も上にあげたシーンで泣いてしまったが、それは自分自身も覚えがある感覚だったからだと思う。
例えばノスタルジックな風景を見た時に涙が出てしまう感覚に近いかも。
頭では忘れてしまっても心が覚えていて、それが急に涙になったり心が満たされたりする。
それが前世からの縁によるものなのか、現実にあって忘れてしまったことなのかわからないけど、なんとなくその感覚は理解できた。
だからこそ私にとっては心に染みる映画になっていたとも言える。
・三葉の父が急に協力した理由
おばあちゃんも入れ替わりがあったってことは、父母にもあったのではないか。
「お前は誰だ」という父のセリフも、父も入れ替わり経験者であることを示唆していると思う。だって普通は娘の体に別人が入ってるとは思わないよね。
そうなると父が大勢を動かせる権力者の地位についていたことももはや偶然ではないように思う。
ここまでくるとすべて運命かいって思っちゃってそれはそれでちょっと気持ち悪いけど、あの場面で急に都合よく三葉が説得できたと考えるよりは、そういう運命であり父もそれが自分の使命だと理解した、という方がスッキリする。
父の過去はアナザーストーリーが小説で出ていると聞いたので、買ってみようかな。
以上、余韻に浸りつつ備忘的に考えたことまとめてみた。
長々書いちゃったけどとりあえず言いたいことは、映画も音楽も最高ということでした。
人生で観た中で最高の作品
初めて観たのは5年前に飛行機の中のテレビでした。
初めて観た時はよくわからなかったですが、三周して完璧にストーリーを理解できました。
入れ替わりの時は互いに3年の時空の歪み(三葉は2013年、瀧は2016年で2人は高校三年生。三葉は3つ年上)があったりと初見では少し難しいので予め、あらすじを見ておくことをお勧めします。
瀧と三葉の淡いやりとりと、互いを探していていつまでも見つからないムズムズするような展開が好きです。
また、作中にでてくる組紐の模様が隕石湖を模してあったり、黄昏時・誰そ彼時・彼わ誰時・片割れ時が重要な鍵になっていって意識してみると非常に面白いです。
この映画のお陰なのか、前より純粋な人間になれたと思います。
この映画は本当に何週観ても好きです。
プラシーボ効果?
画力は凄いです、黒板に文字を書いてる時に出るチョークの削りカスなどもしっかりと描かれてます。特に背景や物に力を入れてる感じですかね?
物語は普通の人でも分かりやすいですが、後々考えたら「あれ?」という所が出てきます。
まぁ普通の人は映画を観終わったらそんな深く考察しないと思いますが。
君の名はを観ていて1つ思ったことは三葉の友達の肝っ玉のデカさ
作中で街の電力補ってる様な場所を爆破させるのですがその爆破させた張本人てっしーという男友達がいかれてます。
何お前?何でそんな信用できんの?もしかたら嘘かもしれないし人生パァになるかもしんないんだよ?というレベルの犯罪を犯します。肝っ玉座りすぎでしょ。宝くじ10億でも当たったんか。
人気が出た理由は「画力」と「普通の人がその場で観てもある程度分かる物語」この2つのおかげで人気が出たのかなと思います。
あとは単に拡散力が凄すぎたという点ですかね。
当時は君の名はで話題が持ちきりでしたからね。「人気だから取り敢えず観に行ってみよう」そんな感じで行った人が大多数だと思います。
人生が変わるとまでは行きませんが観た方が良い映画だと思います。
会ったことの無い誰かを探している。
東京へ憧れを持った作品。
初めて見た新海誠作品。当時田舎の中学生だった私は、新海の絵柄で描かれる東京のその喧騒やビル街に憧れた。
東京へ行った。首が疲れてしまった。それすらいい思い出だ。
2年に1度くらい見直す作品で、見る度に着眼点は変わります。
ストーリーは省略します。
私は運命の出会いをする年齢、奇跡の魔法をする年齢がもうそろそろ終わろうとしています。若さが薄れてきています。
そんな時に、この作品を見ると、どこかで運命の出会いはしているのかな、とか思ってみたりします。
RADWIMPSの曲がとてもよく合っています。
私の中のアニメ映画でトップ3に入ります。
清い…
映画館。ほぼ満席。清く正しいものをみたって感じ。心が洗われた…(>_<) 設定すごいよかったー。飛騨に行きたくなる理由がわかります。本当にきれいでした。忘れたくないのに!!ウルウル 展開は読めたけど映像がかなり美しく、伏線回収されるすっきり感などで楽しめました。少し期待しすぎたところがありました泣けなかった…。かたわれどきが切なかった…。歌いたくなりました。聖地巡礼いつかしたいです。おもしろかった…。17.1.3
爆発的ヒット作品
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高校生の男女、滝と三葉は面識がなかったが夢で時々入れ替わった。
しかもその夢は相手の住む世界の現実だったため色々問題があった。
2人は文字等を通して接触、互いにその日の出来事を記録するルールに。
ある日を境に入れ替わらなくなり、滝は三葉になった時の記憶を元に、
彼女の住んでいた村を探し当てるが、そこは3年前の隕石落下で消滅していた。
調べると三葉も死亡者リストにあり、3年ズレて入れ替わっていたと判明。
滝は三葉になった時に供えた、時を越えるとかいう酒を見つけて飲んだ。
すると隕石落下当日に三葉としてワープ、村人を避難させようとする。
その時三葉の魂は現代の滝にワープ、2人は時空を超えて語り合う。
そこで入れ替わり、三葉は三葉として村人を避難させる。
滝は三葉の母や祖母もこの入れ替わり現象を経験していたと知る。
そして時が経つと互いの名すら忘れてしまうものだとも知る。
んなアホなと思いつつも忘れてしまい、そのまま現代の平凡な生活に戻った。
そして名前どころか、何故その村に行ったのかさえも忘れてしまっていた。
しかし過去を変えて生き残った三葉と5年後に偶然すれ違いピンと来る。
お互いに会ったことがあるような気がして、互いの名を聞く。
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まさかのハッピーエンド。そして結局SFというより恋愛もの。
でも感動したし面白かったなあ。
封切1週間で見に行ったらまさかの混雑で入れず。
そこから1か月くらいして行ったら入れた。
それだけの価値はあったと思う、良い作品だった。
新海誠の名が世間に広まった映画
とにかくグラフィックが綺麗なアニメ。田舎育ちの女子高生と東京暮らしの男子高生がひょんなことから入れ替わる。実際には場所だけでなく、時を超越した入れ替わりだった。二人は時空を超えて会い、お互いに「君の名は」と尋ねる。その後、本当の意味で再会しようとする二人を阻むものとは…?
