君の名は。のレビュー・感想・評価
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ありきたりな予想外の展開
すごくすごく楽しみにして観に行きました。
ふつうに良かったとは思います。
ただ、おかしな表現ではありますが、予想外の展開がありきたりだなと感じてしまいました。
最近よくある起承転結の転が激しい系の映画だなと。この転の激しさが、観る人に大きな印象を与えてこれほどの評価を得ているのかなと思います。
また、設定などは違いますが、高校生の男女がどれだけ忘れまいと思っても相手のことを忘れていってしまう感じが「忘れないと誓ったぼくがいた」という小説に非常に似ていて、新鮮味が無く残念でした。
映像や音楽などが美しいとは思いましたが、世間の評価ほど私には響きませんでした。
思いのほか壮大
最初は男女入れ替わりで、わちゃわちゃするラブストーリーなのかなー、と思いきや。 途中から一気に壮大な話になって行きます。
話もやや複雑で、一緒に見た人とストーリーの見解が違ってしまって。最終的な「現実」は、それまでのストーリーとは異なる現実ですよね?私は町長である父親が最初から動いて避難訓練をさせたのかなと思ったのですが…。一緒に見た人は、爆発などの事実を隠すためにそういう発表をしたんだと言うんですよねー。
あと、最後の階段のシーンはあんな風にすれ違ってから話すんじゃなくて、ストレートに向き合った方が良かったんじゃないかなと思いました。ちょっと違和感がありました。
でもやはり彗星の出てくるところはどのシーンもいいです。本当に背景が綺麗。いい映画を観ました。
ずっと RAD
「君の名は」観てきました。
21時40分からのレイトショーにもかかわらず、228人収容のシアターは9割埋まっているという大盛況でした。そして男性客1人以外は、エンドロールが終わるまで席を立たずに余韻に浸っていました。
なんだろう?私の感想は
「ずっとラッドのアルバム聴いてるみたい」
ストーリーも面白くて、画もきれいで、台詞も素敵。もちろん、要所要所でラッドの曲が流れるんだけど、ずっとではない。では、なぜだろうと考えてみたら、主人公の二人である瀧くんと三葉の重なるようで繋がらない、離れているようで結ばれる、独り言のように語りかける台詞がラッドの歌詞のようで、音はないのだけれどラッドの曲のようなリズム感があるからだと思いました。
うん、なかなかいい映画だ。
「赤い糸」
久々に、「面白かった!」と言い切れる映画だった。
ストーリーが非常に緻密に練りこまれていて、山場がいくつも設定され、展開に飽きがこない。常に続きはどうなるんだ?と引っ張る大きな興味が出てくる。
まるで1クールで展開されそうな膨大なプロットで、しかも時系列がかなり複雑なのに、急いでる感じがなく、分かりやすく、自然に最後まですっと観れる。
入れ替わりの面白さ、楽しさ
入れ替わりが失くなり、相手探し
2人の時間がずれていることが判明(山場1)
入れ替わりの再現の試み
危機回避の試み
2人の出会いと、危機回避の成功(山場2)
2人の記憶がなくなるが、相手を探す
2人の再会(山場3)
最後、再会をクライマックスにして終わるのが本当にうまい。これで泣ける人はカタルシス最高だろう。
普通は山場をいくつも設定した場合、後の方の山場は蛇足感が強いものになりがちだ。無理矢理話を引き延ばした感じになってしまう。
また、一番大きな山場を最後に温存しようとすると、今度は途中に蛇足感が出てくる。
その点この物語は、3つの山場が必然的に結びつけられていて、この必然性をベースの部分で支えるように世界観が作られている(主人公が巫女であること、主人公の集落の由来、主人公が祀る神など)。
そして全体のストーリーを貫く普遍的なテーマとして、「君の名は」という問いが繰り返し語られる。
この世界のどこかに、自分の運命の相手がいるかも知れない、という、とても古典的な物語(いわゆる、「赤い糸で結ばれた相手」)を、現代的に、複雑に編みなおした。
「赤い糸」は、「赤い組紐」になり、糸は、時間の流れ、運命、人間関係、そして「つなぐもの」という複層的な暗喩として解釈し直された。
