君の名は。のレビュー・感想・評価
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間違いなく傑作、アニメファン以外の人にも見て欲しい。
ほとんどの客席が20代前半まての若い人で埋めつくされていて、親子連れや、オタク?みたいな人は皆無。
個人的には前作の儚さ、美しさみたいな映像を期待してたんで、やや辛口の点数ですが。田中将賀さんのキャラデサや、RADWIMPSの音楽もばっちりはまっていて最高でした。
どこかでみたような作品
掟上今日子の備忘録と
僕だけがいない街と
サマーウォーズを
足した感じでした。
ぐっとくるシーンはあったものの
それは映像の美しさから来るところの要因が強く
あの出来事も何故熱中したのか解らなくなるような
後半のバタバタとした展開。
主人公たちが大人になるまでひっぱる必要は
なかったように思います。
物語をもう少し縮めて記憶の残っている
二人がどうにかして出会おうとするような展開が
欲しかったです。
100万円と苦虫女のような終わり方を期待しましたが・・。
帰って秒速5センチメートルを見直しましたが
やはりあっちの方が素晴らしかったです。
高校生ぐらいまでの方なら楽しめると思います。
何回でも見たいとそう思える作品
新海誠監督の最新作ということで過去作からの大ファンだった自分にとっては初日にぜひ行かなくてはと見に行きました。
感想としては新海誠の最高傑作という言葉しか出てきません。
新海誠の映画といえば、素晴らしい背景が世界観とキャラの心境を語り、詩的なセリフがそれらに色を加えていく。そんな文学的な作品が多かったと思います。その技法ゆえに秒速のような受け手にとってはBADエンドに見えてしまう残念なことが多々ありました。
しかし、今作ではその失敗をふまえてなのかは分かりませんが、かなり改善され文学的というよりは、エンタメ的な方へと方向性を変えました。その結果新海誠のコアユーザーにしか響かせることのできなかった世界観が一般的なユーザーがその世界観に入り込むように楽しめるようになり現在のような大ヒットに繋がっています。
今まで主人公が女々しいと嫌悪感を抱く人たちが多かったのですが今作では主人公の性格そのものが素直かつ単純、そして爽やかとかなり感情移入がしやすくなったと思います。文学的な表現は表面的には出さずシナリオ背景へと姿を隠し、素晴らしいイラストと、楽曲を邪魔しないように真っ直ぐに入ってくるストーリー。例えるならば水を飲むかのように体に溶けていくようなそんな不思議な感覚です。本当に素晴らしい調律が取れたがゆえにこの作品は奇跡の一作だと思います。自分自身書いたように、新海誠の大ファンではありますし、期待はしていますがおそらくこの作品を超える作品を作ることはもう出来ないでしょう。それほどまでに奇跡のような作品だと思います。
話はかわりますが前作からのファンの方が総じて新海誠らしくない、作家として書きたいことを曲げてしまうのはどうなのかと言われていますね。ですが僕はそれを全否定します。
前文でも書いたように表現の仕方を変えただけで本質的には同じことを新海誠は書いていると思っているからです。それこそ、君の名はと秒速では全く同じ主題を書かれているのではないでしょうか。
君の名はでは、過去で死んでしまった彼女と出会うために必死になる主人公。この状況はまさに気持ちを捨てきれずあかりのかけらを探し続けた秒速の貴樹と全く同じでしょう。そして、最後のシーンでは、君の名はではお互いに惹かれあったがゆえにあのエンドになった。秒速ではお互いにお互いだと分かりながらも過去を振り返らずに前を向いたがゆえにあのエンドになった。ただそれだけの違いだと思っています。まるでBADエンドが新海誠かのように語る人もいますが、新海誠の描きたいものはそこではなく、二人の気持ちのぶつかり合いなのではないでしょうか。
だからこそ過去作からのファンの皆さんもこの作品をらしくないと吐き捨てるのではなく、彼の表現が変わった。彼の世界観がみんなに伝わりやすくなったと喜ぶのがファンなのではないでしょうか。
映画だから好きに観ていいと思う
