君の名は。のレビュー・感想・評価
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アニメって「実写」を超えるんだな
ずっと引っかかってた映画。
捻くれてる性分なのか
ここまでヒットすると
逆に見に行きたく
なくなっていた。
ジブリ以外の
日本のアニメを
劇場で見たのは
何年ぶりだろう?
そもそも
実写でなく
アニメで映画を作る必要性って
何だろう。
今回分かったのは
時にアニメは
実写を超える
リアリティと
説得力を生み出す
ということ。
CGアニメではない
セル画のアニメなのに
とことんまで
リアルにこだわった映画だった。
動き、仕草、細かいカット割り。
だったら、実写でいーじゃん。
と、思いたくなる。
でも、ここまで
アニメで作り込むことによって
一つ一つのシーンが
実写よりも
「リアル」になっていた。
全てのシーンに
命が吹き込まれるという感じ。
実写だと、何も引っかからずに
流れてしまうようなシーンでも
アニメで、しかもここまでやられると。
脳裏への焼きつき方がハンパではない。
雨が降り出して紅葉にあたるシーン。
バイトの先輩がタバコをふかすシーン。
レール目線の、色んな「引き戸」のシーン。
この映画でなかったら
ここまで記憶に残らないだろう。
もし、この映画が
アイドル俳優と
アイドル女優で
実写化してたら?
中途半端な
CGで彗星を表現してたら?
おそらくここまで
ヒットしなかっただろうし(^^;)
自分も見に行かなかったかもしれない。
主人公の二人の
声優さんが
本当に素晴らしかった。
特に上白石萌音ちゃん‼︎
正直、初めまして、
ぐらいの知識しかなかったけど、
本当に良かった。
プロの声優さんだと
ディフォルメが濃すぎる
場合があるのだけれど
彼女の場合は、その塩梅が
素晴らしく心地よかった。
ぜひ、女優としての作品を
見て見たいと、思いました^_^
アラフォーのおっさん一人で
この手の映画は、、、、
と、思ってるそこの貴方^_^
ぜひ見に行ってください^_^
性別、年齢問わずて
楽しめると思いますよ^_^
ストーリーは多少強引ですが
テンポの良い展開と
RADWIMPSの音楽が
あっという間にストーリーに
引き込んでくれます^_^
見終わって劇場を出たら
ちょうど夕暮れ時でした。
良い映画に出会えた時だけに感じる、
幸せな気持ちで家路につけました^_^
「前前前世」から、君と僕は……。
ネット上や、マスコミでは、本作について、やたらと騒がしいですな。
僕なんかは、根っからのひねくれ者で、おまけに「四捨五入すると還暦」オヂさんです。
「メガヒットなんて、誰が観てやるもんか」と当初は思っていましたが、予告編を見ると……
美しい映像と、その世界観にヤラレました。
劇場にいってみると、やっぱり十代、二十代のカップルが多くいましたね。
彼氏や彼女を誘う口実には、本作はもってこいの「デート・シネマ」なのでしょうね。
青少年諸君!!
不純な動機で映画館に行くのは、大いによろしい!
青春とは「不純」や「よこしまな心」そのものであります。
もしかしたら、お相手の方と、次のステップに進めるかもしれませんよ。
まあ、そのあとは自己責任。
いろいろと、ヨロシク、ヤっちゃってちょうだい。
え~っと、なんでしたっけ。
そうそう「君の名は。」ですよ。
監督は新海誠さん。
僕は「初体験」なんですけど、まず思ったこと。
「えっ、今更このネタ、ブッこむの?!」
作品の背骨と言っていい、ストーリーのモチーフが、もうそれこそ、何回も使い古されたネタばっかりなんですね。
まずは「男女が入れ替わるテーマ」は、かつて大ブームとなった、大林宣彦監督の「転校生」
実はこの「男女逆転ストーリー」
その発想は、800年以上前に遡ります。
平安時代後期に書かれた「とりかえばや物語」がそれです。
漫画にもなっていますし、現代語訳も多数あります。
特に田辺聖子さんの「とりかえばや物語」は名訳でしょう。
本作の主人公「宮水三葉」の声は、上白石萌音さん。
「舞妓はレディ」
での100%混じりっけなしの、ど田舎出身者、というキャラクターが素晴らしかったですね。
21世紀の現代日本に、こんな女の子がいたのか! という驚きがありました。映画というのは、ときどきこういう奇跡を起こすんですね。
さて、女子高生である宮水三葉は、代々続く神職の家系に生まれました。
神社には古くから伝わる、古式ゆかしい『年中行事』というものがあります。
そこで彼女は神様に奉納する「舞」を踊るんですね。
さらには、彼女自身が、お神酒を作って御神体に献上します。
このお酒の作り方、ちょっと”ギョッ”とする方法なんです。
まあこれは映画本編をごらんください。
21世紀のハイテク日本社会で、いまだに古式ゆかしい世界観が展開される本作。
これまでの日本のアニメにおいて、このような土着の神様との関わりについては、
「となりのトトロ」
「もののけ姫」
「千と千尋の神隠し」
など、ジブリ作品で、もう散々、描かれてきた「ネタ」なんですね。
トトロだって、猫バスだって、アニムズムから派生してきたもの、と見ることができるでしょう。
また本作では、もう一人の主人公である、都会の青年「立花瀧」が、自分の体に憑依した、田舎暮らしの女の子に会いに行こうとします。
ここで彼は、ある衝撃的な事実を突きつけられるのですが……。
この作品、都会と山村における、日々の暮らしの違いを、実に丹念に描いて行きます。
