「非常に出来の良い作品。・・ではあるが。」君の名は。 KIDOLOHKENさんの映画レビュー(感想・評価)
非常に出来の良い作品。・・ではあるが。
たった一時間45分の映画だが2時間ちょっとのように感じた。たぶん、内容が濃かったせいだろう。複雑な内容を巧みな作劇術で仕上げている。そして絵が上手い。
これが世界的にヒットして100億円以上の利益を出したのは非常に喜ばしいことだ。次回作にも期待したい。
音楽の使い方だけが臭い。
・・・と一旦はかいたのだが・・・
時間が経つほどに腹が立ってきた。
この作品は細田守の「時をかける少女」に、に過ぎている。思い出して見れば見るほど、気が付く。あのシチュエーションとあのシチュエーションをちょこっと変えただけじゃないか!って。しかもストーリーが似ているだけでなく演出まで似ている。監督にはそれぞれ独特の演出テイストというものがあるのだか、この監督にはない。前の作品では宮崎駿、この作品では細田守のテイストを真似てるだけだ。同時代の、それも同じアニメのそれも傑作と言われてる作品をマネるなんて・・・「私には才能もネタがありません。細田守のほうが上です」と言っているようなものだ。
次回作にはまったく期待できんな。
・・・
9年後の今、上のレビューを読み直して「やはり」と、思った。
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