君の名は。のレビュー・感想・評価
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緊張した
この類の映画は、風呂敷広げすぎて御都合主義になつまたり、監督の「こういうシーン撮りたかった」だけみたいな演出ばかりだったりとガッカリすることが多いが、そんなことはほぼない。
前半は本当に良いテンポで無駄がなくわくわくした。
しかし、前半良くても後半で失速する映画は多いし、
とくに時空移動系はどうしても矛盾を隠しきれなくなることがあるので、そうならないでくれと最後まで緊張しながら見てた。
また、時間の短さから感情の原因がわからないがっかり演出で台無しになることが多いがそれもなし。
みつは(たきくん)が父さんに祭りを中止するように訴えるシーンの父の表情で物語の背景まで伝えるなど細部への拘りと脚本の綿密さ。
ここでは伝えきれない感動がありました。とにかく監督の細かい拘りがすごい。
穴だらけの脚本を、圧倒的な演出力と映像美で補うストロング・スタイル!
立花瀧と宮水三葉、不思議な縁で結ばれた2人の運命を描くボーイ・ミーツ・ガールSFアニメ。
監督/原作/脚本/撮影/編集は『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』の、日本を代表するアニメーション監督・新海誠。
都内で暮らす男子高校生、立花瀧を演じるのは『千と千尋の神隠し』『サマーウォーズ』の神木隆之介。
糸守町で暮らす女子高生、宮水三葉を演じるのは『舞妓はレディ』『ちはやふる』の上白石萌音。
瀧くんのバイトの先輩、奥寺ミキを演じるのは『モテキ』『海街diary』の長澤まさみ。
三葉の同級生、勅使河原克彦を演じるのは『残穢 -住んではいけない部屋-』『ONE PIECE FILM GOLD』の成田凌。
新海誠監督の過去作『言の葉の庭』のヒロイン、ユキちゃん先生がゲスト出演しており、声優も引き続き花澤香菜が担当している。
第40回 日本アカデミー賞において、最優秀脚本賞を受賞!
第42回 ロサンゼルス映画批評家協会賞において、アニメ映画賞を受賞!
全世界興行収入3.6億ドルという、言わずと知れたメガヒット作品!
新海誠監督の名前を広く世間に知らしめた一作でもあります。
新海誠作品に苦手意識がありリアルタイムでは鑑賞しなかったのですが、何気なく観た『天気の子』が素晴らしかったため、この作品にもチャレンジ!
初見とはいえ話の筋はほとんど知っているという完全ネタバレ状態で鑑賞したのですが、それでもとっても楽しめました♪
いやぁ…。そりゃこれは売れるわ…。凄いクオリティ✨
新海作品特有の繊細な映像美はそのままに、天才作画監督・安藤雅司を筆頭にした一流アニメーターたちによる丁寧で説得力のあるアニメーションが、画面狭しと躍動する。
これぞまさに、日本アニメの面白さそのものっ!
声優陣の熱演も見事。
神木隆之介の表現力もさることながら、長澤まさみが上手すぎて、エンドクレジットを見るまで本職の人かと思ってました。
何より故・市原悦子さんの落ち着いたボイスが心地ええ…。
そしてここぞ!という最高に気持ち良いタイミングでRADWIMPSの音楽が挿入!エモい…🫧
脚本には既存のエンタメ要素がこれでもかというぐらい詰め込まれており、まぁ多少の節操の無さは感じるものの、非常に楽しい♪
ボーイ・ミーツ・ガールに男女の入れ替わり、タイム・リープにミステリー、パニック映画要素までありますからねぇ…。これは娯楽要素の宝石箱や〜💎✨
正直、脚本は突っ込みどころ満載であります。
流石に3年のタイムラグには気付くだろ、とかね。
特に葛藤なく三葉に協力するテッシーとサヤちゃん、とんでもない規模の爆薬で変電所ぶっ飛ばすトンデモ展開、重要人物かと思いきやほとんど話と関係なかった三葉のパパ&おばあちゃん。等々…。
ツッコミだらけの脚本ではあります。しかしそれがあまり気にならなくなるほどのスピーディな展開!とんでもないクオリティのアニメーション!!そしてアツアツな物語の熱量!!!
