劇場公開日 2016年8月26日

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「現実的で非現実」君の名は。 Evaさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5現実的で非現実

2017年8月28日
iPhoneアプリから投稿

わたしの年代からすると2人の年齢が近いので些細な生活もすごくリアル。
最後のアカペラだけの音楽がすっと心に残りました。映画と音楽の世界観の重なり凄かったです。
いつもは汚い東京もこの監督にかかると魔法が掛かったようにきらめくし、非現実的なのにとても現実味があるところおもしろかったです。

ただ、どんな場所でもそこにはその人達の生活があり未来がある、それは当たり前でこれから何が起こるかなんて誰にも予測不可能な世界なのに それを覆してしまった存在。
こうやってほとんどの住民が助かりました、なんてそんな綺麗事 、、、ともやもやとしてしまう感じが少し残りました。もちろんそれが物語というものですけどね 。

誰も彗星が2つに分かれるなんて想像しなかった ただそれを東京の人世界の人が綺麗なんて幻想的と空を見つめるだけ。

誰かにとっては綺麗な映画感動的な映画
誰かにとっては刺さる映画残る映画
誰かにとっては苦しい映画

どんなものに対してもその人によって感じることが違うけれど、
わたしにとっては現実的すぎる非現実の世界が少し苦しくて切なかったです。

Eva