はじめ他人の三葉と瀧の感情が、徐々に繋がっていくんだが、そもそも時間軸がずれていたので、三葉が、瀧に会いに行っても噛み合わず、瀧が三葉に会いにいくと、既に故人であったり。三葉の絶望感情も良く表現されていたし、瀧の糸守を見つけた際の喜びと、絶望感情も良く表現されていたと思う。三葉は三年前に死んでいたと知っても信じられず、何とかしたいとの感情から、夜も眠れず、聖地を目指した心境の描写も良かった。訳のわからん事態にただ三葉に会いたく救いたいって感情から、ここからはあの世なりの言葉がでたのだと思う。二人の感情の高まりが美しかった。新海作品は、映像美が凌駕していて内容はどうかなって感じだったが、この作品は内容も美しく、映像も美しい作品だった。また観たい。
いろいろケチつける人もいるが、恋愛経験少ないんじゃない?多分、瀧は三葉が救えればそれだけでも良かったはず。皆救えても瀧と三葉が出会えなければ[君の名は。]ってタイトルにはなんないんじゃない?[。]は、名前を覚えてないけど感情は覚えてて、出会えば分かるという意味なんじゃないかな?
無条件の優しさで悲しみは乗り越えられるか
東京で暮らす瀧(声・神木隆之介)は高校生。
夜な夜な、田舎で暮らす少女になっている夢を見る。
しかし、それは夢ではなく、その瞬間はその少女・三葉(声・上白石萌音)と心が入れ替わっていることに気付くのだった・・・
というハナシで、設定は大林宣彦監督の尾道三部作『転校生』を思わせる設定。
しかし、ハナシが進むうち、男女の入れ替わりによって互いのことを理解していった『転校生』の枠を超えていく。
瀧と三葉は、同じ時間を生きているのではなく、瀧からみて三葉は3年前の時間を生きている。
そして、三葉はある災害により、すでにこの世にいないことがわかる。
そこから主題が浮かび上がる。
「真実の愛を知ったひとが、その後その相手にめぐり会うことがないとしたら・・・」というもの。
おお、これは同じ大林宣彦監督の『時をかける少女』ではありますまいか。
『君の名は』といえば、稀代のすれ違いメロドラマのタイトル。
そこへもってきて、大林監督の『時かけ』とくれば、号泣必至。
なのだが、後半、どうにも怪しい方向に進んでしまう。
三葉が死んだ災害を瀧が知り、それを阻止しようとするのだ。
ありゃ、なんだが予想と違うぞ。
これは・・・おぉっ、韓国映画(のち米国でリメイクの)『イルマーレ』と同じパターン。
しかし、あちらは、いたって個人的な事故によるものだけれど、この映画では災害。
で、このあたりから少々気分が悪くなってきた。
映画の根幹部分に無神経さを感じてしまったのだ。
どういうことかといえば、瀧が、夢の中の記憶を頼りに三葉を探す過程で、三葉の暮らす土地の名が明らかになった際の、主人公・瀧の反応あたりから。
彼に同行した友人ふたりは、すぐさまその土地の名に反応するのだが、瀧は初めて聞いたか、すっかり忘れてしまったような反応を見せる。
これは、作術上、無神経すぎる。
なにせ、その災害は、彗星の欠片の激突により、村が消滅するほどの大災害だったから。
この災害は、未曾有であり、空前絶後ででしょう。
それを、たった3年で忘れる、というのはありえない(というか許されない)。
このリアリティの欠如が、その後の展開を嘘くさくしてしまっており、以後の展開の工夫が活かされなくなっているように感じた。
その後、災害を事前に知った瀧が三葉にそれを知らしめ、甚大な被害を回避するための行動は、彗星の激突という信じられないような出来事を、変電所の火事と停電、そして山火事という現実的な災害だと謀るあたり、かなり工夫されているにも関わらず、である。
甚大な被害を回避するという奇跡であるにもかかわらず、なんだか「災害なんてなかったことにしてしまえばいいんだ」のような「軽さ」を感じてしまったのだ。
たしかに、悲しい結末よりは、未来に向かっての明るい結末であるに越したことはない。
けれでも、このような「過去さえも変えられる」「なかったことにすればいい」とも受け止められる展開は、どうにも受け容れがたい。
もう二度と巡り合えない真実の相手と「片割れどき(彼は誰どき)」に出会う、という秀逸なシーン(図らずも落涙してしまったのだか)があったとしても、である。