いやー、観ていて心地良かった♪
…まぁ、脚本の粗が気になって映画にノレなかったという人の気持ちもわかるけど😅
クライマックスのシーン、これまでの新海作品を観ている人なら「どうせすれ違ったまま終わるんだろ?」と思った筈。
ところが、それを裏切るハッピーエンドでの大団円!いやぁ、気持ち良い!
やっぱり青春アニメはハッピーエンドが大事だよー。
これまでの新海作品とは明らかに狙いが違う、非常に大衆的な作品。
『君の名は。』以前の作品が好きな新海誠ファンも多分に存在していると思うのですが、個人的にはエンタメ思考にシフトした新海作品の方が好き💕
頭を空っぽにして楽しめる、非常に優秀なエンターテイメント・アニメです✨
ミツハLOVE
毎度ノーデータで観るので話の展開は意外でした。序盤の若者のちょっとした恋バナから、「時をかける少女」的要素を経て、ディザスタームービー要素もあり、結構忙しい内容で無理も多く、そこを汲める人と汲めない人で意見は分かれるのでしょうが、概ね好評だから日本アニメ歴代のベストに食い込んでくるんでしょうね。自分は、アニメだから許される要素、として汲みました(いい人)。
も一つ驚いたのは、RADWIMPSの歌が前面に出てるシーンが多く、MVのような、TVアニメのような映画だとも思えました。新しい映画のスタイルとしてはいいと思います。
巷で言われている絵の綺麗さは、噂に違わぬ細やかさ。特に、田舎の自然の綺麗さは他のアニメでもよく見ますが、都会がこんなに綺麗に描かれているのは初めて見た。雨の歩道のシーンとか実写と見紛う程。
大ヒットする要素は多々見られ、誰でも入り込める内容でもあり、一見の価値はある映画。自分は田舎育ちな所為か、タキくんよりもミツハちゃんに感情移入してました。
アニメーションとは思えない映像の美しさと見事なストーリー展開!
何と言っても「夜空の彗星」は、アニメーションだということを忘れてしまうほどの美しさだ!冒頭から目が釘付けになった。
三葉と瀧くんが入れ替わる。はじめは、付き合ったばかりのカップルのような可愛さがあり、トラブルやケンカをおもしろおかしく見ていたが、実は、彗星の隕石衝突を知らせるためという。三葉が巫女だからか、神がかっているストーリー設定だ。
かたわれ時に、出会うはずのない三葉と瀧くんが時空を超えて出会う。太陽が沈む美しい光景と相まって、神秘的な瞬間だった。2人の相手を想う気持ちが痛いほどわかり、切なく涙が溢れた。
声優は、瀧くんに神木隆之介、三葉に上白石萌音…2人の迫真の演技力と絶妙なタイミングで入ってくる絶妙な歌詞のRADWINPSの挿入歌で、どっぷりとストーリーに入り込んでいった。
ジブリに代わる新世代のアニメ登場だね!
ほとんどのアニメ苦手ですが
私はアメリカ暮らし、子育てもほぼ終わった大人ですが、とても楽しめました。
今週12時間の飛行機で見ました。最初前半は、面白いけど、グイグイ引き込まれることは無いなと思いましたが、いくつか疑問をいだきつつも、最後は幸せになれました。2回目随所で止めて確認しながら見て、なぜか2回目のほうがもっとハッピーになりました。その後ハリウッドの人気作を見、ここで普通なら寝るか次の映画に行くところですが、この作品に戻って、眠い目をこすりながら、到着まで行きつ戻りつ、何度も見返さずにはいられませんでした。こんなことは初めてです。
今日Wikipediaであらすじを読んだところ、なぜか映画を見たとき以上に、涙がこぼれてきてびっくりしました。
私が気になったのは、みつはが会いに行った時、瀧は中学生だったのに、変に思わなかったのかということ、高校生が防災無線乗っ取ったり、変電所爆破したりしないだろうと言うことなどですが、それもこの作品の一部であり、全体の感動からしたらささいなことに感じられます。
3年の違いに気づかないことについては、時空を超えて心の入れ替えを起こせるほどの神秘的な力にとって、年や曜日の違いを意識させないようにすることはたやすいことだと思います。実際私達も、夢の中だと、無茶苦茶な設定でも疑問に思わないまま行動しますよね。