赤い組紐は、記憶をつなぎ、現実と夢をつなぎ、出会いをつなぎ、離れた時間をつなぎ、思いをつなぎ、男女をつなぎ、最後には「命」をつないだ。
紐に近いイメージとして、「線」も繰り返し出てくる。こちらは、「世界を分けるもの」として出てくる感じだ。彗星の軌跡、花火の軌跡、手の平に書いた線、スカートを切り裂いた傷。
そして、沈む太陽の光が描く垂直な線は、「世界を分けるもの」でもあり、「つなぐもの」でもあるものとしてでてくる。
このシーンの幻想感、トリップ感はなんというか、言葉に表現できない。時空を超えて、絶対に永久に触れられない、でも、つながっている、という感覚。
景色、風景がきれいなのも良かった。新宿、四ツ谷、市ヶ谷、千駄ヶ谷辺りは見慣れた景色だったので、あー、あそこ、と思うのも楽しい。
音楽も、ストーリーと絵柄に調和していて気持ちよく観れた。
とても完成度が高い映画なんだけど、気になるとこもあった。
彗星(隕石)の衝突で出来たクレーター(もしくはそのようなもの)が、複数あってわかりにくい。
たぶん4つ(?)あると思うんだが、勘違いかも知れない
1. 昔落ちた隕石由来の、御神体があるとこのクレーター
2. 昔落ちた隕石由来の、今は池になっているクレーター
3. 昔落ちた隕石由来の、今は街になっているクレーター
4. 今落ちた隕石由来のクレーター
(1, 4以外は、隕石由来の地形であるとは映画の中で言われていないので、単なる噴火口跡のようなものとも解釈できるのか?)
今見てるのは何のクレーターなのか、もっと分かりやすくしてほしかった。
あと、「設定の不自然さ」。
2人の入れ替わりがたとえ数週間だったとしても、名前、住所などを書き留めたりしない、などということはあり得るか?
入れ替わっていないときに電話を一度もしなかったというのも不自然だし、仮にそうだとして、メール(LINEとかのSNS含む)すらもしないというのは、今の若者の感覚としてちょっとありえない。
そして、3 年間のズレは、かなり容易に気付けたはずだ。テレビ番組、新聞、ニュース、友達との日常会話…。はやりのドラマの話を全くしないですごすということはあり得るだろうか?
2人は序盤の段階では、相手側の「名前」「住所」を書き留めることと、「3年間のズレ」に気付くことは、ストーリー上禁止されていた。
だからこんな不自然なことになったんだが、この辺の理由を匂わす程度でもちょっと言及しておけば、「この辺はストーリー上の都合だよね」と冷めた気持ちを持ってしまうことを防げたかもしれない。
たとえば、入れ替わってる間は現実感がうすくて夢心地で、自分の住所を書こうと思っていてもなぜか忘れてしまう、とか。
共通点はすれ違い
「雲のむこう、約束の場所」「秒速5センチメートル」からお気に入りの新海誠の新作ということで、楽しみにしており、ようやく見れた。
過去の作品はどちらかといえばせつない作品で「別れ」が多かったが、今回はハラハラドキドキしつつ「つながる」ってところが最大の違いであるが、「すれ違い」ってところは共通点。
ネタバレになるから書かないが、こんなすれ違いもあるのかとなにげに新鮮だった。
メジャーになりすぎたことで、新海誠感が消えるかもって思ったが、そんなことはなくスケールが大きくなった傑作であった。
シンゴジラは眠くて糞つまらなかったけど、こっちは最後まで目が離せなかった。
本当に映画館で見れてよかった\(^o^)/
鉄板ネタだけど
不思議な話
たんだん重大な問題にぶちあたります。それを乗り越えたら世界が変わったみたいになります。ですが、変わったあとの世界では別の大切なものを失います。
最後は恋愛成就ですが、…個人的にはあれは擬似ハッピーエンドだと思います。
ただ、こんな解釈をすればいいかも。
「世界が変わっても心では通じるものがあり出会いは必然」
本当のことはワカラナイ部分もあるので
個人個人の解釈にゆだねられている、気がします。
明日また編集するかも
圧倒的な画力に驚嘆‼
鳥肌マジック
満席に驚きました
ネタバレです
前評判のシン・ゴシラを見に行ったらあれっ?お客さんは??だったので
こちらもかな?と高を括りサービスデイに娘と行きました。
そしたら都合のいい時間は既に完売仕方なく娘だけ観ることに。
