君の名は。のレビュー・感想・評価
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新海作品、綺麗&面白いんだけど。
新海作品、『言の葉の庭』に続き2作目。
変わらず美しい背景映像に、
思わずため息のでるような瞬間も多々あるし、
ストーリーも面白く、
特に、よくある男女入れ替わりにとどまらない展開になってからはますますぐっと引き込まれ、気持ちが離れる瞬間はなかった。
が、なんだろう。
『あれはどういう事だったんだろう?』
と映画後回想したり咀嚼したりしなければ
なかなかより深い理解にはつながらない部分もあって、咀嚼する分だけ記憶には残るんだけど、純粋に心揺さぶられるとか、感情が刺激されて涙が込み上げてくるとか、そういう部分が他の代表的な映画と比べて多かったかというと、そこまでではなかった、という感覚。
単に私の理解力がないだけなのかもしれないが…。
もちろん面白かったし、
ワクワクしたし、
綺麗だったし、
映画としてはもう十二分に楽しませてもらったのだけど、
どうしてもアニメ映画だと宮崎駿のものと無意識に頭の片隅で比べてしまうところがあって、
それらからこれまで自分が得たものと、
今回この映画で得たものを天秤にかけたときに、
やはりどうしても宮崎駿アニメの方に軍配が上がってしまう。
…比べる必要は全くないのですけどね笑
そんな感じだったから、
どうしても、この映画がいま日本でトップを独走している様子を、
なんとなく距離を置いて見ている、
そんな心境です。
…にしても、エンターテイメントとしては、やはり素晴らしい作品なんだと思います。
「恋愛映画」というカテゴリ
是非、映画館で見てほしい。
観客が息を止め静まり返る。
この映画で最も秀逸なのは
「音」による演出だと思う。
RADWIMPSの音楽も然り
「無音」もその一つだ。
(本当はBUMP OF CHICKENが良かったんじゃないのとか思ってしまうが)
ストーリーは、まあ普通に面白いし、絵柄も綺麗で声優も上手い。
ただ、好き?って言われると「ん?」となる。
見る価値あるよ、是非劇場で。でもDVDはいらないし、DVDで見るのもオススメしない。。
ここまで評価が高いのは「ネットで映画を評価することが多い世代」にドンピシャにハマる映画だからかな、と、鑑賞中に思いました。
あ、でも泣けるので、オススメですよ。デートとか友達と見るのにオススメ。
あるサイトで恋愛映画にカテゴライズされていたが、恋愛としては、通い合う気持ちがとっても素敵だった。
面白かった
新海作品の魅力
過去の新海作品同様、彼の最大の魅力である背景や光の陰影の美しさは際立っていた。
ヒロインの住む広大な自然が溢れる山奥の風景と、主人公が住む大都会東京の人工的な美しさがどちらも素晴らしく細かく表現されていて相乗効果で目を見張るものがある。
そこは期待通りだったが、肝心のラブストーリー的視点で見ると、ヒロインが主人公のどこに惚れて主人公がヒロインのどこに惹かれたのかが明確ではなかったと思う。
表現のわかりやすさだけが全てでは無いと思うが、二人は体と互いの生活を共有しているとはいえ、お互い密なやり取りがあるわけでもなく、なんとなく関わり、日記と少しのイタズラで交流していくわけだけど、その中で好きになるキッカケがわからない。
視聴者目線で言えば、ヒロインが悪口を言われて主人公が怒る所や山道で祖母を背負うシーンなどで思いやりがある人格が見て取れるが、ヒロインはそれを見ていない。
ヒロインの恋が発露したタイミングとしては主人公がバイトの先輩とデートするように仕向けた所だと思うが、それまでに主人公とのやり取りで細かな表情の変化や仕草があったわけでも無いし、なんとなく好きになり、なんとなく離れがたい。だから会いたい。その程度の関係に感じた。
入れ替わりという特異な現象が相手を特別に思う理由の全てで、互いの性格や言葉に揺り動かされたシーンが無い。
(あえて探すなら口噛み酒を奉納にきた主人公とおばあさんの組紐についての会話だが。)
だから、交流が途絶えた途端に二人がお互いを突然恋愛対象として想い始めているようにみえ違和感を覚える。
ストーリー終盤で、隕石による町の壊滅を食い止めようと、まわりの友人を巻き込んで世界を変えるような大きな事を(爆破、避難等)企む所や、やたらと走りまわり坂道を転がって傷つきながらも主人公の言葉にヒロインが奮起する姿は、細田守監督の「サマーゲーム」や「時をかける少女」の名シーンを彷彿とさせた。
溢れる
切なさが止まるところを知らない。
冒頭のテンポのいいやり取りを見つつ、最終的には、胸が締め付けられるような切なさを抱くのだろうなと思ってたら、見事にそうなった。