携帯で直接電話やラインしてないのも、最初からやってるけど、当然通じないので、お互いの携帯に書き残すことをやってるんでしょう。
因みに私は宮崎駿映画ではカリオストロの城の大ファンですが、その他の作品はそんなに面白いとは思えない人です。ディズニー映画は全然面白いと思えません。
君の名は。は、アメリカではあまり知られる事なく終わったようですが、見た人の評価は非常に高いです。
同じ作品を面白いと思う人思わない人、いろいろいていいと思います。私の場合を挙げさせていただきました。
ひねくれてる人が見てもそこそこ楽しめます
こんなに話題になっているなら見なきゃなーと思いつつ、かなり今さら見ました笑
男女が入れ替わるというこすられた内容でありながらも隕石の話が入ることでストーリーにオリジナリティが生まれ、楽しめました。
はじめの方はジブリチックで正直退屈でしたが物語が動き始めてからは面白くて不覚にも泣けました。意識してるかは分かりませんが、3.11と重なる部分もありました。
青春とか恋愛とか興味なくても人を救うってところで共感できると思います。
こういうのが流行るってことは意外と今の若者も冷めてないんだなーって思いました
奇跡的な作品
本当に大好きな作品です。
邦画、洋画、アニメ作品問わず映画が好きで、
ジブリ、細田守監督、新海誠監督は、
ほとんど全て鑑賞しています。
君の名は。は、
もう何度も鑑賞していますが、
アニメーション映画で一番好きな作品です。
三葉は瀧くんに会いに行ったが
分かってもらえない理由
→ 2人の間には3年のタイムラグがあるので
3年前の瀧くんはまだ中3で
三葉との入れ替わりが起きる前で
まだ三葉のことを知らない
三葉が電車での別れ際
瀧くんに髪を結っていた組紐を渡す理由
→ 三葉は純粋に瀧くんに会えて嬉しかったので
自分のこと(名前)を覚えていてほしかったから
瀧くんからすると3年前に
2人は一度会っていたということに
後で気づける重要な証になる
入れ替わりが起きて何度目かで、
朝起きて、2人が涙を流していた理由
→ 瀧くんからすると
なんとなくその日(彗星が降る日)に
三葉が亡くなってしまい
もう入れ替わりは起きないと
予感していたから
また三葉からするとちょうど
瀧くんに会いにいった次の日で、
昨日会いに行ったが分かってもらえず
しかも瀧くんは奥寺先輩とデートに
行っていたため(実際はこれも3年後だが)
もう失恋してしまったと思ったから
そしてこの日に髪も切っている
これまで宮水家の女性たちが
他人との入れ替わりを経験していた理由
→ 彗星が割れて落下した隕石から
糸守町の人たちを救うため
三葉(本人)なら父親を説得できた理由
→ 本当の親子だから分かり合えた!
というのは大前提ですが
やはり亡くなったお母さんの存在も大きいかと、
父親は母は虚言癖があったと言っていたが、
母親も入れ替わりを経験していただろうから
それは虚言でなく事実だったんだと、
三葉ならしっかり説明できるだろうし
直前に中身が瀧くんのときの三葉を
目の当たりにしている父親は納得せざるを得ない
その他、深く考察したところは多々ありますが、
書ききれないので印象に残ったところのみ
書き残しました。
映像美、音楽と映画のシンクロ率、
RADWIMPSの作る音楽の美しさは、
もちろんですが、ストーリー的にも、
腑に落ちない、不自然に思う箇所が
一つもなく、本当に細部まで
作り込まれた作品だなと思います。
酷評されてる方もたくさんいますが、
私は本当に大好きな作品です。
腑に落ちないところがある方は、
私なりにでよければ解説するので、
ご意見ください!
新海作品はすべて鑑賞していますが、
君の名は。は、
今までのものとは比較にならないほど、
細かく伏線の回収がしっかりとされており、
ストーリーの完成度が完璧です。
言の葉の庭や最新作、天気の子も
良かったですが、やはりこの作品が
私の中でダントツ1位です。
これからも新海さんの作品は、
観ていきたいと思います。
三つ葉の口噛み酒のみてーーーー!
