「いやあおもしろかった!」君の名は。 じきょうさんの映画レビュー(感想・評価)
いやあおもしろかった!
面白かった。何度も言うよ。面白かった。
ネタは、先日亡くなった大林監督の「転校生」とおなじ、男女の入れ替わり。しかし、そこに時空飛び越えと、隕石落下という味付け、更にはタイムパラドックスが切なさを生んでいる。
いいんじゃない?お話なんだから。
面白ければいいのさ。エンターテインメントなんだから。整合性や伏線回収に時間を割くと、サスペンスがなくなる。流れも阻害する。ジェットコースターに乗りながら、そんなこと言う人は野暮ってものさ。
岐阜あたりにあんな大きなクレーターができるような隕石が何度も落ちていたら、今頃どうなっていたのかねぇなんてどうでもいいんだ。時空を超えて二人が出会うためにはこれくらいの壮大さが欠かせないでしょう。
男の子と女の子が出会う切なさが、この話の中心なんだから。
滝くんのおかげで生き残ることができた三葉たちは、パラドックスにより滝くんと出会うことはなくなる。でも、今生でなぜか(そうなぜか)出会い、気付く。うーん切ない。名前を忘れるはパラドックスの定番。だからこその「君の名は!」
いいじゃん。ツボ押さえてるね。
これだよコレ。みんなが求めているのは。
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