賑やかに、でもとても静かに2人のエピソードが紡がれていく。
なんでもない台詞に涙したり。
でも、その涙の理由が自分でも分からない。
きっと流す場所も理由も人によって違い、その理由に本人すら気づかない。
そのくらい心の深くに響いたのかも。
音楽とのシンクロ具合が、異常なほど良くて、煽られまくった。
絵がとても美しい。
この国の近代的な美しさと古来から受け継いできたであろう美しさを堪能できる。
そして、ショッキングでパワフルだ。
逢魔ヶ時に重なる空間。
もどかしくて、もどかしくて…すぐそばに居るのに触れられない切なさといったらない。
お互いの感触を確かめられた奇跡とそこに至る演出がとても好きだ。
心が騒いで、ざわついて…気持ちが体内を駆け巡ってたような時間であった。
ただ…発電所の爆破は、ちょと受け入れられない。そこまでの理由に全く納得がいかなかった。
後は…複数回観に行きたいにはならなかったなあ。
あまりにも
新海監督の作品は秒速5センチしか、知らないけれど、「君の名は」はこれとあまりにもプロットが似過ぎで、ちょっと興醒めでした。秒速5センチの感傷的な物語が年寄りオヤジの自分にはさすがに合わなくなってるなぁと感じていて、多分、今回のお話しも似てるんだろうと思ってました。なので、正直食指が動かなかったのですが、たまたま、見たかった映画の時間に遅れた、だったら、話しのついでに見てこようかと思ったのが本日の鑑賞となりました。
確かにストーリーは良くできていると思いますよ。でも、過去に自分の作った、とってもおセンチなプロットをベースに、古典的な入れ替わりと彗星衝突、さらにはひと昔前の宮崎駿的な神話物語を持ってきて、美味しいところつなぎ合わせたに過ぎないとしか思えない物語。そのマーケティング的なつなぎ合わせは、確かに抜群かもしれないが、どこにあんたの、今回のオリジナリティがあるねん、と問い詰めたくなりました。
これなら、秒速の方が、純化されてる分だけ、まだいいような気がします。鑑賞者のウケを狙って、商業的にいいもの作る必要があるのはよくわかります。でも、だからと言って、興行収入200億もいく、その時代を象徴するような作品じゃないし、宮崎とか、庵野とか、ひと昔前の押井とかのような、とんがった作品で世の中に問いかけたい、という思いを感じさせるわけでもない。
例えて言えば、最近のiphoneのアップル社みたい。革新性を無くして、単にマーケティング的に顧客志向が突き進んだだけ。それでも、その感性に訴える完全性はさすがだけれども、映画にも同じような評価がされるべきなのか。軟弱な世代に受けて売れるのは構わないが、聖地巡りが出現するレベルまで世の中に有り難がられる風潮は、ほんと、どうかしてると思う。アップルが日本だけ売れ続けていることと根っこは一緒かも知れないけれどね。
珍しく辛辣ですが、とはいえ一方では私自身はアップル派なもので、顧客志向に徹したお話しには、全くもって感服する次第ではあります。そもそも、題名からウケ狙いだし。
次回の新海監督が期待だな(^^)
ジブリやディズニー以外のアニメ映画を見るのは初めて! まず、映像が...
眼に一杯の泪を浮かべた、
見に行かなくてもよかった
怖い。
個人的に引き付けられないし、震災のこと思い出させるような描写がつらい方もいると思う。
忘れる=震災を無かったことにする ような気がして泣いてしまった。助かればそれでいいんだろうか?災害を恋愛のネタにしているような気がしてならない。
絵は綺麗でとてもいい。
衝撃
回数を重ねる毎に違った感動がある
不思議な魅力の映画
なんだろう、自分でもなぜこんなに惹きつけられるのか分からないまま5回も観てしまいました。
もっと感動した映画もいくらでもあるし泣いた映画もある。でも5回も観にいってそのたび釘づけになった映画なんて他にない。
映像美がーとか瀧と三葉の想いがーとかRADの曲の入り具合がーとか理屈はコネられるけどどれもピンとこない、うーん。
それこそラストの瀧くんのセリフ、「なぜ今はない町の風景にこんなにも胸を締めつけられるのだろう」という気分。なぜ最初軽い気持ちで観にいったアニメ映画にこんなにも胸を締めつけられるのだろう。
聲の形のほうが同じアニメなら人に勧めやすい、あっちのほうが魅力がわかりやすく伝えられるし、万人向けだし。でも君の名は。に強烈に引き寄せられることもこの作品が興行収入100億円超えたのも事実なんだよなぁ。
不思議な映画です。
きらめく世界の余韻に浸る
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