君の名は。のレビュー・感想・評価
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夢でもし逢えたら。
君の名は。というタイトルにあのドラマ(古)の焼き直しかと
勝手に想像していた。そうではなかったが^^;内容に於いて
近いところがある。男女のすれ違い、果たして最後に逢える
のかどうか…中高年ならもうこれだけで泣けてしまうだろう。
中盤くらい迄は過去に観てきた名作の世界(転校生や時かけ)
という感じで新味はなかったが、それ以降はセカイ系らしく
展開がSF調に語られる。壮大ながらも深刻で甚大な被害を
孕んだその映像はまさにあの震災をモチーフにしているのが
明らか。突然何時目の前の世界が全て滅ぶことを現在の若者
は体験して知っている。じゃあどうするべきだと行動メイン
の後半はドキドキが目白押しでどうなるのか波乱含みとなる。
美しい映像に田舎の風景や東京の暮しが分かり易く配分され、
都会に憧れる想いや青春時代の初恋などはどこも微笑ましい。
主演の二人は声優としても上出来で、特に入れ替わる場面で
男女の台詞が入れ替わる声も巧く表現していた。入れ替わる
時期のズレやふと発した言葉や持ち物など伏線の収束も巧い。
そして音楽。物語の流れに沿った歌詞やメロディはこんなに
気持ちがいいものかと久しぶりに感じた。昨今に珍しい映画
の印象を高めるメインテーマならもっと作られていいはずだ。
(たしかに夢って起きたら忘れていることがほとんどだわな~)
3回泣けます!
やっと「君の名は。」を観てきました。
この映画も好調のようで週末だと満席で席が取れないくらいです。
事前情報は、田舎の女の子と都会の男の子の意識が交換される事ととにかく泣けることだけ。
さらに、「君の名は」と聞くと思い出すのは、1991年に放映されたNHK朝の連続ドラマ「君の名は」なので、往年のすれ違いストーリーを想像するわけですが、この想像が当たっているのは開始20分程度。
その後の華麗な裏切られ方で物語に入り込み、後半では3回泣きました!( TДT)
新海誠作品ではいつも印象的に描かれている空。今回もオープニングから最高なまでに盛り上げてくれますので、大きなスクリーンで観ることをおすすめします。
東京が舞台になっているので、「あっあそこだ」と思ったりもするわけで、見た後に聖地巡礼したくなるのもわかります。この印象的な歩道橋や例の階段とか。(^_^;)
そして、音楽!RADWIMPSが担当しているのですが、これが最高にマッチしているんです!この映画を見終わった時、RADWIMPSのファンになるなと思うくらい。音楽もお楽しみください。
「シン・ゴジラ」、「君の名は。」と観る前の予想とはまるで違う展開でワクワクさせられまくり。
とにかく邦画が好調でうれしい限りです。
良作!
やや予定調和
キューベイ曰く
評価基準の価値観は、人それぞれあってよし
私は映画の評価を、主に
①現代に生きる人を元気にするかどうか
②新しい考え方や見方や価値観を教えてくれるかどうか
で、評価しています。
今回はその他加点ポイントがあって3.5点です。
まず、①元気にするかどうかについては、
10代〜20代前半の、まだ奇跡や夢を信じられる層や、信じたい層には「奇跡的な出会いってあるよね。知らない隣の人を大切にしよう!」と元気を与えてくれると思います。
しかし、それ以上の年齢の社会に出て現実問題にぶつかった層には「そんな奇跡をいつまでも信じて頼っていたら、結婚適齢期を過ぎるまで気づかない」と、そっぽを向かれるのではないでしょうか。
また、②新しい考え方や見方や価値観を教えてくれるかどうか、についてはありませんでした。
ですので、個人的に評価は2.5点ですが、
その他加点ポイントとして、
1.入れ替わりとタイムリープを使って次の展開が気になるようにさせる構成スキルと、「哀」だけでなく「喜怒哀楽」を盛り込むバランス感覚で商業的に成功した
2.RADと神木くんを起用するオタクにはない、もしくはできない若者感覚
3.周囲に何と評価されようと、ご自身の切なさの感覚を表現することにかける素直さと勇気と情熱
4.実際に若い女子に涙させていて、それは人それぞれ人生のステージで、その時その時の価値観として否定されるものではない
ということで、
敬意を表して1点足して、3.5点としました。
過大評価多いね
予想を上回りました
期待せずに観たら思いの外泣けた
普段は映画館でアニメーションという選択肢はあまりないんだけど…
RADWIMPSが好きなのと評判がすこぶる良いので観に行くことにした。
確かにミュージックビデオか?とレビューしてる方もいるようで、そこは私も音楽多いなぁ〜と思ったけどRADファンには逆に評価アップ!