この映画の欠点は、何度も入れ替わったり、話が前後したりしているため、中々展開を理解しにくい内容になっている所。そこさえ目をつぶれば間違いなく良作だ
厨二でも感銘でも、作品との結びの感情を味わってください
SFファンタジーとして単純な流れ
組紐が織りなす複雑な流れが相混ざり進む
一度見て、表層で泣き
二度見て、深層で泣き
新海誠監督がいかに単純かつ繊細に作られているかがとても伝わりました、、、
厨二だと感じるもよし
深く感じるもよし
どちらにしても
知らず知らず作品の引力に引き込まれていく素晴らしい作品だと感じました
以下ネタバレ注意
この作品を示すのに祖母の言葉がとてもよく表しています。結びにこれだけの意味を持たせながらも、なぜ破滅の事実を変えられたのか?
これは私なりの解釈ですが、『時には戻って、途切れ、またつながり』という言葉に隠されていると感じました
単純なラブコメの入れ替わりではなく、1200年前から引き継がれ、守るために引き継がれてきた儀式であること
たとえその役目を終えても、紡ぎ続ける結び、それがラストにつながりをもつこととなり、二人は結びを続ける
評価の良し悪しもまた観望者と作品との結び!!!
ここからは祖母の言葉です
寄り集まって形を作り、捻れて絡まって、時には戻って、途切れ、またつながり
それが組紐
それが時間
それが結び
糸を繋げることも結び
人を繋げることも結び
時間が流れることも結び
新海誠×エンタメ
※最近観直したので、サービス終了した某サイトに書いたものを抜粋で再投稿します。
新海誠作品は、映像も物語も微に入り細を穿つものが多い。
ところが本作は、SF的な考証が優れている部分もあれば、つじつまの合わない部分もあるなど、どうにもちぐはぐだった。
だが、本作の面白さというものは、設定の緻密さ等よりも、その感情にどの程度火を点けるかにあるのだと思う。
つまり、物語としての起伏や、キャラクターへの感情移入だ。
その結果は皆さまご存じの通り、今までの新海誠作品とは比べ物にならない大ヒットとなった。
これは、本作があくまでもエンターテイメントに徹したおかげなのだろう。
もちろん、それによって残念な思いを抱いたファンも少なくないだろう。知人にも「新海にはがっかりした」とぼやいたファンが何人かいた。
私的には、売り上げは正義……とまでは言わないまでも、これだけのヒットを見せつけられては文句のつけようもないのだが、旧来のファンの言い分も理解できてしまい。
痛し痒しと言ったところ。
本作は強い作家性を持つクリエイターは、どこまでエンターテイメントに迎合するべきか? を問うた作品でもあったのだな、と今になって思う。
入れ替わりモノの傑作
入れ替わりモノの傑作です。
でも単に入れ替わるというだけではない。そこに時間的な差があることがポイントです。これによって物語にひねりが加わり、重層的な内容になっていることは間違いありません。
この映画は震災に対する応答として作られた面があります。地震=隕石という震災によって、一つの村が崩壊する。その崩壊にどのように対応できるのか、あるいは、乗り越えることは可能なのか。そのような観点で眺めてみると、震災自体を忘却したいという気持ちがあるようにも思えます。
解説を探していたところ面白い記事がありました(https://naruhoudou.com/your_name_shinkai/)。この記事によれば、忘却するのは震災だけでなく、震災に対して何も感じていなかった瀧君のことを忘却したかったということらしいです。現実にこのような人は多いと思います。震災が騒がれていても、意外にも何も感じなかった人たち。それ自体も忘却したい。そのような欲望がこの映画には渦巻いているのかもしれません。
なんだかんだ言っても名作
随分前から観よう観ようと思っていながら中々観れていなかったのが、ようやく観られました。
結論から言えばやはり名作と呼ばれるに足る作品でした。
絵が綺麗なのは勿論のこと、ストーリーも単なるボーイミーツガールかと思ったら、もっと壮大な話でした。
ただ、仕掛けが壮大であるが故に突っ込みどころも多々ありますが、そこはご愛嬌ということで。
中盤から後半に掛けてのたたみかけるような展開は、思いのほかハラハラドキドキしましたし、ラストはどうなるのか中々分からないのが良かった。
なんとなく、秒速5センチメートルのような物悲しいエンディングを予想していたのですが、完全なハッピーエンドではないものの、なんとなく余韻の残るエンディングで良かったです。
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