「アラを消しとばす仕上げにはなまる」君の名は。 jedaimasterさんの映画レビュー(感想・評価)
アラを消しとばす仕上げにはなまる
多くの人がアラ探しされていますし、わたくしも上映後アラを、あげたくなりました。が、怒涛のように蘇る良いところの方がはるかに多く、アラなど、どうでもよく思いました。人も、情景も、細かなエピソードも、全部マルです。
5つ星に一つ足りないのは、TV版だったのでカットしてありそうなところ。カットしてる?してない?? そこ、未チェックです。
ということは、放映版がカットなしなら、そこが、私にとっての「アラ」に見えるところ。しかしそれは合わせて、「もっと描写してほしいところ」であり「もつとゆっくりみたいところ」。それが監督の本意・真意なのかどうか知りたい、というかんじですかね。
つまり、自分にとっての未解決部分を残しているので星半分残してます。
参考にしてみます。原作がある場合でも、映画は映画と思っています。しかしそれぞれ、であっても、期待できそうですね。ありがたい情報です、ありがとうございます!
気に入って映画に描かれた物語では物足りない場合、
君の名は。 Another Side:Earthbound (角川スニーカー文庫)
がお薦めです。
作者は新海さんではないですが「君の名は。」の脚本会議に全て参加した方の著作だそうです。
最後の宮水としきと二葉、三葉の父と亡くなっている母、の話は特に良かったです。
深海さんの小説版「君の名は」はほぼ忠実に映画のストーリーをなぞった作品です。後書きに自身で書かれていますが、同じ話を映画と小説で書くことにあまり意味を見出さなかったそうです。それでも書いた理由は映画だと三人称視点、小説だと一人称視点で物語が書ける点だそうです。
TV版、見ていないですが細かくても重要な所がカットされているようですね。
2度目、3度目の方が楽しめる映画でした。買うほど気に入っていて、普段映画の感想とか書かないのに何度も書くくらいで、参考にならないかも知れませんが。
見る度に誰かに感想を伝えたくなる、不思議な作品です。