君の名は。のレビュー・感想・評価
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映画館の力は大きい
周りにどハマりしている人が多く、評価の高さに驚いて見に行きました。
予備知識バリバリ、期待値マックスで見たからなのか、「あれ、思ってたより…」というのが一番の感想。
キャラ設定がフラフラしていて、瀧くんも三葉も、どういう人間なのか途中でよく分からなくなりました。どうしても瀧くんが喧嘩っ早い性格には見えなかった…。
とは言え。美しい映像、感動的な音楽(洋次郎さんめっちゃ声綺麗)、クスッと笑ってしまう場面、前のめりで見入ってしまう展開、、、、なんかもう色々と盛りだくさん。こりゃつまらない訳はない。
RADWIMPS目当てで見に行き、めちゃくちゃ感動して2回も3回もリピート鑑賞している友達が結構います。音楽はRADWIMPSで、って言ったの誰なのかなあ…監督さん?川村元気さん?分からないけど、天才だと思います。高校生のツボがよく分かってらっしゃる。笑
まあとにかく、何に関しても期待しすぎは良くないってことですね。
でも、映画って素敵だなーと再確認。人を夢中にさせて、入り込ませることが出来るって、めちゃくちゃ凄いことだと思います。
絵の綺麗さを考えると、絶対映画館で見る方が良いです。迷っている方は、ぜひ映画館で!
秒速5センチートル~君の名は。~
新海監督の作品は「秒速~」しか見た事がありませんが、
とても作品として近いものを感じました。
三葉が「秒速5cmなんだって…」って言ったら、
完全に「秒速~」です。
※別に否定している訳ではありません。
「宙」と書いて「そら」と読むような、
宇宙を感じる空の描き方、
雲の動きや街並みなど、細かい部分の背景などは、
とても綺麗で感動します。
好きな人に電車で遠くまで会いに行ったり、
好きな人を探している部分は、
秒速5センチメートルっぽいです。
目が覚めたとき流している涙の意味が
1回1回違って、
その中で少しずつ気付いて、
少しずつ心理変化していくので、
どんどん引き込まれていきます。
結局、最後も「秒速~」みたいな終わり方なのかな?
と思いましたが、
個人的には、こっちの方が好きです。
でも、やっぱり、
山崎まさよしの「one more~」には勝てない。
あの主題歌と作品の一体感は神だった。
今回も、それをちょっと期待していましたが、
そういう狙いは無かったみたいです。
あと、神木隆之介くんと上白石萌音ちゃんの演技は良かったです。
女の子っぽく喋るシーンにも
全然違和感無かったです。
今年見た映画の中で、断トツに混んでいたので、
この作品が興行収入1位になるんだと思いました。
新海監督の良いところも、そして悪い癖も。
新海誠作品は「秒速5センチメートル」で完全にヤラれた。「言の葉の庭」とても良かったし、映像の美しさ、そして世界観の繊細さ含め、私が愛する日本のアニメーション監督の一人だ。ただ、そんな好きな監督の作品だが、彼の作風でどうしても許せないことが一つだけある。それは毎回必ずミュージック・ビデオ化してしまうことだ。「秒速5センチメートル」は山崎まさよしの「one more time, one more chance」、「言の葉の庭」は大江千里の名曲を秦基博がカバーした「Rain」という具合に、気が付くといつも映画が途中からPV化してしまっていた。新海監督と私のロマンティシズムは共通項が大きく、センシティブで情緒的な世界観やストーリーは本当に大好きなのだが、映画が突如PVに変わった瞬間に、毎度興醒めしてしまう自分がいる。今回はRADWIMPSだ。物語が盛り上がり、気持ちが昂ぶり、心が感動し始めた一番気持ちいいところで必ずRADWIMPSの歌声が流れ出し、気取ったPV調の演出に流れていく。そしてその都度、私はは興醒めしてテンションが一気にクールダウンしてしまうのだ。いや、RADWIMPSは何も悪くない。本当に何も悪くない。ただその演出方法があまりにもあからさまでわざとらしくてとにかくクサいのだ。
間違ってほしくない。私は本当に新海監督が大好きだし、新海監督作品も大好きなのだ。ただ、大好きな新海監督作品の手法の中で、唯一許せないポイントがまさしく「そこ」で、今回はその許せないポイントが目に余ってたまらなかったのだ。
物語は面白くできていた。幻想的でファンタジックでありながら、日本という災害大国ならではの価値観と概念を踏まえて紡ぎあげるストーリーには、いくらでも心動かすことは出来た。しかしその度に、PVみたいな演出が邪魔をして感動が盛り下がり、ちょっと飾ったようなカッコつけた演出と編集が目障りで仕方ない。「大丈夫だよ。監督の伝えたいことは、そんなことしなくてもちゃんと伝わってるし、監督の紡いでいるストーリーはちゃんと心に響いてるよ。だからもうそういう装飾はやめてもいいんだよ」とホットミルクでも出して肩を優しく叩いてやりたくなる(何様だ?)。すっごく良かったんだけど・・・と、「だけど」をつけたくなってしまうこの思い・・・。
やっぱり新海監督には、素朴で繊細な短編か中編をやってほしいなぁ、と思ってしまうのは傲慢なファンの勝手な我儘かな?