そしてラスト、それから5年後、東京のどこかですれ違う瀧と三葉。
この図は、大林宣彦監督『時をかける少女』のラストそのままであるが、あちらの詩的な厳しさと比べると、この映画では、無条件に優しい。
あまりにも、無条件に優しい。
<追記>
今夏の東宝映画のふたつの流れが、この映画でぶつかった感もあります。
『シン・ゴジラ』→『君の名は。』の、東日本大震災を越えて、という流れ。
『世界から猫が消えたなら』→『君の名は。』の、個人の想いが世界を変える、という流れ。
この映画では、後者の流れが非常に強くでていますね。
新海監督
奥深さが実に良い
久々いい映画観た!^ ^
奥深いくて見終わったあとに調べるとなるほど〜〜って、思うことが沢山ある深みのある映画。
感想は、全ては「結び」に尽きるかなと思う。
結びについて話すおばあちゃんの言葉が後でなるほどなとストーリーを納得させてくれた。
あとは、『言の葉の庭』のユキノ先生が出てたり、
授業でなんとなく話していた「誰そ彼」が後々ストーリーで出てくるなど本当に作りこみに驚くし見直したくなる。
そして震災を風化させないメッセージも要チェック!
恋愛もののカテゴリだけど正直、僕はそれだけとは思わなかったかな〜〜
二回目の視聴を終えて、思うこと
二回目の視聴を終えて、思うこと
一回目の視聴で最も印象的だったのは、物語の最後に二人に頼むから出会ってくれと劇場内の多くの人が祈る気持ち、劇場内の想いが一つになる映画って素晴らしい、でした。
(反面、秒速5センチメートルを知っている視聴者は、子どもを人質に取られた親のごとく気が気でなく、感動できる場面もハラハラさせられ続ける映画でもありました)
「私たちは、会えばぜったい、すぐに分かる!」三葉の台詞に代表されるような、願い、祈りと希望に溢れた作品だと感じました。
小説を読了後に二回目の視聴に臨みました。
二回目の視聴はストーリーの大筋も終えており細かい部分に気を配る余裕ができました。
・オープニングの時点で三葉と瀧君は二人とも東京で生存している世界になっていること
・瀧君が入っているときの三葉は、眉が根性悪そうな形になっている、髪が上手く結えないので一つ縛りになっていること
・随所で入るキーワードの「おぼえて・・・ない?」の意味
・決して直接会うことのない二人の仲が親密になっていくエピソード
瀧君とテッシーが三葉にカフェを作ってあげるシーン
三葉にノートでコンプレックスを抱くなみたいなアドバイスをしてあげる瀧君
女子力の高さで瀧君をサポートする三葉、可愛らしい日記を残す三葉
・彗星を見上げた瞬間の二人の感想が完全に同一にハモっているシーン(瀧君が入れ替わりに選ばれた理由の一つかも)
・「あの人の名前が思い出せない!」と切迫した表情を浮かべる三葉、ここはテッシーが失恋するシーンなんだなと気がつきました
・父親(町長)が「お前は誰だ?」と驚きの表情を浮かべて問いかけるシーン、
物語の最終盤で町長の部屋には絶縁状態にあった一葉おばあちゃんがいること、
ひょっとすると父親と母親(二葉)も入れ替わりの経験者だったのではないか?その可能性すら感じました
二葉が四葉の出産後に亡くなったシーンで「救えなかった」と強く悲しむするシーンも、過去に運命に抗った者の後悔と考えることもできそう
・父親は大学の先生だったようです(考古学だっけ?)、その後神職、政治家という経歴だったこと
・山頂でカタハレ時が終わった瞬間にあの世の三葉が消えたのは、別の場所に(東京か?)に出現した世界に生まれ変わった
あの瞬間に世界が産み直されたのでしょう
・カタハレ時に互いの名前を書くシーン、三葉の「み」の字よりも横棒が長い、三葉も「す」きと告白しようとしたのではないか
こういった視聴者に妄想させる適度な隙を持たせた、素晴らしい映画だと再認識しました
運命の二人の希望、祈り、願い、を視聴者もまた共に追い、視聴者もまた祈る。
これは希望への祈りの映画です。
好みによっては極端に分かれる
基本的には良かったが
公開からまだ一週間だったせいもあるだろうが、劇場が超満員で驚いた。(それほど宣伝してる印象がなかったので、何か口コミで広がるきっかけがあったのか?)