そういえばまだこの作品について投稿してなかったので投稿。
なんといっても映像と音楽に私は魅了された。
当時スクリーンで観ていて、尿意を忘れさせるほどの感覚だ。
主題歌にRADWIMPSを起用した新開誠監督は天才と言える。
私的には序盤のシーンであった「口噛み酒」が印象的だった。
私があの世界にいたら三つ葉の口噛み酒を容器ごと舐め回して一気呑みするだろう。
鑑賞後に女性友達に「口噛み酒頂戴!」と言ってドン引きされたのは良い思い出だ。
良かったけど天気の子と比べると・・・
画作が良く三葉と滝の入れ替わりのテンポは良かったけど終盤になるとテンポはさほどでもなくでも最後の2人が「君の名は」と言ってるシーンは良かったな〜と思う
でも2人の運命が変わったシーンで「この気持ち変わったのは多分あの日だった」という言葉は天気の子でもあったし次回作もあるのかな〜なんて思ってしまうけど今後の映画作品に期待は出来る
何度見ても憧れる奇跡
久しぶりに劇場で見たくなりチネチッタ川崎にてライブサウンドシアターで鑑賞。
設定に多少は矛盾があるものの、このタイプの映画にあまり現実的な辻褄性や現実性を求めずにみたら、なにか10年前の学生時代の未熟な自分を投影しながら見ることができて面白い。
10年前自分がなにを考えて、なにを正義として生きていたのか、今となっては具体的には覚えてないけどその時その時を一生懸命おそらく生きてはいたとおもう。(そう思いたい)
映画のような理論的に証明できない不思議なことがこの世に本当に存在するか否かは分からないが、人生は時に言葉だけでは言い表せない不思議なことに出会う事は確かにある。それらを頭の中だけでは理解できず、そして相手に伝える事ができず胸が苦しくなることもある。
そういう時にそれらのインスピレーションを信じて行動する勇気はとても難しいものだが、この作品を見てるとなんだか時にはインスピレーションを、本能を尊重し、それらを信じて行動する事への憧れをとても刺激される。
ストーリーに戻ると、お互い顔を合わせて直接話したこともないのに、お互いの事をどんどん知っていくうちに恋するってなんだか奇妙な恋愛。
まぁ恋愛において相手を知る事こそが一番愛を深める要因ではあるが、この作品のように相手に入れ替わる事で相手を知っていくというのはなんとも羨ましい。
結末が二人が結ばれた後の描写がなかったのが喜ばしくもあり、モヤモヤもするが、瀧君と三葉ちゃんが結ばれ幸せになってることを僕は想像しこの作品を見終える楽しみ方をいつもさせてもらってる。
どうして3年なの?
最初、男女の入れ替わりとタイムスリップを組み合わせたのがユニークだと思いました。しかし、よく考えると3年丁度のタイムスリップはどうしてでしょうか?
5年後でも10年後でも、いえ1年後でもよかったはず。でも3年後がちょうどいい、なぜなら5年以上後ではヒロインがおばさんになってしまってラブロマンスにならなくなるから?ケータイも変わりすぎて使えなくなってしまう!
では1年後では?たぶん隕石で滅亡したばかりの現場に少年が行くことができない。そういう事情で、脚本上都合のいい3年後にしたんでしょうけれど、ドラマの中ではちゃんと納得できる理由がないと作為的と思います。
いろいろ考えると、このドラマは「神さま」が隕石の衝突による滅亡から村を救うため、2人の男女を選んで、3年差で入れ替えさせた、ということでしょうか。けれども、それなら最初から隕石衝突をさせなければよかったのでは?
ほかの方もいろいろ矛盾点を指摘されておられますが、脚本的にも「都合のいい」作品だったのではないでしょうか。
どうしようかな~?
ロマン はあるが、愛は足りない
社会現象にまでなった作品ながら、入れ替わりとか手垢のついた発想で全く観る気がせず、年月が経った今、不意に何か気が向いてようやく観ました。
予想を裏切る展開に、知らず知らずに奇しくも涙…そのことに驚きを覚えました。素直に良かったです。見終わったあと、この展開は全く予想だにせず、やられたと思いました。
素直に感銘しました、が!ですが!でも!です。時間が経つにつれ、腑に落ちない点がジワジワと湧き上がってきて、むしろそれが頭から離れないのです。
まず、なんといってもなんでこの2人なのか?必然性が全く分からない。そしてなんで3年の時差があり、タイムループ出来たのか?それも理解出来ない。あんな大惨事があったのに、故郷を離れて東京で普通に生活してるのもあまりに不自然。
要はラストシーンの「君の名は?」のその一言のためのすべてだったのかなと思えてならない今日この頃、故に作品としてはやはり浅いかな、と感じました。
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