それにより、あまりにも違いすぎるお互いの暮らし、生活様式。
その対比の鮮やかさを、クッキリと際立たせることに成功しています。
それに、アニメによくありがちなんですが、本作でも、宇宙と関係があるんですね。
1,000年ぶりに、とある彗星が近づいている今の日本、という舞台設定なんです。
ありふれた日常生活と、唐突にSF的な宇宙観とを結びつける、ということでは、膨大な作品を残した漫画の神様「手塚治虫」をはじめとして、松本零士さんなど、一連の系譜があります。
そして何と言っても筒井康隆さんの「時をかける少女」を忘れてはなりません。
本作でも「これって”時かけ”のパクリ?」
と思わせる、時間と空間の瞬間移動が出てきたりします。
もちろん、それは最新の量子理論や宇宙論に裏打ちされています。
それにどうやら、平行宇宙論の考え方さえも取り入れているように、僕は感じました。
本作の特筆すべき点は、すでに使い古されたモチーフ、テーマを、いわば「物語のリフォーム」によって、あっと驚くような最新作として、僕らの目の前に投影させた事にあります。
こんなにも「古い」のに、こんなにも「新しい」。
最後に音楽について。
56歳の僕にとっては、劇中音楽がちょっと過剰な感じ。
これは、若い人たちにはちょうど「良い加減」なのかもね。
テーマ曲を演奏するのは「RADWINPS」
ボーカルの野田洋次郎さん。
僕は、彼が俳優として主演した「トイレのピエタ」が目に焼き付いて離れないのです。
こんなにも「儚い」存在感を持った若者が、今、ほら、そこに立っている。
もうそれだけで、胸がいっぱいになるような作品でした。
彼のバンドと音楽。その、激しさの中に「仄かに」感じられる「儚さ」
それが多くの日本の若者を虜にする理由なのかもしれません。
もしかすると、平行宇宙の時空に漂う「古えのニッポン」
そこには
「もののあはれ」「人のあはれ」
という「言の葉」が、量子論的な混沌さで「フワふわ」と漂っているのかもしれません。
この手で、その言葉を捕まえようと手を伸ばすと、突然、姿を消し、他の平行宇宙へ消え失せてしまう。
その時空間は、現在と過去がゴッチャゴチャに混じり合った、カオスの世界なのかもしれません。
そこから「コトノハ」を体に降臨させ、歌詞を作り、曲を作り、そして物語を紡ぎ出す。
新海誠監督、そして野田洋次郎さん、彼らは異次元空間と交信できる、現代における、ある種の呪術使い、シャーマンたち、なのかもしれません。
細部までこだわりを感じる素晴らしい作品
三葉と瀧。
新海誠作品を見るのは初めてである。人間の記憶の不確かさについて非常に勉強になった。二回見ました。
黄昏時(カタワレドキ)がキーポイント。彗星衝突。田舎と都会(新宿四谷千駄ヶ谷)。男女入れ替わり。未来と過去の入れ替わり。巫女、口噛み酒。ほかにiPhone、祭り、組紐、高校生活、都会でのアルバイト、災害対応など。三年の時間差と五年の月日。高校三年の三葉は、東京の瀧に会いに行き、散々な目に会っていた。
2016年の秋に高校三年の瀧が、飛騨の山奥に彼女に会いに行き、彼らを救わなかったら、五年後つまり、2021年にみつはに会うことはできない。2016年の瀧が、糸守の歴史を変えたあと、瀧に会うまでのみつはは、なにをやっていたのだろうか。ややこしい映画だ。
飛騨旅行の後、瀧は普通に大学へ進学し建築を学ぶ。あこがれの奥寺先輩は結婚した。瀧は、千駄ヶ谷で三葉と再会する。
良かったのは、飛騨の三葉が思い立ってまだ中学三年の瀧に会いに東京に出かける場面だ。「夢の中」で何度も 東京に来ているにも関わらず、三葉は、瀧をなかなか見つけることができない。しかし、夕方の通勤電車の中で瀧を見つける。しかしその時点の瀧はまだ三葉のことを知らない!
時間軸の違う二人がコミニケーションすることは可能なのかという問いが発生してくる。多分ここがこの映画のキモだ。しかも、瀧にとっては、三葉は、瀧の住んでいる時間軸ではすでに死んでいるのだから。いや、だからこそ可能なのか。瀧はある方法で別の時間軸へ移動し、三葉たち住人を助ける。正確には、助ける手伝いをする。滝の住む時間軸でも歴史が変わり、三葉は生きている。司と奥寺先輩は、三葉には会っていないのだから、すべてを瀧の幻想と片付けることも出来る。瀧の執念が三葉を蘇らせ、ちょっとだけ(ちょっとではないか)現実を書き換えることに成功した。彗星が同じ場所に落ちることはほぼありえないだろうが、この映画もありえないくらい良くできている。
観客動員数が伸びたのはおそらく、二度三度見ているファンが多いからたと思う。どこかで読んだが、村上春樹の「ノルウェイの森」に似ていなくもない。あれは60年代を舞台にしたフィクションであり、こちらは2010年代のフィクションという違いはある。
現在のわたしが過去に生きていた女性を体験する。いっぽう、みつはの方は、三年後の東京のど真ん中に住むイケメン男子高校生を実体験する。
映像が素晴らしい。音楽との融合も素晴らしい。
編集もすばらしくよかったです。
田舎の三人と都会の三人の対比も面白い。糸森まで送ってくれる高山のラーメン屋さんも良かった。盛り込みすぎな感はありますが、わずか2時間弱で震災前後の日本人の大事な記憶を蘇らせ、生きる希望さえ与えてくれるこの作品は、稀有である。
心震えた
他の作品と比べると。
ノスタルジックな画に感動
評判ほどではない
大ヒットが分からない
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