予想どおりクオリティの高い背景美術とアニメーションに加えて、予想外のストーリーが面白くて良かった。
が、クライマックスからラストにかけて、気になるところがチラホラ。
・ついにご対面する山頂でのやり取りが、状況的に悠長過ぎる
・東京で再会するまでの演出がクドくて長く感じた
・成長したヒロインが老け顔で可愛くない!
・タイムラグの3年という時間にも意味が欲しかった
特に主要なキャラが被災した故郷を捨てて、東京で生活してることに違和感を覚えた。もしかして隕石の影響で放射能に汚染されました、とかの描写があったか?
それにしても御神体は無事なら、代々続いた神社を建て直して、次世代にいろんなものを受け継ぐのがヒロインの使命だし、展開としては良かったと思う。(おばあちゃんも同じ様な経験があった、って言ってたし)
再会のタイミングも、もっと時間が経った後にして、二人とも何か引っかかって結婚できずにいる中、建築家になったタキくんが糸守を訪ねる、といった感じの方が盛り上がった気がする。
基本的には良かったので、それだけに惜しい映画だと思った。
面白かったよ
新海ワールドを大衆向けにした感じ。
素直に全身の感覚を研ぎ澄ませて浴びてほしい
まさに 新海 監督 作品
金と時間の無駄
そもそもなぜ隕石が落ちたの?「自然災害は突然起こるものだから」とか?ファンタジーにそんなリアルな偶然いらないよねw
あと男主人公のキャラうっすい。なんでこいつが入れ替わったのか意味わからん。男主人公がヒロインに会いに行くときも女先輩と男友達が付いて行く意味ない。そもそも女先輩の存在意義がわからない。最後結婚してる描写あったけど、それがツカサくんと結婚したって意味ならようやく少しは理解できる。
途中男主人公のバイト先でDQNが暴れるシーンあったけど、あれもクソ浅い演出だし、まるで素人が考えたような平々凡々としたエピソードで、なんの悲壮感やらドキドキもなかった
んでクライマックスはヒロインが役場向かってダッシュしてコケてたとこですかね?そこで「すきだ」の文字見て愛の力(笑)で父親説得したのかな?その割に説得するシーン皆無だしw愛の力とやらで話すすめるなら、せめて愛の力がわかる演出をしてくれw
ま、ほんとはあのクレーターの外周で名前呼び合ってるところがクライマックスなんだろうけどw町がピンチなのに呑気に愛を育もうとしてるって、もう恋愛脳のお花畑満開で笑えたw
そのあとのラスボスたる父親の行動理由がただの逆恨みっていうねw母親病気で殺しておいてお涙頂戴しときながら、なんの罪もない母実家と絶縁して子供捨てて、おまけに町長になって土建屋と癒着ってwwwラスボスにするにはクッソ薄いキャラだな、小物すぎる。
あと「君の名は」にも「糸がどーのこーの」にも「神社とか巫女とかクレーターの歴史」にもくそ浅い意味合いしか無いように思える。それか説明不足。つまり時を超えた運命の糸って言いたいんだろ?他になんかいみあんの?ないならホントしょーもない。
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