少なくとも、音楽が鳴るたびに映画をPV化させてしまう癖だけは、どうにか映画として昇華させてほしいと、心から願っている。
どんな映画もそうですが
アニメーション映画の進化
噂通り、だけど傑作
話題作過ぎて見なければと思い、やっとチケットが取れたので鑑賞しました。
僕は別に捻くれてる訳ではないと思いますが、あまりにも泣くや感動するという感情の押し付けが好きでなく、そんなものは見てから決めさせろ、という思いがあります。
ですので、泣きます!というレビューを書くことはないですが、ただ感動を覚えジーンと来たのは確かです。
説明がないやご都合主義だのやいのやいの言われますが、とにかく面白く、ハラハラし、笑い、感動できた映画なので、ぜひもう一度見たい作品でした。
あまりにも遠すぎる。このセリフが非常に好きです!そんな簡単に言わんといて、とグッときた瞬間です。
声優もこれが多分1番の配役ですし、素晴らしかったです。
アニメ映画で若干の身構えもあったのですが、えらく感動できた作品でした!
もう一度
素晴らしい作品でした。
『君の名は。』を映画館で見てきました。テンポよくストーリーが進み、心理描写も繊細で素晴らしい作品でした。入れ替わりがある、というのは序盤でわかりましたが、少し意外な展開です。しかも、同じ時系列ではないところがSFチック。高校生が特に好きそうな内容(笑)だと思います。オススメです。
日本のアニメはすごい!
シナリオが雑
「どうして過去に戻れるのか」「どうして口かみ酒を飲むと過去に戻れると理解できたのか」「スマホを互いに操作していたのに時間のずれを認識できなかったのはなぜか」「隕石事故を主人公が全く知らなかったのはなぜか」
このような数々の疑問に対して答えは提示されない。
物語に整合性や説得力がないまま、どんどん先に進んでいくため鑑賞していて内容に感情移入できず取り残されたような気持ちになった。そのため主人公が笑っていても泣いていても全く共感出来ず、ああ1000円無駄にしたと映画のチョイスを深く後悔した。
終盤主人公が互いに惹かれ合った描写もなかったくせに唐突に告白が入るから驚いた。
細かい描写も残念な部分が目立つ。年頃の女子が好きな人に会いに上京するのに制服のまま出かけていくなんてありえない(脚本家は男性なんだろうか)
時間的な余裕がないわけじゃないんだからおめかしくらいするだろう。作中で女子力高いとか言われたくらいなんだから。
ローファーでずっと歩いて足を痛そうにしているのを見て溜息が漏れた。長い距離を歩くのがわかっているのになぜ運動靴でこないのかと。アホの子かと。
不要なお色気シーンをいれるならこういった部分に力を入れるべきだったかと。
一から十まで説明しろとは言わないがせめて話に説得力を持たせてほしい。
さしてシナリオの粗が気にならない方にはオススメです。
観ててむずむずする
日本アニメーション映画の流れが変わった
とかく美しい。。。
絵的な綺麗さ美しさに圧倒される。
最初の目玉焼きのシーンなんてもう手を伸ばしそうだった。
彗星、夕陽、都市と田舎など美しく描きがいのある題材ばかり。
そこに絶妙に加わるBGMにシンプルに感動した。
なぜ、彼らが入れ替わるようになったのか?
大ニュースになっていたはずの場所を覚えていなかったのか?
周りの人の記憶もいとも簡単になくなるものなのか?
電車や駅の描写のおかしさ、街中での邂逅など少し強引な展開もあるが、SFというより神話として見たらすんなり入ってきた。
2000年後の人々が隕石神話として語り継いでいそうな美しさと話の綺麗さ。
精緻な描写やSF的なものが好きな人はシンゴジラのほうを押すだろうし、若者やライト層には君の名は。が受けそう。
新海監督入門編ということで、今度はもっとアクの強いものを見てみようと思う。
繊細な質感
大きな欠点が見当たらない
オープニングから、一気に映画の世界に引き込まれて、入れ替わりの様子でワクワク、ドキドキ! そこへ、前前前世で興奮が最高潮!
と思いきや、そこで一気にトーンダウンからの、予期せぬ展開!
からのクライマックスへ向けての気持ちが高ぶるストーリー!