諦められないので用事を済ませて終電を心配しながら最終回に私も滑り込みしました。
やはり満席でしたね。
観る価値あると思います。
音楽と映像が素晴らしい
ファンタジーの中のリアル
遅ればせながら…
もっと早く見たかったのですが、乗り遅れた感がある今更に見ました。
隣にいる誰かをそっと抱きしめたくなる、そんな映画です///
小っ恥ずかしいことを言ってしまいましたが、私は彼女もいない童貞ですorz
切なくなるので、私にはある意味拷問です(笑)
いつか現れるかもしれない君の名を知りたいくらいです。
最初は異性と体が入れ替わるという、ある意味古い設定をコミカルに、けれどある程度のリアリティを保ったまま描いています。なんかエロいです。
よく言われることですが、新海誠監督は二人の間の空間的、時間的距離というテーマを繰り返し描いています。
特にラストシーンは以前のサガミコンドームのcmを思い出しました。
コンドームのcmを比肩させるなど新海誠ファンに憤激されそうですが、カンヌ広告祭の金賞を取ってたやつで結構感動的です。それも恋人同士の距離を描いたものでした。
エンドロールを見ていると、沖浦啓之、黄瀬和哉、錦織敦史、岩井俊二などそうそうたる面々が参加していて驚きました。
文句なしの青春映画!!!
見ていて素晴らしい気持ちになったし、色々なシーンに感動して、涙が出ました!瀧と三葉は実は知らない間に運命で繋がりがあって、そこで物語の深みを感じました。タイトルがセリフとして使われるシーンが何度も見られますが、その使い方が上手で聞く度に胸が締め付けられるようなもどかしさを感じました。(感情移入ってやつですね笑)また作品の時代設定からして現在が2016年で3年前が2013年だったからこそできた作品なんだとも感じられました。その頃からスマホは普及してましたから、3年前という設定にしてスマホを使わせたとしても違和感はありませんよね?笑。だからこそ、瀧は途中のシーンまでは実は過去の人である三葉とやりとりをしていたということになるわけだし、全く違和感なくこちらが騙されました笑
本当にいろいろな意味でよくできた作品です!学生のうちに見ることができて良かったです!!!
決して忘れてはいけない人たちを、 心に刻み続けないといけないんだね。
断っておきますが、
新海誠監督は観たことありませんでした(笑)
絵が美しいと評判を聞きつけて、
アート目当てで劇場へ。
熱烈なファンの方と、
早くから始めた宣伝キャンペーン効果で、
平日昼でも劇場は超満員。
新宿ピカデリーの大箱で、
初めて座った前から3番目の席で、
首が痛くなりました。
美しい背景画と大胆かつグラフィカルな構図で、
期待通りのクオリティ。
都会と田舎のシンメトリーな光の表現。
大変勉強になりました。
けどお話は転校生などでよくある入れ替わりものかぁ。
なんて舐めてましたが、
中盤には完全に物語に引き込まれましたよ。
すべてのシーンに伏線がはられていて、スキがない。
劇中で半分はわかりましたが、
劇場からでてから「ああそうか!」の連続。
こんな経験、初めてかも。
「投げっぱなしでワケわからん!」というレビューを、
各サイトでずいぶん見かけましたが、
それは拾いきれてないからでしょう。
僕も仮説なので、もう一回観なきゃなぁって感じ。
映画って観客と一緒に創られるもの、
と思っている僕は、
久々にすごい映画に出会った気分です。
いやはや新海誠監督あっぱれです。
すべての作品を拝見させてもらいます。
大好きな神木隆之介くんは、声優もうまいなぁ。
RADWIMPSの詩的な楽曲も、
映画音楽としてのバランスも考えられていて、
素晴らしかった。
キャラクターはもう少し、
リアルだと良かったかなぁ。
ネタバレするから書けませんが、
せつなすぎるストーリーで、
思わず僕は3.11に重ねてしまいました。
決して忘れてはいけない人たちを、
心に刻み続けないといけない。
制作者はそんなメッセージを、
投げかけているのかなと思いました。
SFファンタジー邦画として、
近年まれにみる名作ですね。
過大な期待は禁物
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