映像はさすがに新海誠やわ〜って思わせて頂きました。特に雨のシーンが好き。
ストーリーは整合性やリアリティとか言い出すと細々と気になるので、心を空っぽにして感性のみで観ると良いかも?
組紐を編む場面でおばあちゃんの言葉がこの映画のテーマそのものやったと思う。
「土地の氏神さまのことをな、古い言葉で産霊(むすび)って呼ぶんやさ。この言葉には、いくつもの深いふかーい意味がある」
「糸を繋げることもムスビ、人を繋げることもムスビ、時間が流れることもムスビ、ぜんぶ同じ言葉を使う。それは神様の呼び名であり、神様の力や。ワシらの作る組紐も、神様の技、時間の流れそのものを顕しとる」
最後は素直に泣けた。
そしてエンドロールの途中で誰も席を立たなかった映画でした。
今夜からずっとRADWIMPS漬け。
なんだかすごく泣いた
本当の出会いには時間が必要
ポップでキャッチーでありながら結構複雑で、とてもスピリチュアルで美しい映画でした。
爽やかで青春感満載で風景も素晴らしく、ストーリー構成も実に巧みなので、深く考えなくても楽しめます。
しかし、深く考えてもかなり楽しめる構造になってます。
この作品では、人と人との距離のことと、解り合うには時間が必要だということを感じ、考えされられました。
物理的には簡単に出会えたりするけど、実は、人と人とはなかなか本当の意味で出会うことは難しい。本作の時間のズレとか会えないもどかしさとかはそのメタファーのように思えてならない。
8年かけて2人が入れ替わったりなんとか互いに名前を覚えていようとする物語は、2人の中で重ねていく精神の旅そのものですよね。
そして、2人でさまざまな問題を乗り越えた結果、ついに名を呼び合う、すなわち真の出会いが訪れるというのがいいんです。
求めあう2人がすれ違いながらも時間をかけて困難を超えながら理解し合っていく、という誠実な恋愛のメタファーの恋愛映画(なんという解りづらい表現だ)だなぁと思いました。
『結い』という概念も魅力的です。個人の意思を超えた悠久の時間の流れと、でもまた再び巡り合うかもしれない希望もあり、胸に残るものがありました。
ただ、すでに起きてしまった災害に対する考え方が軽いというか、都合が良すぎるところはひっかかり、違和感を覚えました。過去を書き換えることは人類にとってのファンタジーだが、作品内で表現されても、もはや良かった良かったで咀嚼できないんだよね。ヘヴィなテーマをドラマを盛り上げるための一要素として軽く扱い過ぎているのではなかろうか。
面白かったし、象徴的な意味を深読みできそうな作品なのですが、上記のような理由でガチっとはハマらなかったです。
何回観てもww
良いところはあったんですが…
背景の美しさは言わずもがな。山を歩いてるときのカメラワークは感動しました。
男の子側の世界では既に彗星の事故が起きた後だということを観客に隠して話を進めていたところは、脚本として見事でしたが、あとはあんまり。
全体の構成や音楽の使い方が「教科書どおり」の良さだったんですが、何か足りないです。
この監督の他の作品もそうなんですが、二人きりの恋愛模様を見せるのが時間ばかりかけてて…。
終盤事故を阻止する「ときかけ」や「サマーウォーズ」っぽいワクワク展開が来そうだったんですが、そこもあまり面白くならず。
王道と言えばいいのか何なのか…、ちょっとどっち付かずでした。
過大評価しすぎ
確かに感動、ほっこりはする映画でした。
しかし、このサイトだけではないですが、全体的に高く評価しすぎです。