ストーリーの変わり目に主題歌が入って、見てる側を飽きさせないし、緩急があってすごく気持ちを動かされる。
映像の綺麗さは、もちろん素晴らしいんだが、襖や電車のドアのあけしめだったり、電子ジャーの蓋が空くとこだったり、カメラのアングル(pov)の使い方が、見ていて面白いとゆーか、細かいとこで、惹き付けられる。
なんて、まだ、三回しか見てないのに偉そうなこといってすみません。
飽きるまで何度も見に行こうかと思ってます。
三回とも泣いちゃいました。
ってか、2回目以降は、展開を知ってるだけに、オープニングから泣きそうになるし、何回見ても、村を救うために奮闘するあたりは、全力で応援して見ちゃいます。
間違いなく傑作、アニメファン以外の人にも見て欲しい。
どこかでみたような作品
掟上今日子の備忘録と
僕だけがいない街と
サマーウォーズを
足した感じでした。
ぐっとくるシーンはあったものの
それは映像の美しさから来るところの要因が強く
あの出来事も何故熱中したのか解らなくなるような
後半のバタバタとした展開。
主人公たちが大人になるまでひっぱる必要は
なかったように思います。
物語をもう少し縮めて記憶の残っている
二人がどうにかして出会おうとするような展開が
欲しかったです。
100万円と苦虫女のような終わり方を期待しましたが・・。
帰って秒速5センチメートルを見直しましたが
やはりあっちの方が素晴らしかったです。
高校生ぐらいまでの方なら楽しめると思います。
何回でも見たいとそう思える作品
新海誠監督の最新作ということで過去作からの大ファンだった自分にとっては初日にぜひ行かなくてはと見に行きました。
感想としては新海誠の最高傑作という言葉しか出てきません。
新海誠の映画といえば、素晴らしい背景が世界観とキャラの心境を語り、詩的なセリフがそれらに色を加えていく。そんな文学的な作品が多かったと思います。その技法ゆえに秒速のような受け手にとってはBADエンドに見えてしまう残念なことが多々ありました。
しかし、今作ではその失敗をふまえてなのかは分かりませんが、かなり改善され文学的というよりは、エンタメ的な方へと方向性を変えました。その結果新海誠のコアユーザーにしか響かせることのできなかった世界観が一般的なユーザーがその世界観に入り込むように楽しめるようになり現在のような大ヒットに繋がっています。
今まで主人公が女々しいと嫌悪感を抱く人たちが多かったのですが今作では主人公の性格そのものが素直かつ単純、そして爽やかとかなり感情移入がしやすくなったと思います。文学的な表現は表面的には出さずシナリオ背景へと姿を隠し、素晴らしいイラストと、楽曲を邪魔しないように真っ直ぐに入ってくるストーリー。例えるならば水を飲むかのように体に溶けていくようなそんな不思議な感覚です。本当に素晴らしい調律が取れたがゆえにこの作品は奇跡の一作だと思います。自分自身書いたように、新海誠の大ファンではありますし、期待はしていますがおそらくこの作品を超える作品を作ることはもう出来ないでしょう。それほどまでに奇跡のような作品だと思います。
話はかわりますが前作からのファンの方が総じて新海誠らしくない、作家として書きたいことを曲げてしまうのはどうなのかと言われていますね。ですが僕はそれを全否定します。
前文でも書いたように表現の仕方を変えただけで本質的には同じことを新海誠は書いていると思っているからです。それこそ、君の名はと秒速では全く同じ主題を書かれているのではないでしょうか。
君の名はでは、過去で死んでしまった彼女と出会うために必死になる主人公。この状況はまさに気持ちを捨てきれずあかりのかけらを探し続けた秒速の貴樹と全く同じでしょう。そして、最後のシーンでは、君の名はではお互いに惹かれあったがゆえにあのエンドになった。秒速ではお互いにお互いだと分かりながらも過去を振り返らずに前を向いたがゆえにあのエンドになった。ただそれだけの違いだと思っています。まるでBADエンドが新海誠かのように語る人もいますが、新海誠の描きたいものはそこではなく、二人の気持ちのぶつかり合いなのではないでしょうか。
だからこそ過去作からのファンの皆さんもこの作品をらしくないと吐き捨てるのではなく、彼の表現が変わった。彼の世界観がみんなに伝わりやすくなったと喜ぶのがファンなのではないでしょうか。
映画だから好きに観ていいと思う
はじめ他人の三葉と瀧の感情が、徐々に繋がっていくんだが、そもそも時間軸がずれていたので、三葉が、瀧に会いに行っても噛み合わず、瀧が三葉に会いにいくと、既に故人であったり。三葉の絶望感情も良く表現されていたし、瀧の糸守を見つけた際の喜びと、絶望感情も良く表現されていたと思う。三葉は三年前に死んでいたと知っても信じられず、何とかしたいとの感情から、夜も眠れず、聖地を目指した心境の描写も良かった。訳のわからん事態にただ三葉に会いたく救いたいって感情から、ここからはあの世なりの言葉がでたのだと思う。二人の感情の高まりが美しかった。新海作品は、映像美が凌駕していて内容はどうかなって感じだったが、この作品は内容も美しく、映像も美しい作品だった。また観たい。
いろいろケチつける人もいるが、恋愛経験少ないんじゃない?多分、瀧は三葉が救えればそれだけでも良かったはず。皆救えても瀧と三葉が出会えなければ[君の名は。]ってタイトルにはなんないんじゃない?[。]は、名前を覚えてないけど感情は覚えてて、出会えば分かるという意味なんじゃないかな?
全2178件中、1681~1700件目を表示