「ありそうで最近無かった入れ替わりモノ」君の名は。 オノキチさんの映画レビュー(感想・評価)
ありそうで最近無かった入れ替わりモノ
よくある入れ替わりラブコメであっても年代が変わると描写が変わってくるが、最近しばらくなかった現代での入れ替わりラブコメを描いていたように思う。
序盤までは。
中盤から若干冒険モノの色が強くなり、核心に迫るにつれて揺さぶられる。緊張感を伴った田舎が舞台の冒険という意味では若干ジブリのような雰囲気もある。
ただ隕石落下というのもちょっと使い古されすぎ感があった。機動戦士ガンダム逆襲のシャアでもアイドルマスターゼノグラシアでもそうだし、最近だけでもナルトザラスト、エースコンバットインフィニティなんかも隕石落下をテーマにしている。
言の葉の庭や秒速5センチメートルのセルフオマージュもあるので、古参のファンはお楽しみに。逆に新参者は、過去作は君の名は。とは後味が異なりすぎるので観賞には注意。特に秒速5センチメートルはどうしようもなく救いが無い。このあと観るならご覚悟を。
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