見え透いた伏線、やけに推してくる題名、彗星の被害のリアリティのなさ等々、色々課題が相見える映画でした。
でも、他の映画にはない良さも感じました。
たとえば情景描写。最初のシーンの、彗星が天を駆けていく、人間が実に非力なように思えるような、迫力の映像はこの映画でしか体験できないことですし、田舎の田園風景、都会の超高層ビルが乱立する間を塗りたくったような青い空もまた、圧巻でした。
TVなどで取り上げられ、話題になった後に見たのですが、まだまだ席は確保しづらいですね。
ここまで、少し色眼鏡を通してみている人が多すぎて、このような高い評価が正当なのか、疑問を感じざるを得ない者の意見でした。
口噛み酒飲みたい
右脳で観る映画
新海誠さんの映画は秒速、ほしのこえのみ視聴しています。
それらの作品と比較してとても分かりやすい話でした。だからヒットしたのでしょう。今までの作品は20代の男性が一番共感できそうな男向け雰囲気映画な印象でしたが、今回は全然違いますね。じわじわ切なさとやるせなさで嬲られることもなく見やすかったです。
こういう手紙などで交流していた人間が実は過去の人物でその過去の人物は実は死んでいてというのはどこかで聞いたことのある話ですが、それに何を+していくかは作り手の個性。新海監督は持ち味である美しい風景と未熟な男女とあらがえないはずの運命とすれ違いと宇宙っぽい何かとポエムと切なさと愛しさと心強さを混ぜ合わせ大衆が食べられる美味しい料理にしてしまったのでした。新海ナポリタン盛り付け上手で美味しい、そんな感じです。
毎日色んなパスタを食べている人は期待しすぎるとがっかりするかもしれません。でも食べたら大半の人が満足できるとっても美味しいナポリタンだと思います。
私も今回の映画が監督の作品の中で一番好きですね。終盤の「すきだ」に普通に泣きました。流れはベタすぎるのですが単純な人間には折れそうな女の子がたった一人の男の子への想いで再び立ち上がる姿は美しいしまぶしいです。遠くにいる誰かが自分のことを好きでいてくれている、幸せをねがっていてくれているという事実は、か弱い女の子に小さな村を救わせる充分なパワーとなったのだ!ああああ!鼻水が垂れました。全体を通して考えてもストーリーのテンポもよく、脇の人物も魅力的、押し付けがましく感動させてはこず、新海さんどうしたと言いたくなる優しいハッピーエンド、面白いなあ。
気になったところはそんなに無いのです。日記をつけているのだから日付のズレに気づきなさいよとかそういうヤボなあれやらこれやらは「そういう運命だったから」なんだと思うことにしています。この映画は細かい設定を味わう映画ではなくもっと感情的で、右脳で楽しむタイプの映画なのだと思うからです。エモーションなのです。エモいのです。そういうわけで随所随所がラッドのエモいMVになってしまったのは仕方ありません。そういう運命なのです。
いい歳をした人間の心にこんなに響いたので青春真っ只中の少年少女にはズドンと突き刺さってしまうのではないでしょうか。うっかり男女でいった多感な中高生は映画を見終わった後みんなカップルになってしまう危険性を感じています。(3ヶ月くらいでわかれるやつです)
そしてうっかり秒速も見ちゃってこじらせてしまう男子が増えちゃうのでしょうか。恐ろしい映画ですね。よしもっかい見よ。
やっぱり結末に涙が止まらない
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